「ねる会議」は、 宮下公園で寝ることをきっかけに、2017年初頭から、野宿者としての生活や人権を守り、たたかいとるために、渋谷・新宿などで野宿者を中心に活動しています。
「ねる」場所を守る作戦や考えを「ねる」ための会議、が団体名の由来です。
Twitter https://twitter.com/nerukaigi
Translate
2009年8月27日木曜日
渋谷区とナイキ社、調印式を非公開で行う
今日、8月27日午後4時頃、渋谷区役所にてナイキ社と渋谷区との間で宮下公園のネーミングライツ契約に関する調印式が一般市民 、報道関係者に非公開で行なわれました。ナイキジャパン社長は区役所1階出口から、渋谷区公園課職員とナイキ広報部社員に援護されながら車に乗り込み無言で去りました。
そのときの映像です。
以下は静止画像。
ナイキジャパン社長が出口から出てきたところです。
同社社長にプラカードでメッセージを伝える当会メンバー。
タクシーの窓越しに声明文を示し、再考を求める当会メンバー。
声明
考え直してください、ナイキジャパン。
本日、正式契約されるという「宮下ナイキ公園」計画。これを単なる「改修」と言い張るのは、世間を欺くものです。どう控えめに考えても、これは公園の性格そのものの「改変」です。
貴社によるスポーツ施設「寄贈」予定場所は、何もない更地ではありません。樹木豊かな緑地です。
多くの人が無料で誰でも使える、緑豊かな休憩空間を壊し、使用者が限定された有料施設を建てることが、「公共的利益」に寄与することですか?
また、「寄贈」予定のスポーツ施設は、30名の「ホームレス」の方々を排除しない限り建設不可能のはずです。現在、渋谷区からは何ら有効な方策が示されていません。
貴社は企業責任やグローバリゼーション化による貧困への対応を掲げているはずですが、このことには見て見ぬふりをするのですか?
さらに、渋谷区は貴社に対する過度な「気遣い」により、適切な民主主義的な手続きを蔑ろにしてきました。
このままでは貴社のブランドイメージと「ホームレスの排除」「民主主義の破壊」が直接結びつくことになるでしょう。
今からでも遅くありません。考え直してください、ナイキジャパン。計画の完全凍結を求めます。
2009年8月27日
みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
車の正面に居るのは当会メンバーではなく(笑)、ナイキ社の広報スタッフです。その左は渋谷区公園課職員。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
1 件のコメント:
渋谷区・ホームレス・ナイキの三者の利益を調和させる方法ってあるはずですよね。
ナイキのネーミングライツ料を財源に渋谷区にホームレスの支援を約束してもらえばいいのでは。
コメントを投稿