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2012年11月26日月曜日

11月25日 グッドデザイン賞に抗議


東京ビックサイトで開かれている2012グッドデザイン受賞発表展で、<みやしたこうえん>の受賞、ベスト100、に対する抗議を行いました。
<みやしたこうえん>にバッドデザイン賞を授与し、その講評を行うもの。
その後、会場外で抗議の情宣とチラシまきを行いました、
多くの方がチラシを受け取ってくれました。

詳しい報告は後日行います。

2012年11月20日火曜日

<みやしたこうえん>の2012年度グッドデザイン賞受賞に抗議します

<みやしたこうえん>が、2012年度グッドデザイン賞及びベスト100を受賞しました。(*http://www.g-mark.org/award/describe/39393を参照。<受賞対象の詳細>は応募時にアトリエワンが書いたもの)。グッドデザイン賞は1957年に通産省主催のGマーク制度として発足し、1998年から民営化されたもので、「私たちの暮らしと産業、そして社会全体を豊かにするよいデザインを顕彰」するものとされています。
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公益財団法人日本デザイン振興会様

 以下のことを抗議します。

 日本デザイン振興会は、<みやしたこうえん>を2012年度グッドデザイン賞及びベスト100に選出するにあたって、当計画が発覚(注1)した2008年5月から継続的な反対運動が起こり、宮下公園での行政代執行と当計画に対する国家賠償請求裁判が2011年4月に提訴されていることは知っていたはずです。この件については、マスメディア等にも報道されており調べればすぐに分かることだからです。それを知りつつグットデザイン賞を授与した責任は重大です。

 「その過程の議論は、現代日本における公共空間のあり方に対する重要な問題提起となった。」(ユーザー・社会に伝えたいこと、より抜粋)
 宮下公園の命名権をナイキジャパンに売却し、さらに公園をナイキジャパンが改造する計画は、一部議員と区長そしてナイキジャパンの間で、議会での議論すらなく秘密裏に進められたものです。
 2010年に情報公開により判明した資料に2008年2月のナイキジャパン<提案書>とナイキジャパン、アトリエワン、東京工業大学塚本研究室による<Nike Miyashita Park project>があります(注2)。それらには、2008年に工事を始める予定であったことが記されています。当計画がマスメディアなどで報じられるようになってからも、渋谷区やナイキジャパンは計画の存在を隠蔽し続けました。渋谷区が初めて計画の概要を発表したのは2009年6月の区長演説です。工事着工は区報において2009年9月と発表されました。その間は、3ヶ月も満たない短さです。渋谷区、ナイキジャパン、アトリエワンが、社会に対して公開性を持った問題提起を行うつもりがなかったことは明らかです。
 しかも<提案書>の内容は、ナイキジャパンの巨大(一辺約10メートル×3面)な広告塔とNIKEイベント用スペースの新設ばかりか公園でのイベントのナイキジャパンによる認否権を要求するなど、露骨な企業利益の追求と公共性の否定を伴ったものでした。
 また、渋谷区は、当時公園内に生活していた30名弱の野宿者に対して、2009年7月31日に追い出しを示唆するだけで具体的な対応策のない説明会を1度行ったのみです。このことからも、反対運動が広く問題を社会に訴えなければ、宮下公園を巡る議論が密室以外でなされなかったのは明らかです。<過程での議論>を惹起し、<問題提起>をしたのはナイキ化への反対運動であって、渋谷区やナイキジャパン、アトリエワンではありません。
 また、ナイキジャパンは自社が主催する説明会(2010年3月24日)すら欠席し、アトリエワンも公開質問状(注3)を無視するなど、渋谷区に輪をかけて、話し合う姿勢はありませんでした。そして、そのような問題提起を無視し潰す形で<みやしたこうえん>は作られました。とすれば、前述のようなことをアトリエワンが自身の成果として述べることは、著しく厚顔であり、それを評価することは、不当にねじれた観点であると言わざるをえません。

