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2010年9月20日月曜日

抗議声明に賛同をお願いします

=======以下、転送転載歓迎=======     

抗 議 声 明

9月15日、朝6時半頃突然、120人もの渋谷区公園課作業員、警備員、警察官らによって宮下公園が全面的に閉鎖されました。資材を搬入した後、全ての出入り口をフェンスで封鎖し、多数の渋谷区職員や警備員を並ばせ、公園の回りには40人もの私服公安刑事や機動隊などの車両を配置するというものものしさの中で強行されました。フェンスの前には「公園の利用の禁止について渋谷区立都市公園条例第7条の規定に基づき、渋谷区立宮下公園の一部の利用を当分の間、禁止します」、「宮下公園は整備工事のため、 当分の間、通り抜けできません」の張り紙。

今回の全面閉鎖は事前に何ら通告もなく抜き打ち的に強行され、公園でテント生活をしていた野宿者の1人は10数人の警備員によって腕がみみず腫れになるような暴行を受け園外に引き摺り出されました。張り紙にある「整備工事」とは、スポーツメーカー大手企業ナイキが自費で宮下公園をスポーツ施設として改造するとともに、名称もネーミングライツによって「宮下NIKEパーク」に変更するというものです。渋谷区は今年の4月に着工する(工事の請負は東急建設)と言っていましたが、私たちや多くの人々の反対の取り組みで工事はストップしていました。渋谷区は今回の突然の全面閉鎖について「樹木の剪定やごみの撤去などに1週間程度取り組むため」と言っていますが、「続けて今月内にも着工したい(東京新聞)」と言っているように、何が何でもナイキ化工事のために強行した強制排除であることは明らかです。 

さらに渋谷区は桑原区長名で、翌日16日、私たち「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」(以下「守る会」)のテントや物品、ナイキ化反対の看板などやアーティストの作品、2名のテント生活者のテント、荷物、野宿者活動団体である「渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合」(以下「のじれん」)の野宿者の荷物置き場になっている倉庫に対して、都市公園法第27条1項に基づく除却命令をかけてきました。「別紙目録の物件」は同法第6条第1項(都市公園の占用の許可)に違反しているから、9月18日正午まで所有者等の費用で片付けることを命じるというものです。これは05年名古屋・白川公園、06年大阪・うつぼ公園、大阪城公園、07年大阪・長居公園の野宿者強制排除・撤去のために抜かれた「伝家の宝刀」、行政代執行の準備に入ったことを意味します。

 しかしかつていずれの場合も除却命令前の警告後に弁明機会付与の通知がなされましたが、宮下公園では夏まつり前の8月24日、25日、26日、夏まつり後の31日の「不法占用物件を撤去せよ」との警告後、弁明の機会も与えずいきなり除却命令という法的手続きを全く無視した行為に出ています。しかも都市公園法第27条1項では物の所有者の自主的な除却を促しているのにもかかわらず、前日の全面閉鎖・立ち入り禁止で渋谷区の許可を得ないと所有物を取りにいけないという矛盾に満ちた状態を渋谷区自ら作っています。

さらには除却命令の公告には同法第3項(「過失がなくてその措置を命ぜられるべき者を確知できないとき」の公園管理者による除却の公告)の規定に基づいていますが、渋谷区はテント生活者2名の所有物であることを15日の荷物の受け取りの際の署名で十分に認識していながら、「物の所有者不明」の物件目録に揚げているという不当・不法律な手続きを踏んでいます。(所有者不明の除却命令 に対して17日、国土交通大臣に審査請求)そしてついにその期限が過ぎた直後の18日午後、園外に行政代執行法第3条第1項による戒告の公告が張られ、「守る会」、「のじれん」にも同様の戒告書が速達で到達されました。まさに異常な拙速さです。 

私たちはナイキ化計画が発覚した一昨年5月以降、
1、宮下公園がスポーツ施設化することによって公共の空間が一企業の利益優先のために一部の利用者しか使えなくなること。
2、この計画が区民や利用者などに全く知らされず、区長や一部の議員のトップダウンで進められてきたこと。
3、この計画が実現すれば公園でテント生活を余儀なくされている野宿者が排除され、また集会などの表現の場が大幅 に縮小されること、を理由に反対の声をあげてきました。

