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2021年9月25日土曜日

8月12日、都区が「渋谷1丁目地区共同開発事業」募集要項を発表

 https://www.toshiseibi.metro.tokyo.lg.jp/bosai/toshi_saisei/saisei02_01.html

 ( ページ下部よりリンク)

予定より1ヶ月ほど遅れて、都区が募集要項を発表しました。

別紙6「美竹公園の整備に関する条件書」によれば、


・ベンチは寝そべられないようデザインに配慮してください

とあります。

中央部に手すりや動物などのオブジェを設置したり、バイブ状で幅が狭かったりするベンチを事業者に求めています。これは、野宿者を滞留させないための「排除ベンチ」といわれるものです。昨今の公園では「排除ベンチ」への作り替えが進んでいますが、美竹公園の再整備は、はじめから、野宿者排除を公園設計に組み込もうとしています。

その一方で、「条件書」には、

・ 公園に集う様々な利用者が安全に楽しむことができることはもとより、「ちがい」を自然と理解し合える工夫や配慮がなされているようなインクルーシブ(※)な公園の整備 としてください。

※「ソーシャル・インクルージョン」(社会的包摂)という言葉からきており、「あらゆる人が孤立したり、排除されたりしないよう援護し、社会の構成員として包み、支え合う」という社会政策の理念

という文言があります。公園整備の条件として、ベンチのデザインの「配慮」を同時に記載することは、渋谷区(および都)が強調している社会的包摂は野宿者を含まない不公正なものにすぎないことを自ずから明らかにしています。

同じく別紙6によれば、

・公園の整備方針に資するものであれば、都市公園法第2条第2項に定める公園施設を提案することが可能です。ただし、渋谷区の負担対象とならない施設は、事業者の負担により整備及び管理運営をしていただきます。この場合、当該施設は整備後も渋谷区へ寄付せず、事業者の所有になり~~

都市公園法第2条第2項には便益施設(売店、カフェなど)が含まれます。それらの施設を事業者が管理運営できると書いています。公園施設は通常は公園敷地面積の2%以下となっていますが、様々な規制緩和の手法があるようです。

渋谷区立北谷公園では、2017年の法改正によるPARK-PFI制度を利用して、今年4月にカフェを設置しています。まるで、公園がカフェの前庭のようです。この制度を利用すれば、敷地面積の10%まで建物建設が認められます(北谷公園整備運営事業の指針では12%になっている)。

北谷公園の面積は960㎡のところ、カフェの建築面積は182㎡で約19%のため、他の規制緩和も利用しているかもしれませんし、建物と一体の大屋根エリアは建物面積に含まないという抜け道があるのかもしれません。

いずれにしろ、美竹公園内にも商業施設がつくられる可能性が高くあります。

美竹公園の地下に多目的ホールなどをつくることを実施方針・募集要項は事業者に求めています。しかし、同事業の他の敷地である、児童会館は地下2階(現在も遺構が残っているはずです)、第二美竹分庁舎も地下に渋谷小学校の体育館がそのままに残っています。仮に多目的ホールを地下につくる必要があるとしても、これらを利用する方が無駄がありません。

なぜ、美竹公園の地下に施設をつくるという、緑を伐採し、長期に公園が利用できない方針なのでしょうか?

美竹公園の面積は約2803㎡で、事業敷地(9670㎡)の約30%を占めています。同事業の事業敷地に対する建ぺい率は60%。そのため、美竹公園との境界ぎりぎりまで建物を建てることが出来ます。美竹公園が事業用地に含まれなければ、建物の容積はだいぶ小さくなります。

同事業を担当する渋谷区まちづくり課の課長は「事業を成り立たせるために事業用地を大きくする必要があった」と発言しました。つまり、事業(大企業)のために、公園を犠牲にするということです。

美竹公園は立体都市公園制度を適用することになっています。立体的な範囲において公園を設定して、範囲外(公園の地下など)について、私権の設定などを制限する法の規定から外す制度です。同制度は、「都心部等地価の高い地域において、緑地空間を確保するため」(都市公園法運用指針)に創設されたものです。建物の容積を増やすために、隣接する公園(の地下)を事業用地にするのは、同制度の想定外であり悪用でしょう。