 「公園という公共施設の改修に官民が協力する試みによって、さまざま立場の人が官民の仕切りをこえて公共空間を成立させる社会実験」(ユーザー・社会に伝えたいこと、より抜粋)
 ここでアトリエワンがいう官民が「地方公共団体」と「大企業」を指しているのは文脈上明らかです。しかし、<審査員の評価>ではこの部分の言い換えが行われています。
 「ハードとソフトの両面からデザインする官民民協働による社会実験
 官民民、とおそらくは「市民」を意味する文字が加えられています。しかし、この一文字が含意することは重要です。なぜなら、<みやしたこうえん>の成立に「市民」が参加したとは言えないからです。
 そのことは、公園で生活しそこに生存の本拠を置いていたということにおいて、大きな利害関係者である野宿者と話し合いも相談もなく計画が作られ進められたことに象徴されています。(もちろん、「市民」には、野宿者など社会的弱者も含まれます)。渋谷区が野宿者に対する聞き取りなどを始めたのは、2009年9月の着工予定の後であり、それも反対の声の広がりの中で行ったものです。本来、第一に声を聞き誠実に対応しなければいけない人たちを無視して計画が作られ、ナイキジャパンが事業候補者に選ばれた2008年3月からも長くに渡ってなおざりにされてきたことは、<みやしたこうえん>が「市民」が参加した社会実験などではないことを示しています。
 また、宮下公園では2010年9月15日の突然の公園全面封鎖に続く9月24日の行政代執行など渋谷区による一連の行為により、野宿者を排除しまた公園内でアーティスト・イン・レジデンスを行ってきた宮下A.I.Rの物件などを強制撤去しました。このことは、「市民」が参加した社会実験を排除する形で<みやしたこうえん>がつくられたということでもあります。
 そもそも、公園を企業が率先して整備することが、公共性を担保することにつながるとは思えません。なぜなら、公園はあらゆる人たちが利用できる場所であるべきにもかかわらず、企業は自社の利益を生み出す顕在的もしくは潜在的な顧客をその対象にするという限界を持っているためです。それは、ナイキジャパンとアトリエワンの<提案書>に端的に表されています。また、ナイキジャパンと渋谷区が結んだ<協定書>(注4)には、地域貢献をナイキジャパンが行う義務、を負うとあります。しかし、その<地域貢献>の実態とは、2011年8月に行われた<NIKE MIYASHITA CUP>(注5)のように、ナイキジャパンが優先的に商業活動を行うことでした。
 2011年4月30日にリニューアルオープンした<みやしたこうえん>は、そのオープン時に大量の警察官を配置した上で、抗議のプラカードを携帯した人の入場を規制し職員により荷物検査などを強行しました。また、同日、<NO NUKES>との小さなステッカーを公園内に貼った人を逮捕し、それに抗議した人もまた逮捕勾留しました。<みやしたこうえん>は、オープン当日から、表現に対する規制をしました。
 リニューアルオープン以降、<みやしたこうえん>は夜18時30分から朝8時30分まで公園全体を夜間施錠しています。(2012年4月から夜10時30分からの施錠に変更)
 夜間施錠している理由が、野宿者を夜間、公園から追い出すためであることは明白です。(現在、近隣にある美竹公園、神宮通り公園北側においても夜間施錠を行っています)。このことからしても、<みやしたこうえん>において少数者や社会的弱者に権利が考慮されているとはいえません。そのような権利を守り形づくっているのは、多くの場合困難な立場に置かれた当事者や社会運動の闘いであるのが現状です。
 少数者や社会的弱者の権利を必ずしも守ろうとしない渋谷区と自社の利益とブランド・イメージの追求をするナイキジャパンの間にあってアトリエワンが、様々な「市民」と公園づくりを広く公開しながら試みたのならばそれは賞賛に値します。しかし、計画段階においても、実現過程においても、そのような働きをアトリエワンはしませんでした。私たちは、このような思想と思惑の中で作られた<みやしたこうえん>のデザインを認めるわけにはいきません。