今回の宮下公園全面閉鎖、除却命令、行政代執行策動は、これまで多くの人々が取り組んできた活動や作品、そして何よりも私たちが様々な出会いや議論、イベントなどで作ってきた「みんなの公園」を一挙に破壊するものです。それは11月13日横浜で行われる「APEC(アジア太平洋経済協力会議)」に向けて2年前の北海道G8サミット以上の厳戒体制を敷こうとする警察権力の下で強行されました。

15日から警視庁が全面的に出張り弾圧体制であることや、一連の行為の渋谷区の責任者と称する植木基盤整備調整担当副参事が何かある度に警察を呼び、「平野さん(渋谷署警備課長)には話しは通 してあるから」とうそぶく事からも警察との密な連携は明白です。

また長期化する経済危機の中、行政の就労対策、生活保護対策の無策によってテント生活を余儀なくされた野宿者の寝場所や生活必需品を根こそぎ奪うものです。野宿者のテントや荷物をゴミ扱いし (「守る会」などの所有物も同様)、暴力的に叩き出しておいて 「(寝場所を)自分で探せ」と言ってはばからない渋谷区の姿勢には人権や尊厳の尊重のかけらも感じ得ません。

公園を広告にしようとする企業と癒着し、野宿者を敵視しながら生存を脅かし、ハコモノ造りに勤しむ桑原区政に対して改めて大きな憤りを覚えます。

私たちは今回の渋谷区の暴挙に対して怒りをもって抗議するとともに、
1、宮下公園の全面閉鎖を即刻解除すること。
2、警備員によって暴行を受け強制排除された野宿者に謝罪と補償をすること。
3、除却命令、戒告を中止し、行政代執行を行わないこと、と強く求めます。

私たちは決して諦めていません。宮下公園を私たちの手に取り返し、ナイキ化計画を最終的に撤回させるまでは私たちは闘い続けます。多くの方々の抗議の声と行動とともに!

多くの個人・団体の方の賛同を!

第一次集約 2010年9月29日(水)
公表の不可を必ずお書き添えください。
賛同メッセージ、よろしくお願いします。
メール minnanokouenn@gmail.com
FAX 03-3406-5254

下記に抗議の声を!
渋谷区長
TEL 03-3463-1290
FAX 03-3548-4900
メール kocho@city.shibuya.tokyo.jp

みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会

2010年3月11日木曜日

今後の工事予定が出た

3月10日の都市環境委員会で、以下のような工事計画が、公園課・土木部より出されました。 3月中旬 宮下公園一部閉鎖(原宿寄りの部分) 4月1日 工事開始。準備仮設工事として「邪魔なもの」撤去、植栽。 4月中旬~9月末 クライミング設置工事 4月末~7月末 スケート場新設 5月初旬~9月中旬 エレベーター設置工事 5月末~10月末 広場・通路整備 6月初旬~10月末 クラブハウス(管理事務所)工事 7月初旬~9月初旬 トイレ改修   7月初旬~10月末 明治通り沿いの大きい階段工事(新設) 7月末~10月末 フェンス工事 8月末~10月末 植栽(移植など) 9月初旬~10月中旬 フットサル場改修(主に芝のはりかえ) 10月末 工事完了 11月初旬 「宮下NIKEパーク」オープン 「工事説明会」 3月24日(水)19:00-20:00 渋谷区勤労福祉会館 2F和洋室 説明主体:株式会社 ナイキジャパン オブザーバー:渋谷区 工事阻止に向けて色々な行動をしていくので、注目ください!。 また、10日の都市環境委員会の報告はこちらにもあります。 メディアチャンポン

2010年3月10日水曜日

この条例はこんなにおかしい

宮下公園運動施設管理条例、、、この条例はこんなにおかしい。 第七条 区長は、次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、使用を承諾しない。 二 営利を目的として使用するとき。 とある。ナイキは、営利を目的として、公園の名前を買い、また、運動施設を「寄贈」することも営利目的ではないか。だったら、区長は、ナイキの使用を承諾しない、と言わないといけない。実にまぬけな文言である。 続いて禁止行為(第一二条)には 二 広告物を掲げること。 三 物品を販売すること。 とある。噴飯!。誰もが、えー、と思うだろう。公園自体の名前に「NIKE」と入り、公園全体が広告物になろうとしているのに、何を寝ぼけているだろう。直接、販売しないかもしれないが、このところの原宿・渋谷で専門店を建てるナイキの企業戦略の中で、宮下公園の位置づけは明瞭だ。 このような矛盾を白々しく背負うはめになった条例によって、公園の理念と企業の介入が相入れないものであることを行政自ら明らかにしたといえるだろう。