渋谷区は脱法的な土地活用が得意なようです。宮下公園では、既存公園では地下利用が原則の立体都市公園制度を悪用し、地上5階相当の高さにつくりました。新庁舎では、一体的に利用しているわけでもない神南小学校を事業敷地に入れて容積率の移転を可能にしました(当選案の三井不動産などは、違う手法によって、民間タワーマンションを建てたようですが)。

募集要項からは同計画が公共地の価値の軽視・大企業利益の優先であり、美竹公園においても、野宿者排除・商業化という方向のものであることが分かります。

今後、12月15日・16日に提案書受付、その後審査委員会による審査、来年3月に事業者の決定予定です。

審査委員は、市川宏雄(明治大学名誉教授)、秋田喜代美(学習院大学教育学部教授)、安藤算浩(公認会計士、監査法人ナカチ代表)、石田恵美(bacell法律会計事務所代表)、河端瑞貴(慶應義塾大学経済学部教授)、坂井文(東京都市大学都市生活学部教授)、中井祐(東京大学社会基盤学科教授)

私たちは、野宿者排除・炊き出しつぶしの同計画を許しません。

〈担当部局〉

抗議・要望・質問先

東京都都市整備局市街地整備部企画課 0353205118(内線31-259)山木課長など

渋谷区都市整備部まちづくり第3課 0334632628中島主査など


2021年8月8日日曜日

未だにつづくオリンピック追い出し

 <公園に侵略するな!野宿の人の寝場所を返せ!>

 競技場に隣接する広大な公園敷地が、オリンピック関係者のための特設駐車場として7月16日から占有されている。イベントステージもある広場で、ベンチもたくさんあった場所だ。今は一帯が封鎖され、フェンス内には、オリンピック公用車と警察車両が、ほんの数台だけ停まっている。9月上旬まで、このままだという。公園が大幅に狭くなり、非常に迷惑だ。さらに、組織委員会が占有している場所以外でさえ、四六時中、警察官が警棒を持ってうろつき、あろうことか、公園利用者の荷物をどかせろと脅かし、ひどい横暴ぶりだ。

 最も生活に影響を受けているのが、特設駐車場として占有されている広場の一部である陸橋下で、寝泊まりしていた野宿生活者だ。少しの雨ならしのげる陸橋下では、何人かの野宿生活者が暮らしていた。

 なぜ数台の車のためにこんなに広い敷地を占有しているのか? 競技場の敷地内には広い駐車場があり、道を挟んで競技場と隣接するビルの跡地も、オリンピックのために都有にして駐車場をつくった。しかもオリンピックは無観客で開催規模も縮小したはずだ。公共公園の敷地を闇雲に奪うことは全く理解できない。組織委員会は、必要のない占有を今からでもやめろ。


<人権軽視の組織員委員会と、過剰警備の警察による度重なる追い出し>

①野宿生活者を犠牲にしたオリンピック特設駐車場

 フェンス設置工事の約1ヶ月ほど前、陸橋下で暮らすKさんは、公園管理事務所の職員から、占有部分とフェンス設置について知らされ、荷物を移動するように言われた。Kさんの荷物はいつもコンパクトに整理されていたが、移動できる場所は簡単には探せない。雨をしのげる場所や、仲間と一緒に安心していられるような場所は、他にはなかなかない(最近、近くで襲撃が続いている)。また、管理事務所や組織委員会による、移動先での更なる追い出しを避けるために、Kさんは、どこへ移動すればいいのですか?と何度も尋ねた。しかし、公園管理側は、ここがいいと示すことはできないと言うばかりであった。

 16日、フェンス設置工事が始まった。フェンスの外側の草むらに荷物を移動させたKさんは、どこへ行けばいいのかと途方にくれた。梅雨は明けたが、炎天下の草むらへ放り出されることになった。