 私たちは、みやしたこうえん、にグッドデザイン賞を付与することによって、これらの問題点を社会的に覆い隠すことに抗議します。

 以下について訂正を求めます。

 <受賞対象の詳細>と<審査員の評価>に「運営監理を委託した専属のNPOスタッフ」「NPOスタッフによる運営管理」と書いてありますが、それは間違いです。<みやしたこうえん>の運動施設などの管理運営業務を委託されているのは株式会社FIDOスポーツです。アトリエワンが賞に応募する際に、そして現在も、このような基本的な事実すら誤解していること自体が、彼らの<みやしたこうえん>への認識不足を表しています。また、事実と違う内容を肯定的に評価している審査も大いに疑問です。HP上で間違いを明記する形で訂正を求めます。

(注1)地元タウン誌のすっぱ抜きによって露見した
(注2)<提案書>http://goo.gl/88qzo
<Nike Miyashita Park project>http://goo.gl/ENHQ2 
(注3)http://j.mp/SINy1y
(注4)http://goo.gl/88qzo
(注5)みやしたこうえんの近くに臨時のNIKEショップをオープンさせ行われたフットサルイベント。一般利用が18時30分のところを21時30分すぎまで利用するなど優遇
             
             みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会  2012年11月20日

連絡先    
minnanokouenn@gmail.com

2012年10月23日火曜日

江東区堅川のたたかいに注目を!!

現在、行政代執行の手続きに入っている堅川のテント村。しかも、今年、2度目の行政代執行です。しかし、屈することなくたたかいが続けれれています。

http://san-ya.at.webry.info/

以下、堅川からのメールの転送です。
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今年2月に行政代執行を受けて、竪川河川敷公園内を引越ししてから8ヶ月。 
先週、「弁明機会の付与」通知が小屋に届き、2度目の行政代執行が行われようとしています。 

そういった状況の中、行政代執行させないために、10月20日に現在の地点のすぐ近くの「副堤」というところに引越ししました。 

「副堤」といわれても聞きなれない方がいると思いますので、簡単に説明します。 

河川が氾濫したときなどのために、河川には堤防が設けられています。その横に避難などするときに使う「副堤」といったスペースを確保することを法律で定められています。竪川はすでに暗渠となっているため、副堤の役割は失われており、空き地になっていたり建物が立っていたりします。 

今回の代執行の対象場所を江東区に確認したところ、堤防の内面と内面の間の「公園区域」であると発言しました。 

つまり、「副堤」は今回の代執行の対象外になるのです。そのため、ここに移動することを決めました。 

代執行の対象外ではありますが、10月22日に江東区水辺と緑の課が引越し先を視察にきたときの雰囲気をみると、なにをしてくるのか正直わかりません。 

無理やりフェンスを設置し住めなくしたり、警察など共同で小屋を排除しにきたりすることだって考えられます。引越したといえど、まだまだ状況は不安定です。 

ぜひとも現地にきたり、情報を拡散させたり、ご支援ください!

2012年10月22日月曜日

20日渋谷ファッションフェスティバルに異議あり!


<みやしたこうえん>をメイン会場に、渋谷区後援の渋谷ファッションフェスティバルが20日開催されました。アパレルメーカーを中心とし、音楽イベント、屋台村、そしてスケート場ではナイキと深い関係を持つT19がイベントを行いました。同フェスは、ナイキジャパンによる公園の商業的利用の延長線にあります。
 同フェスは宮下公園を全面的に使い、大きなスピーカー・プロパンガス・火気・大型発電機を使用していました。 夜11時でも搬出作業はまだまだ途中だったのでおそらく深夜まで開園していたはずです。どれもが、公園課が、納涼集会(夏まつりという名称を許可しなかったため。フェスという名前だったらよかったのか??)の際、口うるさく禁止してきたことです。一部の団体に許可するのであれば、全ての利用者に認めるべきです。
 また、毎週土曜日の「のじれん」による炊き出しは、同フェスのために移転を余儀なくされました。
 
 抗議行動を18時20分頃から19時まで行いました。途中、主催者が警察を呼び、警察が介入してきましたが、ビラまきと地声での情宣は続けました。

また、その後20時30分ころから数人で、宮下公園新階段下で抗議行動をしました。警察がきて通行妨害など言ってきましたが、通路を塞いでいたのは、フェスの看板やテントだったので、あきらめて帰りました。