2010年3月9日火曜日

「渋谷区宮下公園運動施設管理条例」の内容

宮下公園をナイキパークにするための条例案の一つがOurPlanet-TVさんのblogにUPされています。ご一読ください。 OurPlanet-TVブログ(条例案アリ)

2010年3月5日金曜日

大変だ!ナイキボイコット運動はじまる!!

宮下公園のナイキ化計画に反対して、なんとボイコットの火の手が上がっていました。 http://nikeboycotte.blogspot.com/ 同時にナイキ製品と宮下公園問題をお知らせするツイッターアカウントも出来たようです。http://twitter.com/NoNikeNow 是非フォロー&RTしてください。 また外国からの応援をもらうためにfacebookのグループも出来ました。 http://www.facebook.com/?sk=2361831622#!/group.php?gid=364022719313 要注目!!!!。

2010年2月27日土曜日

「鳥カゴ」出現!

2月の初め、渋谷区公園課が、公園の駐輪場脇にとつぜん「仮設住居」を建てました。 人ひとりがやっと入れるような狭さで、まるで鳥カゴのよう…。 公園課は、テント居住者たちにこの「鳥カゴ」への移動を指示しています。
その後も公園課は宮下公園に度々おとずれ、 「19日午後1時までに連絡がない場合、荷物を移動することもある」 というビラを空き(と勝手に判断した)テントと「鳥カゴ」に貼ってゆきました。 「そんなの許さん!」ということで 話し込み、茶話会が続けられる中、 さらに「フェンス拡張」「ベンチ撤去」という強硬策に出る公園課。 この間にも、公園2階から遊歩道へ仕方なく移動した野宿者たちがいる一方、 公園にとどまって生活を守る気持ちを固めるひともまたたくさんいます。 そこで2月18・19日に実施した公園の見回りでは、 「移転したくない、という仲間の存在」 「むりやり動かすの反対!」 をあらためて宣言しました。 しかし公園課は 「『ナイキ化』のためなら何でもする」 とでも言うようにのらりくらりと話をかわしつつも、 「都市環境委員会(3月中)での工事説明会日程報告」 「2月までのテント居住者移動」 「全面封鎖を回避しての3月着工」 「『宮下公園運動施設管理条例』制定」 を計画しているようです… 今こそ、みんなで「ナイキ化」に立ち向かおう! *『宮下公園 TOKYO/SHIBUYA』を制作したOurPlanet-TVでも、この「鳥カゴ」問題が取り上げられています!*

2010年2月24日水曜日

公園課がベンチを撤去!?

2月17日に公園課が、宮下公園の原宿側に設置されていたベンチ5脚を撤去しました。現在、公園全体にベンチが1脚しかありません。仕方なく、植え込みの鉄パイプに座っています。多くの人が利用しているベンチを撤去するのは、公園の機能を喪失させるものです。 (抗議したところ、戻す、と公園課は答えましたが、今のところベンチ1つしか戻ってきていません。)

2009年11月9日月曜日

【緊告】宮下公園のフェンス封鎖を阻止!?

【緊告】宮下公園のフェンス封鎖を阻止!? 2009年11月9日(月)の朝方に予定されていた、 公園出入り口のフェンス設営が中止になりました。 「今後、フェンスを設営する予定はたっていない」と、 渋谷区から宮下公園ナイキ化計画の 撤回を求める人々に連絡が入りました。

2009年11月2日月曜日

宮下公園ナイキ化【テントの封鎖が始まる】

宮下公園の生活者に移動の警告が告げられ、 公園から移動した人々のテ ントが封鎖されました。

2009年10月8日木曜日

10/9(金)宮下公園で野宿の仲間に公園課が回答!