②警察官の過剰警備による排除

 Kさんは、日中は日陰を探して歩き、夜は荷物を置いて草むらで休む日々となった。雨の日は軒下などで雨宿りをして、寝ることができずクタクタとなった。

 フェンスが立って一週間目の夜、オリンピック警備の警察官が、草むらにいるKさんのところやってきて、ここから出ていけと言い放った。なぜ公園から自分が追い出されるのか、Kさんは驚いた。数日間、この草むらにいて、公園管理事務所もそのことを確認している。Kさんは、自分の荷物と共にいるだけなのに、なぜ公園から出ていかなければならないのか?と、警察官に理由を聞いた。しかし、警棒を腰にぶらさげた警察官は理由を答えなかった。いつも巡回している公園の警備員にKさんは事情を説明し、警備員も警察官に色々質問をした。しかし、警察官は答えず、むしろムキになっている様子だった。警察官の強硬な態度に、警備員は、Kさんを近くの道路へ誘導した。結局、Kさんは公園の外へ追い出されたのだ。理由もなく公園から出されたことは明らかな人権侵害である。Kさんは精神的にも疲れ果ててしまった。

③公園管理事務所は、占有している組織員委員会に「人を排除することはできない」と確認の電話を入れる。しかし…

 警察官に、公園利用者を追い出す権限はないはずだ。Kさんは同公園に住む仲間と一緒に、公園管理事務所へ話を聞きにいった。管理事務所も、事態を認識しており、組織委員会に連絡して「排除はできない」ことを確認したと言っていた。しかし、警察にそのことが伝わったどうかわからない。

 その晩、Kさんと仲間は草むらに向かった。案の定、警察官が「危ない」「何しているのか」など声をかけてきた。寝ているだけ、危なくない、公園にいる理由を説明をする必要はない、と答えた。驚いたことに、警察官は組織委員会の占有範囲すら分かっていなかった。配置される警察は毎日変わり、引き継ぎもしていないという。警察の怠慢で横暴な仕事のせいで、Kさんの生活は脅かされ、精神的にも追い込まれている。Kさんが寝ているところは公園敷地であり、所有者がはっきりしている荷物は「不審物」ではない。なぜ、毎晩、警察官に説明をしなければならないのか? ふざけるな。

④警察はオリンピックのための過剰警備をやめろ。

 他のエリアのオリンピック会場の近くにいる、ある野宿者が言うには、仕事へ向かう途中、毎日同じところで警察官の職質にあうそうだ。違う警察官が立っいて、毎回止められるらしい。

 警察はオリンピックのために前のめりになっているようだが、過剰警備によって人権を侵害していることを自覚してほしい。警察官の配備も明らかに過剰だ。人々を脅かす言動をやめろ。生活を奪う人権侵害をいますぐやめろ。

8月4日 輪番の仕事についての産労局との話し合い

 都市整備局との不全感の強い話し合いを終えた灼熱の真昼、白米に納豆、生卵お新香という、なぜか朝定食的なラインナップを都庁前でがっつり食べた。和食、新鮮。


さて、気力を回復した午後一時、輪番(東京都特別対策事業)の仕事についての話し合いを8名にて迎えた。

産労局側は、4月30日メーデー以来の石田課長に加えて、金野職員(担当)、近藤職員(古株)の3人。

交渉の眼目は、仕事終了後バスに乗せられ強制的に山谷まで行くことについてだった。

渋谷や新宿で野宿をしている私たちは、近隣の公園で仕事をしても、バスで山谷まで乗せられ、再び電車で寝床に戻っている。現地解散にくらべ、およそ2時間、2百数十円の無駄である。山谷に住まいがある人も、仕事場近くに用事の場合だってある。そもそも、仕事が終わったのに、なぜ行動を拘束されるのか、、、。

これまで、産労局は、

山谷地域の仕事であり現地解散は出来ない。バスの送迎は労働者の利便と統率を考えたもので一連の流れである。車内では自由であり使用者の指揮命令下にないので労働時間ではない。

との見解を頑なに繰り返してきた。

らちがあかないので、専門的な見地から判断してもらうために、私たちは渋谷区労働基準監督署を7月6日に訪れた。

相談員は、私たちの話をきき、産労局に電話で問い合わせを行い、

1、労働条件の書面で(事業者が)明示をしていない

2、帰りのバスは指揮命令下にあり労働時間になる可能性がある

以上の2点において労基法違反になりうる、と結論した。

バス移動中は指揮命令下にない、そのため労働時間ではないという産労局の見解に労基署はノーを突きつけたのだ。

数日後に、労基署に相談に訪れた産労局担当職員に対して、労基署が注意喚起を行ったという話も聞いていた。

そういう流れの中で迎えた8月4日、帰りのバスについて産労局の見解を正そうと意気込んでいた。それに対して、金野氏は、今日は話をうかがうだけです、と防衛的な姿勢。労基署から注意喚起をうけたはずだ、と言っても、電話はあったけど注意は受けてないと、とぼけた。労基署に産労局は相談に行ったんじゃないのか、と言っても、金野は否定。こちらは労基署から話を聞いているのに、ごまかすつもりなのか。