2012年10月16日火曜日

10月18日(水) 渋谷区への抗議・申し入れ


渋谷区は、整備工事後も一時避難場所である美竹公園の夜間施錠しています。また、区庁舎地盤下駐車場も、植栽工事がおわってもなおフェンスで封鎖したままです。
渋谷区に対して抗議・申し入れをします。

10月18日(水)12時30分 渋谷区庁舎前時計塔集合
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(報告)

 渋谷区役所前で簡単な情宣活動を25名ほどで行い、公園課と経理課に区長宛ての抗議・要望書を手渡しにいきました。
 公園課は、課長不在のため小林係長の対応でした。一時集合場所の美竹公園をなぜ夜間閉鎖するのか、との疑問に小林係長は「鍵は近隣の住民にも預けてある」との回答。それでは、災害時に確実性がないではないか、という当然の意見の対しては、明確な回答は出てきませんでした。そもそも、なぜ夜間公園を閉めるのか、という質問に対しては、「夜間は人がいないから」という奇妙な回答でした。夜も公園の利用者はいるのを知らないのでしょうか。また、来年フェンスをつくる工事をする予定のあること、交番が美竹公園に出来ること(時期は不詳)、美竹公園・神宮通り公園の施錠開錠は〈みやしたこうえん〉の管理受託しているFIDOが行っていること、などが明らかになりました。
 経理課伴課長は在席にも拘わらず、自動ドアを手動に切り替え警備員を配置して出てこようとせず、相変わらず話し合いを拒否しました。代理で出てきた北澤管財課係長が抗議・要望書を受け取りましたが、きちんと課長に渡すかどうかも明言しませんでした。また、この場での回答は何もできない、という姿勢でした。




2012年10月15日月曜日

美竹公園が夜間施錠

美竹公園


一時集合場所の看板もフェンスで、囲まれる??

美竹公園正面出入り口

神宮通り公園北側
9月28日で整備工事を終える予定だった美竹公園は10月10日までフェンス封鎖されたままでした。
しかも、10日以後も入園は昼間のみ(8:30~22:30)で夜間は施錠しています。
一体、何のために(災害時の)一時集合場所整備工事だったのでしょうか。
近隣の一時集合場所である神宮通り公園北側も美竹公園と同時期にフェンス封鎖され、現在は夜間施錠されています。みやしたこうえん、の夜間施錠と併せて、3公園が夜間施錠するという異様な状態が続いています。
また、区庁舎地下駐車場も、資機材置き場としての利用はほとんどされないままに、封鎖されたままです。

2012年9月29日土曜日

DALがパリの日本文化会館ロビーを占拠


9月26日に、パリの社会運動団体DAL(住宅への権利運動)が竪川と渋谷での地下駐と美竹公園、宮下公園からの野宿者排除と、活動家に対する弾圧に抗議して、パリの日本文化会館ロビーを占拠しました。今、大使館周辺は警戒が厳しくてとても近づけないし、これまでに何回か大使館には申し入れをしているのですが、いつも門前払いでした。
この会館は国際交流基金が運営しているのですが、日本とフランスの交流活動を目的にしていることと、弾圧問題ではデモを弾圧することは表現の自由に対する弾圧であり、フランスに拠点をおく機関として、日本政府に対する抗議にあたって支援してほしい、という意味での占拠でした。副館長がでてきて、大使館にとりつぐという約束をとりつけました。

参加した50人ぐらいのDALのホームレス家族の当事者たちが、「日本の持たざる者と連帯!」というスローガンを会館内で連呼し、日本人の参加がほとんどなかったため、警察にはつけられていたのですが、行き先がまさか日本文化会館だとは思っていなかったようで、機動隊の到着も大幅に遅れ、強制排除されることなく、一連の行動を終えました。