明日10/9(金)、宮下公園において、野宿の仲間からの質問に公園課が回答する場が持たれます。公園課が、宮下公園で暮らす野宿の仲間全体に開かれた形で話をするのは、7 月末に行われて以来、2ヶ月ぶりとなります。関心を寄せてくださる多くの人々がこの交渉に参加していただくようお願いします。 * 時間:1:00集合、公園課との交渉は1:30から * 場所:宮下公園のフットサル場横、渋谷駅寄りの場所 この間、宮下公園は集会などでの使用ができなくなり(9/1以来)、同じ渋谷区では区役所地下の駐車場で野宿者締め出しのための工事が強行されつつあります。一方、9/27のデモには240名の人々が参加し、ナイキ化反対の声を上げました。宮下公園のナイキ化に反対する声は、広がりつつあります。私たちは、公園で暮らす人たちと定期的に話し合いの場を持ち、公園での生活の中からの切実な声として、9/29に質問状を区役所公園課に提出しました(添付のファイル参照)。 宮下公園のナイキ化問題は、私企業による公共地の買い取りという側面と、そこで野宿する人々の暮らしを守るという側面の両要素が不可分に結びついています。多くの人々が参加することで、この問題への社会的な関心の高さを示せます。大人数の応援は、役所に対するプレッシャーになりますし、野宿する仲間へはなによりも大きな力です。多くの方達のご参加をお願いします。

2009年9月8日火曜日

サマーフェス終了、そして今は…

8/30・31に開催された宮下公園サマーフェスティバル、台風さんの御参加でハンパじゃない悪天候になりましたが、無事終了しました。お集まりのみなさま、ありがとうございます。あのあと風邪を引かれたりしませんでしたか。 30日は最大時200人、延べ人数は不明、31日のシンポ(@氷川区民会館)は70人以上が参加くださいました。 さてその翌日から、宮下公園は集会等の使用許可がとれなくなっています。 しかし、工事の具体的なスケジュールは未定とのこと(渋谷区公園課の発言)。 守る会は9月に入っても動いています。引き続きご注目を! ところで、スケボー場の予想図が発表されていますが、なんだかなあ。 樹を伐らないよう配慮したようですが、なんか無理があるというか、不自然すぎません? http://www.shibukei.com/photoflash/673/

2009年8月27日木曜日

渋谷区とナイキ社、調印式を非公開で行う

今日、8月27日午後4時頃、渋谷区役所にてナイキ社と渋谷区との間で宮下公園のネーミングライツ契約に関する調印式が一般市民 、報道関係者に非公開で行なわれました。ナイキジャパン社長は区役所1階出口から、渋谷区公園課職員とナイキ広報部社員に援護されながら車に乗り込み無言で去りました。 そのときの映像です。 以下は静止画像。 ナイキジャパン社長が出口から出てきたところです。 同社社長にプラカードでメッセージを伝える当会メンバー。 タクシーの窓越しに声明文を示し、再考を求める当会メンバー。 声明 考え直してください、ナイキジャパン。 本日、正式契約されるという「宮下ナイキ公園」計画。これを単なる「改修」と言い張るのは、世間を欺くものです。どう控えめに考えても、これは公園の性格そのものの「改変」です。 貴社によるスポーツ施設「寄贈」予定場所は、何もない更地ではありません。樹木豊かな緑地です。 多くの人が無料で誰でも使える、緑豊かな休憩空間を壊し、使用者が限定された有料施設を建てることが、「公共的利益」に寄与することですか? また、「寄贈」予定のスポーツ施設は、30名の「ホームレス」の方々を排除しない限り建設不可能のはずです。現在、渋谷区からは何ら有効な方策が示されていません。 貴社は企業責任やグローバリゼーション化による貧困への対応を掲げているはずですが、このことには見て見ぬふりをするのですか? さらに、渋谷区は貴社に対する過度な「気遣い」により、適切な民主主義的な手続きを蔑ろにしてきました。 このままでは貴社のブランドイメージと「ホームレスの排除」「民主主義の破壊」が直接結びつくことになるでしょう。 今からでも遅くありません。考え直してください、ナイキジャパン。計画の完全凍結を求めます。 2009年8月27日 みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会 車の正面に居るのは当会メンバーではなく(笑)、ナイキ社の広報スタッフです。その左は渋谷区公園課職員。