やりとりをしているうちに、石田課長が、一人語りをはじめた。その内容は、、、

現地解散を一律禁止にしたのは2019年からだと聞いている。それまでは運用が徹底されてなかった。現地解散できるできないでばらつきがあった。その際、そのまま就労場所に残っていたり苦情があったということから一律禁止にしたと聞いている。一方で、現地解散が禁止になったことで就労場所の近くに住んでいる場合は山谷に戻らなければいけないんだというお話も聞いて、あわせて、山谷地域の方もたまたま用があっても寄ることができなくて戻らなくてはいけない、利便性に反するという話も受けてきた。我々としては、難しいと思っていて、利便性の観点からバスを出して帰るという運用があり、ばらつきがあるから統一してほしいと言われたので、統率をもってやるという趣旨で当時は統一したのだと思うんだけど、一方で利便性という観点からは不都合が生じているという状況を聞いていて、その点については検討しています。そういった中で、監督署の方からも特就事業について聞かれ、なぜ現地解散禁止にしているのか聞かれて、当時の話などをして、向こうからは、労基署ごとに判断が異なるところがあるかもしれないが、少しグレーなところがあります、というような話があった。そういうことをうけて、関係機関と話して、少し緩和できないかなと思っています。手続きを変えるのは調整がいるので、たとえば、帰りのバスも出さなくていいのではないかという声もあったりするので、そうじゃなくて利便性の観点から(バスで)帰りたい人もたくさんいるんですよ、という話をしていて、関係機関と調整している。みなさん方からの関係でいえば前向きに検討しています。今、8月の休止中なので、9月から見直せないかなと思っています。

おーー!油断はできないが、話は大いに前進した。

まず、帰りのバスを廃止すれば費用がうくとの意見もあるようだが、私たちは帰りのバスは絶対に必要という主張の上で乗車については任意にしろと言っていることを念押しして、それらの意見の持ち主に伝えるように要求した。

つづいて石田課長は、現地解散を認めたとしても統率がとれないので途中下車はできない、と言い出した。

途中下車といっても、最寄りの駅近くの1、2カ所にすぎず、それ以上を求めてもいないし、そのことで過去にトラブルがあったという話も聞いたことがない、と説明した。加えて、駅から遠い就労場所もあり、現地解散だけでは現実的ではないこともあるとして、検討するように要望をした。

8月休業について、生きるか死ぬかの大変なことであることを伝えた。

すると、石田課長は、この事業だけで生活をたてるのは難しい、と言った。

現実として事業には野宿者も多く参加していて、月2、3万になる、それだけあれば生きていける、そういう形で生きながらえている、と言うと、野宿者むけの事業ではない、もともと事業のたてつけは、本来の仕事をやっていて補完的に特就もするということ、と石田課長。野宿者も本来の仕事やってきたんです、補完的に特就があって助かってきた、しかし今は両方ない状態だと抗弁。石田課長もうなずいていた。

石田課長が、いま予算要求の時期ですから、来年度の予算の確保することが大事だと思っている、と言うので、確保ではなくて増額でしょ、コロナなんだからバス増便していると、増額しないと仕事数、減るじゃないですか。

そこで、石田課長、愚痴がポロリ。

仕事ウェルカムなんですけど、各局から仕事が出てこないんですよ。港湾埋め立て地の都の所有が10分の1くらいにすごい減っているらしいですよ、道路もポイ捨てする人が減っているらしいですよ、健康増進法とかで。ガードレールも排ガス規制で汚れないらしい、なので、むしろ減らすような圧力を受けていて、そこをまぁまぁなんとか、って言っていて、、、

むしろ応援してほしい。

と声が上ずった。そうは言っても公園はたくさんある、公園部局が産労局にきちんと仕事を出してこないということみたいですが、もっと産労局も求めてほしい、というと、石田課長は、言ってますよ、応援してくださいよ、と。1ヶ月仕事がなくて、応援が必要なのはこっちなのだが、、、。