DALの活動家は2010年3月に渋谷のちかちゅうの抗議行動に参加し、当面は夜間閉鎖しないという約束を区役所からとりつけた場面にもいました。美竹公園での炊き出しや野営にも参加し、宮下公園では集会も行いました。そのため、ここ数ヶ月の東京での野宿者排除の状況に対して、現場にかけつけることができないので、パリから抗議行動をしたいという発案があり、実現しました。
DALの当事者の女性たちはバギーで子どもを連れての参加なので、バリアフルなパリの地下鉄の移動だけでもとても大変なのに、直接、彼女たちの住宅問題を解決するわけではない日本の問題への連帯行動に大勢が参加してくれました。
それは、自分たちも毎日、子どもを連れてその日眠る場所を探すために奔走して、安心して帰ることができる場所がないつらさを日々経験しているため、他に行き場がないがゆえに公園に寝泊まりしている日本の野宿者たちが、そこから排除されることを人ごととは思えないためだと思います。また、自分たちも市役所での抗議行動や直談判は日常的にやっていて、ときに全員警察署につれていかれて勾留されることもあるので(数時間で解放されますが)、生きるための場所を要求する抗議行動が犯罪であるかのように警察が取り締まることへの怒りも人ごとではなく実感しているためだと思います。

DALの日本政府への要求は以下です。

1.日本政府は社会権規約を遵守し、野宿者の公園からの強制排除をやめること。
2.野宿の当事者が納得できる解決策を講じるための話し合いに応じ、人権を尊重した解決策を提示すること。
3.人の命を尊重を求めるデモは犯罪ではありえず、基本的人権である表現の自由を尊重し、逮捕され、起訴された活動家を無罪で解放すること。

*DALは過去にも大阪での靫公園、長居公園からの野宿者の排除に抗議して、パリ日本文化会館や大阪市パリ経済部、世界陸上連盟事務所の占拠、日本大使館に対する申し入れ行動などを行ってきました。

2012年9月26日水曜日

10月1日(月)「渋谷区制80周年記念式典」抗議情宣します

10月1日(月)「渋谷区制80周年記念式典」(会場 文化総合センター大和田)に抗議する情宣行動に取り組みます。
朝9時15分、渋谷「モヤイ像」前に結集をお願いします。
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都市再開発と排除を推し進める「区制施行八十周年記念式典」に抗議します!

2012年8月20日月曜日

2012都市再開発と排除に抗する 渋谷納涼集会


8月25日(土) 荒天中止 
会場:宮下公園 原宿側広場(渋谷駅徒歩10分)
時間:15時~ アルミ缶交換、青空マイク、ブース、芝居 など

例年開催している渋谷(宮下公園)夏まつりですが、今年は渋谷区公園課が、公園の使用許可申請をなかなか認めないという経緯がありました。これは、みんなの場所であるはずの公園を、行政など一部の人たちが自分たちの意向に沿った恣意的な形で利用しようとしていることのひとつの表れです。

2010年9月の宮下公園行政代執行以降も、渋谷では「ヒカリエ」オープンをはじめ「渋谷100年の計」と言われる再開発が進められており、それと同時進行する形で、昨年11月には都立児童会館玄関前の封鎖・排除、今年6月には美竹公園、渋谷区庁舎地下駐車場(ちかちゅう)など野宿者拠点の同時封鎖、7月30日には美竹公園に行政代執行が行われました。つい先日も報じられた東急などによる渋谷地区最大級の駅ビル建設計画をみても、また新たな排除がないか懸念されます。

私たちは、みんなで力を合わせて、都市再開発と排除に反対する声をあげ続けていきます。「夏まつり」は「2012都市再開発と排除に抗する渋谷納涼集会」となりましたが、いつも渋谷にいる仲間も、ふだんの行動になかなか参加できない人も、思いをともにするみんなが繋がりあう機会になるよう、楽しい時間を作っていきたいと思っています。

みなさんのご参加を、心よりお待ちしています!