2009年7月12日日曜日

共同声明09年7月現在

私たちは、渋谷区から2009年6月18日に発表された「宮下ナイキ公園」計画による公園の改変工事に対し、主に2つの理由から工事の凍結・計画の撤回を求めます。  第1の理由は、この改変計画が宮下公園の公共財としての価値を大きく損なうものであることです。第2の理由はこの改変計画が、民主主義社会としては極めて不適切なプロセスで準備され決定されたことです。 第1の理由;宮下公園の公共的な価値を奪う計画内容 (1)ナイキのせいで「無い木」公園に?  重要なことが、6月渋谷区議会における計画発表、そしてマスコミの報道ではほとんど伝えられていません。それは、今ある樹木が伐られ、公園の中身が改変されることです。  今回の計画でスポーツ施設(スケートボード・ロッククライミング)が建設される予定の空間には現在何本もの大きな(ケヤキなどの)樹木があります。この大きな樹木が、渋谷駅周辺では希少ともいえる豊かな緑地空間を形成しています。  今回の計画では、ナイキ・ジャパンがスポーツ施設を「寄贈」するかたちになっています。しかし現在茂っている大きな木々を伐ってまで、スポーツ施設の「寄贈」を受ける必要があるのでしょうか。緑地を消滅させスポーツ公園化することが公共の価値に沿うことでしょうか。  今回の計画は、都市の緑地空間保全という近年の傾向に逆行するものです。 (2)「消費しなくてもいい場所」が奪われる  また現在の宮下公園は、「消費しなくていい場所」、無料で休息・休憩できる場所です。渋谷のような極度に発達した消費都市において、このような空間は貴重なものです。また格差社会化が進む現在の日本社会では、貧しい者がお金を使わずに過ごせる空間がより必要となっています。今回の計画は、利用者の幅を著しく狭め、公共的価値を損なうものです。 (3)セイフティ・ネットの破壊  さらに現在の経済危機のもと、居住空間を失った「ハウジングプア」が大量に生み出されており、そのなかで宮下公園は「セイフティ・ネット」の機能を果たしています。現在も約30人が居住し、今後もこのような空間がより必要となるでしょう。  行政が有効なハウジングプア対策を講じていない現状で、このようなセイフティ・ネットとしての公園の機能を奪うことは正しい判断とは思えません。渋谷区は区役所地下の野宿空間をも奪おうとしていますが、これもハウジングプア問題への無理解を示すものです。 第2の理由;民主主義的な手続きを無視した不適切なプロセス  今回の計画は、単なる命名権契約の範囲を大きく逸脱し、公園の中身の改変に踏み込んだものです。にもかかわらず、この1年間、渋谷区は情報の公開を拒み、基本プランの提示も行わず、パブリックコメントの募集もなく、都市計画審議会で議論されることもなく、驚くことに渋谷区議会での議決すら経ずに計画を実行に移そうとしています。  加えて、大手スポーツメーカーが数社あるなかで何故ナイキ・ジャパン社なのでしょうか。しかるべき公募や競争入札が行われた形跡がありません。最初からナイキに決められていたとしか考えられないのです。  なぜ、ここまで民主主義社会としての最低限のルールを無視するのでしょうか。公共財は区長の私物ではないはずです。  これまでの非民主主義的な決定プロセスをいったん白紙に戻し、公共的な議論をゼロからやり直さない限り、この計画に正当性があるとは考えられません。

2009年6月11日木曜日

本日13時半からの区議会でナイキ化が決定!?