むしろ応援してほしい(by石田課長)

来年度の夏期などの具体的な要望としては、

・日が落ちてきた夕方からの仕事

・屋内や日陰での仕事

・夏以外に仕事時間をふやして給与をあげる

・8月に仕事切り替え期間にする(3月、8月の長期休業を1つにまとめる)

・海上公園(港湾)の仕事

帰りのバスについては、決まり次第、電話連絡をするように約束させた。

不服な内容だったら、改めて話し合いを持つことになる。


2021年8月5日木曜日

8月4日 美竹公園周辺の渋谷1丁目共同開発事業について都市整備局と話し合い


昼11時より都市整備局市街地整備部の山木課長代理ら2人と渋谷1丁目開発について話し合いを7名で行いました。場所は、都との交渉では恒例となっている、都民広場の敷地境界。
 要望書に対して、なぜ文書ではなく口頭での回答なのか?という疑問からスタート。山木氏は、他の案件でも文書では答えない、と。他の部局で文書回答していると指摘すると、質問(書)ではないから、と理由を説明。
 そして、肝心の回答は(要望書を読んだ上での都としての考えとのことだが、、、)
 1、公園に置いてある炊き出しの荷物は法令上、不許可なものなので、荷物を撤去してください、ということは何ら問題がない 
2、事業については、HPで公表している、事業実施方針・質問回答を確認してください 
3、野宿者に対しては渋谷区が福祉的支援をやっている。ひきつづき行っていく。 
(6月21日に提出された聖公会野宿者支援活動・渋谷からの要望書についても以上3点の同じ回答) 
4、同事業は(予算をのぞき)東京都の議決案件ではない。

 驚くべき無内容。いたずらに延ばしたわけではないというが、1ヶ月半も待ったかいがない。 
1については、法的枠組みは都市公園法だけではなく、憲法や人権規約だってある、と反論。撤去のお願いの結果として撤去することについては、どう考えているのか問うと、それは渋谷区が判断することで私たちは指示するような立場ではないと言う。しかし、建物を一体整備する都区の共同事業であり、都にも責任があることは明らかだ。
 4については、地方自治法96条の財産の扱いで、適正ではない価格で貸し付けることは議決を要する、とあり、適正価格で貸付つけるために議決が必要がない、というのが山木氏の説明。

 もともとステップアップ事業として東京都の土地だけで行うはずの事業が、なぜ美竹公園などの区有地も含む計画になったのか?
 (定期借地権を設定しないにもかかわらず)美竹公園を事業用地に含めることで、事業者が大きな建物をつくれるようにしたとの渋谷区による説明は、都も同様の意見か?
 と聞くと、 事業者に利益がでる内容なら土地の貸付料も高くなり、そのお金を公共事業や福祉政策にまわすことができると山木氏。 まるで資産運用で公金を生み出しているかのような口ぶりであったが、立地のよい都営住宅の入居倍率は平均30倍と言われている中、ステップアップ事業は、都営宮下町アパートをつぶしてしまった。社会的に不利な立場の人たちのために公共地を利用するのが当たり前だ。金持ちのための街づくり、企業利益優先の街づくり、と言われても仕方がないだろう。

 私たちの要望を応募企業に伝えるように言ったところ、個別に判断する、と最後まで曖昧な回答に終始する山木氏であった。
 荷物の強制撤去、野宿者排除は許さないと改めて伝えて、交渉を終えた。

2021年8月3日火曜日

7月31日美竹公園周辺再開発を許さない、街頭情宣


ようやく暑さも去った夜7時30分、宮下公園アディダス前で、渋谷1丁目共同開発事業に対する抗議情宣を行った。

美竹公園拡大寄り合いで決めた今回の行動には10名が参加。
チラシをくばる人、マイクでアピールをする人、プラカードを持つ人、地面に段ボールをひろげてプラカードをつくる人。アディダス前は宮下公園の一部だ。私たちは公園らしい場所の使い方をしていただけだが、指定管理者(宮下公園パートナーズ)が注意をしてくる。