*お金がない人でも楽しく、差別や暴力のない場を目指しています。
*アルミ缶交換は、15時から15分程度で缶20個以上で50円券2枚と引き換えます。一人1回です。
*内容の変更などの可能性があります。守る会ブログや611shibuyaツイッターをご確認ください。

●団体アピールブース出店/青空マイクアピールを募集しています●
・ アピールブースは団体でも個人でも構いません
・ ブース参加は無料です
・ 青空マイクアピールはマイク(2本)を使用しての歌や踊り、寸劇、カラオケ、などの様々な短いアピールです
・ 青空マイクアピールの時間は、15時30分から18時です

募集についての詳しい問合せは、メールminnanokouenn@gmail.comか、電話(070-6667-9604)までお願いします。


●団体アピールブース続々決定中!!(8月22日現在)
DROPOUT TV ONLINE(渋谷のニュース上映) ・カミイカナイト(しそジュースなど) ・246表現者会議(休憩所) ・かりん橙関東 ・代々木公園文芸部(冊子、本など) ・ノラ(布ナプキン) ・246キッチン(再開発反対キッチン) ・NU★MAN(ソーイングカフェ) ・子供とコドモの遊び場 ・ゆんたく高江有志 ・体和舎bodydialoguespace(からだ解し) などなど

●ブース参加追加です!!(8月24日)
・堅川荒川テント住人 ・VENGANHealingCafe (グルテン唐揚げ)・ほんわ花の森(ハンドマッサージ)

芝居チラシ出来ました!



2012渋谷納涼集会 実行委員会(問合080-3127-0639)

2012年8月17日金曜日

<抗議声明>渋谷区による野宿者排除、7月30日美竹公園行政代執行を許さない


ご注目・応援ありがとうございます。遅くなりましたが、渋谷区の野宿者排除、730美竹公園行政代執行についての抗議声明です。美竹公園、地下駐車場、公衆トイレ庇を追い出された野宿者も、多くの苦難の中で生き抜いています。また、611以降、のじれん、聖公会・渋谷は互いに支え合い、みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会も、取り組みに合流してきました。私たちは今後とも、排除と、それを進行させる都市再開発に反対していきます。また、このような状況の中で、居場所や力を奪われていく多くの人とつながっていく様々な取り組みをもちたいと思っています。まずは、8月25日の「都市再開発と排除に抗する8・25渋谷納涼集会」が、思いをともにする多くの人とつながりあう機会になるよう、みなさんのご参加をお待ちしています。
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<抗議声明>渋谷区による野宿者排除、7月30日美竹公園行政代執行を許さない

 6月11日の早朝、渋谷区立美竹公園がフェンスで覆われ、同時に、渋谷区総合庁舎地下駐車場がロックアウトされました。予告なしの突然の封鎖でした。美竹公園には野宿者のテントが並び、地下駐車場でも夜、野宿者が身を休めていました。美竹公園では、渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)の共同炊事が、地下駐車場では、聖公会野宿者支援活動・渋谷(聖公会・渋谷)の給食活動が行なわれていました。

「美竹公園に、災害が起きたときの一時集合場所をつくる」「区政80周年をたたえる事業の一環として、総合庁舎での緑化工事を行なうに当たり、地下駐車場を機資材の置き場などに使う」渋谷区は、今回の封鎖の理由をこう説明しています。が、その狙いが別のところにあるのは明白です。

 総合商業施設「渋谷ヒカリエ」がオープンするなど、今、渋谷駅周辺での都市再開発が社会的な注目の中で進んでいます。今後15年以上に及ぶ再開発を推し進めるために、野宿者を追い出すこと、野宿者が集まる炊き出しをさせないことが、今回の封鎖の目的です。

 渋谷区が行うべきは、野宿者排除ではなく、居住権、生存権を、野宿者を始め万人に保障することです。また、野宿者、支援者と丁寧な話し合いの場をつくることです。この2カ月弱、私たちは渋谷区に、繰り返しこう訴えてきました。閉庁後も、総合庁舎・区長室フロアで区長の回答を待ち続けた日もありました。

 しかし渋谷区が、私たちの声に耳を傾けることはありませんでした。渋谷区は7月30日、大量の警察官、警備員、職員を動員して美竹公園での行政代執行を強行しました。私たちが様々な立場から反対のアピールを行っている中で、野宿者のテントなどを強制撤去しました。行政代執行について裁判(宮下公園国賠訴訟)や国政レベルでの批判すらなされているにも関わらず、渋谷区は一向に反省せず人権を軽視した蛮行を続けています。地下駐車場のロックアウトを解く様子も、まるで見受けられません。