関連記事 東京新聞6月10日夕刊 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009061002000229.html ご存知ですか?渋谷駅前の宮下公園がなくなろうとしています。 渋谷区立宮下公園が、渋谷区とナイキジャパンにより、ナイキ公園に変えられようとしています。今流行の公共施設の命名権(ネーミングライツ)を売却する計画で、ナイキは渋谷駅前に抜群の広告スペースをえ、渋谷区は財政が潤うというふれこみです。 この計画は昨年5月に地域のミニコミ誌によって明らかになり、その後も区民や公園の利用者との意見交換がないまま、渋谷区長と一部の議員が水面下で進めています。推進派の伊藤たけし議員は「区の予算を使わないため、区議会での議決が必要ない」とマスコミで発言しています。 私たちは、公園もつ自由さや多様性を、一部の企業が独占して広告のスペースとしていくことに疑問を感じています。また、渋谷区はナイキ公園計画を進めるにあたって企業の入札を行っていません。ナイキはアジア諸国での児童労働などで海外では悪名高い企業でもあります。 昨年からの世界的経済危機の中、住む場所を失い、公園のベンチなどで夜をすごさざるをえない方々が、急激に増えています。生活保護や住居が定まらない労働者を支援する施設もパンク状態です。そんな折、貧しい人々がいられる最後の場所を奪い去るだけが、区政なのでしょうか。09年4月以降も、派遣切りなどで仕事を失い野宿せざるをえない方々が増えていますが、国や都区からは、まだ有効な対策が示されていません。 私たちはナイキ公園ではなく、地域で支え会う場として宮下公園を存続していきたいと考えています。どうか、みなさまお一人おひとりのお考えを渋谷区ならびにナイキジャパン社におよせください。よろしくお願い致します。 [計画の問題点] (1)公園の質が公共地から消費や企業の広告スペースへと変わる。 (2)渋谷駅周辺全体の都市開発の中で、「消費せずにいてもよい」場所をなくしていく。都市のあり方そのものを破壊してしまう。 (3)命名権売却は議会に報告するのみ。事前の住民説明や区議会での議決は一切ない。渋谷区は手続き上問題ないとの見解。 (4)命名権売却にあたり企業の公募・入札が行われていない。 (5)命名権年間1700万円は同規模面積の賃料時価5000万に比べて破格。 [この問題に関する問合せ先] ○渋谷区広報課広聴相談係TEL03-3463-1290/FAX03-5458-4900 ○区長への手紙 〒150-8010渋谷区宇田川町1-1 「渋谷区長宛」 ○ナイキジャパン広報03-5463-3300/お客様相談室0120-500-719