行き交う人たちは、再開発についてあまり知っていそうになかった。来街者はもとより、地元の人だって知る人ぞ知る計画なのだ。
ただ、宮下公園という醜悪な実例を前に、私たちのアピールが通じるところもあったのか、チラシの受け取りは順調。
40分ほど情宣を行った。


渋谷区と東京都によって、民間企業に対してプロポーザル(提案)募集が8月に始まる予定だ。
炊き出し潰し、貧困者追い出し、大企業の利益優先の渋谷1丁目再開発事業を断じて認めるわけにはいかない。

ともに声をあげましょう。



2021年8月2日月曜日

7月29日 渋谷区1丁目開発事業について、渋谷区交渉

公園課大野氏(4月から同事業担当)、まちづくり3課中島課長、両名と交渉を行いました。 公園は事業者が整備するが公園の地上部分に定期借地権を設定せず、整備費について借地料から棒引きする形で補填する、というスキームは実施方針に記されていないが、中島課長によれば以前から決まっていたことだという。 それならば、公園は事業から外せばよかったではないか、と意見したところ、民間が事業として成り立つ条件を勘案したら、事業用地を大きくする必要があった、との答え。要は大きな建物を事業者に作らせるために公園を事業敷地に入れ込んだということだ。行政財産として賃貸など出来ない公園に対する脱法的やり方ではないだろうか。 ■ 交渉の内容 ○ 保健所移転について → 保健所が分庁舎を使うのは7月31日まで。8月以降はまちづくり3課が建物の管理を担当する。警備を含めて現場の管理体制は変わらない。現在はアートギャラリーをやっているけれど、今後の使い方は決まっていない。 ○ 募集要項について → 8月に募集要項を公表する。8月のうちのいつかは決まっていない。 ○ 公園課大野さんへの引き継ぎについて 宮下公園で人権侵害があったことは引き継がれている? → はい 私たちの要望書は共有されている? → はい ○ 定期借地権について 公園の地上部分に定期借地権を設定しないというのは、どういった経緯? → 制度的な理由。もともとのスキームであって、急に決まった話ではない。 ○ 公園の指定管理者について 指定管理者を決めるのは区か事業者か? → 事業者が推薦する。最終的には区が決める。 開発事業と指定管理者の契約は別の契約か? また指定管理者の契約は随意契約か? → 確認します ○ 業者への土地の引き渡し・公園の閉鎖について 「引き渡せる状態」ってなに? → 工事ができる状態。野宿の人がいたら、工事できないと認識している。 野宿の人がいるかぎり、急に締めたりしない、と約束してほしい。 → 自主的に移動していただくように云々。人を強制的に動かすことは法律上はできないと認識している。ものについては行政代執行などがあるけれど。 テントなどのモノの撤去は人の排除と同じであることを認識してほしい。 公園を閉める計画はあるの? → まったくない。事業が始まるまで、いまのところは閉めない予定。 突然しめるようなことはしないのか? →昨日今日の告知で閉めることはありえない いままで渋谷区はそういうことをしてきたが、今回はしないということですね。 ○ 夜間施錠について →答えられない。現時点で決まっていないし、募集要項公表時点でも決まらない。開園前に決めることになると思う。 開園時間を昼間だけなどに変更するのは指定管理者の一存でできるのか、 行政官と指定管理者の協議のみでできるのか、議会への付議が必要なのか? → 確認します ○ 土地の一体性 もともとは旧児童会館のみの計画だったのに、なぜ美竹公園含む土地に広がってるの? → 民間が事業として成り立つ条件を勘案したところ、事業用地を大きくする必要があった(左記、中島課長の発言) 児童会館跡以東と美竹公園の地下部分まで含めて一個の建物が作られるという想定か。 → そのとおり → 美竹公園部分については、建物の上に土がかぶさってその上に公園ができる想定? → そのとおり。 キャストなどと連結する計画はある? → いまのところはない ○ 私たちの要望について 事業者にも私たちの考えを伝えてくれ。 → 事業者が決まったら最終的にはお伝えする。

2021年7月7日水曜日

6月30日 渋谷区、新宿区の公道での聖火リレー中止を求める要望書

 

6月30日、渋谷区の担当者には手交し、渋谷区から東京都オリパラ準備局へ、ただちにメール送信するように求めた要望書です。他の宛先については同日に郵送しました。