 社会の中に貧困と格差が広がっていく一方で、都市再開発などによって「官民」一体となって大企業利益を優先し、ますます貧しい人が生きていく場所が奪われています。渋谷をこのような動きの「モデルケース」にさせないためにも、居住権・生存権を求め、都市再開発を撃つ取り組みを、今後もより多くの人と共に取り組んでいきたいと思います。
(2012年8月17日)
野宿者有志/渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合/聖公会野宿者支援活動・渋谷/みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会

連絡先 東京都渋谷区東1‐27‐8(202号) 080(3127)0639

2012年8月10日金曜日

都市再開発と排除に抗する8.25渋谷夏祭りの成功を! 夏祭り実行委員会への参加をよびかけます!

●名称を「2012都市再開発と排除に抗する8・25渋谷納涼集会」に変更しました。
●開始時間を15時に変更しました。
●詳しい告知は追って行います。
(団体アピールブース募集。詳しくはminnanokouenn@gmail.comまでお問い合わせください。)
■第1回実行委員会会議 8月13日(月)18時~のじれん事務所
■第2回実行委員会会議 8月20日(月)18時~のじれん事務所
 のじれん事務所は、渋谷駅徒歩10分です(渋谷区東1‐27‐8 202号)。

【渋谷夏祭り】   8月25日(土)16時~ 宮下公園・北側広場
(渋谷駅徒歩10分) 少雨決行

「物品の販売も火気の使用も厳禁」と渋谷区
 現在、渋谷区は「物品の販売も火気の使用も厳禁」と、宮下公園の占用をなかなか許可しようとはしていません。昨年までと違い、その態度はかたくなです。渋谷区による妨害をハネのけ、夏祭りの成功をかちとるために、私たちは、多くのみなさんの協力を得たいと考えています。夏祭り実行委員会への参加をよびかけます。

都市再開発と6.11同時封鎖
 6月11日の早朝、渋谷区立美竹公園がフェンスで覆われ、同時に、渋谷区総合庁舎地下駐車場がロックアウトされました。予告なしの突然の封鎖でした。渋谷区は、今回の封鎖を「工事のため」などと説明しています。が、その狙いが「野宿者排除」「炊き出し潰し」にこそあったのは明白です。
 美竹公園には野宿者のテントが並び、地下駐車場でも夜、野宿者が身を休めていました。美竹公園では、渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)の共同炊事が、地下駐車場では、聖公会野宿者支援活動・渋谷(聖公会・渋谷)の給食活動が行なわれていました。
 総合商業施設「渋谷ヒカリエ」がオープンするなど、今、渋谷駅周辺での都市再開発が注目されています。これを推進するために、野宿者を追い出すこと、野宿者が集まる炊き出しをさせないことが、今回の封鎖の目的だったのです。

したたかに生き抜く野宿者
 渋谷区が考えるべきは、野宿者排除、炊き出し潰しではなく、居住権、生存権を、野宿者を始め万人に保障することです。この2カ月弱、私たちは渋谷区に、繰り返しこう訴えてきました。閉庁後も、総合庁舎・区長室フロアで区長を待ち続けた日もありました。
 しかし渋谷区が、私たちの声に耳を傾けることはありませんでした。渋谷区は7月30日、美竹公園での行政代執行を強行、野宿者のテントなどを撤去しました。地下駐車場のロックアウトを解く様子も、まるで見受けられません。
 が、美竹公園、地下駐車場を追い出された野宿者は、したたかに生き抜いています。のじれん、聖公会・渋谷は互いに支え合い、都市再開発に疑義を唱えるみんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会も、取り組みに合流しています。私たちが一歩前進できたのは、確かです。

夏祭りを仲間の力で!
 私たちは、6.11以降の2カ月弱の取り組みを引き継ぎ、実行委員会を立ち上げて、渋谷での夏祭りを開催します。「都市再開発と排除に抗する」というとき、その会場が宮下公園となるのは当然です。夏祭りの成功を、仲間の力で!
                                        