2008年9月19日金曜日

7/30記者会見の報告

 一ヶ月半も遅れてしまいましたが、7月30日に私たちが行った記者会見のご報告をしたいと思います。  会見を行うコンセプトは、「宮下公園を存続させよう」です。今水面下で進められているナイキ公園化計画の実態と、当会のとりくみをマスコミを通じて発信することを目的としました。  同時に、『私たちの大事にしたい公園』『わくわくするような理想の公園』というテーマで子どもたちと一緒に絵を描いて、公園のもつ多様性やパブリックな側面をアピールする作品の紹介も行いました。  会場は宮下公園。天気だけが心配でしたが、ありがたいことに晴れ。ほっと胸をなでおろしました。公園内は木々が多く、炎天下の繁華街から5度は違うのではないかという涼しさと心地よさでした。ここに、少々しなびた長机とパイプイスを並べました。これだけでアウトドアに来てキャンプを始めるようなわくわく感が出てきました。そしてプロのデザイナーが作ってくださった記者会見用の弾幕をはりました。グッと場がしまって素人ながら新鮮な記者会見場が完成しました。 会見には、共同通信社、日本テレビ、建築ジャーナル、アジア女性資料センター、ジャストタイムズ渋谷が来てくださいました。  まず、司会者から会見の主旨を説明。また、会が出した共同声明を紹介しました。声明に357名(個人)と37団体(7月29日時点)から賛同をいただいたことと、記者会見のために寄せられた賛同メッセージを発表しました。  次に、当日のために準備してくださった発言者みなさまの立場から、なぜナイキ公園化計画に反対するのかについて語ってもらいました。  会見には多くの方々にご協力いただき、また会見を契機にたくさんの方々から賛同や応援のメッセージをいただきました。このつながりを、これからも大切にしていきたいと思います。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。 <発言者の主な発言内容> ■Aさん(当会):  最初に皆さんに伺いたいのですが、この中でスケートボードをするという方は、手を挙げていただけますか?あ、お一人いらっしゃいますね。ありがとうございます。私は、宮下公園がナイキ公園になるというのは、こういうことなんだろうと思います。つまり、「みんなのもの」であるはずの公園で、いま手を挙げた方以外の全員が、「みんな」からあらかじめ排除されてしまう。 宮下公園は、渋谷でお金を使わずに楽しむことができる、数少ない場所のひとつです。お金さえ払えば、ナイキは公園のネーミングライツを買える、施設を有料化できるというのは、逆にいえばお金のない人は何もできない―たとえば野宿者はそこに存在することもできない―ということです。 また、宮下公園は渋谷で集会やデモをするときに使える貴重な場所でもあります。この計画は渋谷区がトップダウンで強引に進めているといわれていますが、宮下公園がナイキ公園になってしまえば、私たちが社会に対して声を挙げる機会も奪われてしまいます。そうしたわけで、私は宮下公園のナイキ化計画に反対しています。 ■Bさん(渋谷区民):渋谷区民の視点から以下の3点を話してくださいました。 1)まずは全体像を明らかにしてほしい。渋谷区に住んでいる私の両親に、宮下公園がナイキに買収される話について聞いてみたが、そんな話はしらないということでした。町会や商店街の知り合いに聞いても知らないという答えだそうです。渋谷区の一般の住民は知らないで、マスコミの報道が先行している。それが実際のところだと思います。また私は宮下公園の全面にスケートボート場とカフェを新設すると聞いています。これまで宮下公園にあるフットサル場のように部分的ならとにかく全面改修では都市公園法上問題だと思います。このような疑いがある以上、一刻も早く全体像を明らかにしてほしい。 2)計画ではネーミングライツでナイキ公園になるなどもささやかれています。これについても危惧感を持っています。私が成人式をした渋谷公会堂は現在はしぶやC.C.レモンホールとなっていますが、違和感を感じます。伝統ある音楽ホールの名称を変えたり、宮下公園の名前を企業にしてしまって、住民が地域に対しての愛着が育つのでしょうか。 3)なぜ議会にかけないで計画だけを先行させるのか。東郷神社や中央図書館などのある旧社会事業大学跡地に東京都が現在大規模留置場を建てています。このときも都議会で計画が明らかになる前にマスコミにスクープされ、それを受けて、地元が反対運動を展開するという形になりました。大規模留置場の規模は小さくなったとはいえ工事は進められています。今回の宮下公園のナイキ化計画も同じようなやり方だと思います。こういう秘密主義的なやり方で渋谷区のみどりを奪わないでほしい。  宮下公園のようなあまり大きくない公園まで企業の手にゆだねるようでは他の渋谷区の施設も同じように企業の名前がついたり、企業に管理されるのではないかと不安です。渋谷区は住民の愛着をなくすような政策を安易に取らないで、他のことに知恵をしぼってほしい。また、ホームレス政策と公園のナイキ化を一緒にするのはおかしい。宮下公園にホームレスがいることは渋谷区民は大体知っていると思うが、だからナイキ化して追い出しても良いと言うことにはならないと思う。 ■Cさん(アタックジャパン):市民団体の視点から以下の3点を話してくださいました。 1)運動団体、市民団体の集会場がなくなり、表現の自由が制限されてしまうこと。 2)宮下公園の木々を伐採することによる環境問題悪化への懸念。また環境問題に対する渋谷区政の立ち遅れを指摘せざるをえないこと。 3)ナイキ社がグローバル企業としてアジアの工場で児童労働などを行っている問題。また、ネーミングライツを買収した後に、その企業の問題が明らかになる事例が後を絶たないこと。 以下は参考記事/ロイター(サンフランシスコ)による報道です。 【ナイキ、マレーシア工場「監視下」、粉飾賃金/水準以下の住宅、移民のパスポート取り上げ】 世界最大のスポーツシューズ・ウェアメーカーのナイキ社(本社=オレゴン州)は、1日、マレーシアの契約工場「ハイテックスアパレル」で水準以下の労働者住宅や粉飾賃金が明らかになったとして、同工場を「監視下」に置いたと発表しました。 同工場はナイキ者の繊維製品を14年間にわたって製造。同社調査によると、労働者約1,200人は「受け入れがたい」状態の住居に住まわされ、移民労働者のパスポートも取り上げられていました。また工場側は労働者の賃金も粉飾して報告していました。 ナイキ社によると、同工場は同社監視下に置かれ改善措置が取られます。移民労働者には労働許可申請費など雇用関係の費用が返却され、帰国希望者には航空料金が支払われます。また労働者は同社の認可した住宅に1ヶ月以内に移され、パスポートも変換されます。 ナイキ社は10日以内にマレーシアのすべての契約工場で総点検を実施するとしています。ナイキ社はマレーシアで34工場と契約しています。