2012年渋谷夏祭り実行委員会

  東京都渋谷東1‐27‐8(202号) のじれん事務所気付
 080(3127)0639/070(6667)9604
【カンパ送り先】 郵便振替講座00160‐1‐33429のじれん
(「夏祭りカンパ」とお書き添えを)

2012年7月28日土曜日

7月29日、30日に、不当な行政代執行=強制排除に抗議行動あり


7月20日以来連日、要望書を持参して話し合いを求めてきましたが、渋谷区区長をはじめとする区の上層部からはゼロ回答のまま、渋谷区は、不当な行政代執行=強制排除を美竹公園で行おうとしています。
2010年9月の宮下公園での行政代執行に続いての渋谷区の暴挙です。東京においても今年江東区堅川公園で行政代執行が行われるなど、野宿者への強制排除が常態化してきています。このような流れは大変危険であり、不当なものです。以下の行動をよびかけます。
*******
7月29日(日)野宿者排除やめろ!!! デモ
日時:7月29日(日) 12:00集合 13:00 デモ出発
集合場所:宮下公園・原宿側
呼びかけ:野宿者有志/渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん) /聖公会野宿者支援活動・渋谷/みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会


7月30日(月)美竹公園行政代執行予定当日(令書にある時刻;10:00)

集合日時:7月30日(月) 9:00集合 
集合場所:宮下公園・新階段下(明治通り沿い)
呼びかけ:野宿者有志/渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん) /聖公会野宿者支援活動・渋谷/みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会

以上連日ですが、ご注視、拡散、参加、支援よろしくお願いいたします。

★お問い合わせ・情報へのアクセスはこちらに宜しくお願い申し上げます★


電話番号:080-3127-0639 (黒岩)
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2012年7月15日日曜日

「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」声明


「611渋谷区野宿者同時排除を絶対許さない!」    
        
公共空間からの野宿者排除を許さない
2012611日早朝、渋谷区は、渋谷区庁舎地下駐車場(以下「地下駐車場」)と渋谷区立美竹公園、渋谷区役所前公衆トイレ庇を閉鎖し、野宿生活者を排除しました。「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」(以下守る会)は、この暴挙を絶対に許すことができません。
これらの公共空間は最後のセーフティネットであり、行政がそれを奪うことは、人道に反し行政としてやるべきことと正反対の行為です。渋谷区は、同時に3カ所を閉鎖することでそれらの間の移動をも予防的に奪う冷酷無比な計画を立て、地下駐車場と公衆トイレ庇は、11日から野宿生活者の立ち入りを禁止しました。さらに、地下駐車場や美竹公園は、炊き出し・共同炊事の場であり、行政の無策の中でその公共的価値は非常に高く、それを破壊することは、許されるものではありません。

美竹公園の行政代執行を許さない
また現在渋谷区は、美竹公園について、行政代執行へ向けての手続きに入っています。
早朝に公園をフェンスで全面封鎖し行政代執行という名の強制排除を行おうとする渋谷区は、宮下公園でのやり口を踏襲しています。弁明機会の付与通知を区庁舎の掲示板に告示するだけで隠蔽しようとしたところまで同じでした。宮下公園の行政代執行は、不透明極まる公園の私企業による独占を暴力をもって決定づけた不当なものでしたしかし、宮下公園の排除の過程において、渋谷区は公園の一部の野宿生活者に対して曲がりなりにも代替地を用意したのに、今回はそのような配慮すら見せていません。また、美竹公園をフェンスで囲み野宿生活者に対して出入りを監視してアルミ缶など荷物の持ち込みを禁止したり、荷物を置いている人に対しての公園内の立ち入り時間を制限するなど、著しい人権侵害をしています。
守る会等が宮下公園の行政代執行について国賠を提訴し係争中であるにも関わらず、渋谷区が何の反省もなく暴力的な行政代執行を繰り返すことを絶対に許すことが出来ません。

災害対策という名の排除を許さない
渋谷区は、美竹公園の封鎖については災害時の「一時集合場所」整備工事、地下駐車場については当初、災害時の帰宅困難者用の物資集積所などを出入り禁止の理由にしていました。防災の目的は人命救済ですが、野宿生活者を最後のセーフティネットから追い出すことは、生命を危機的状態に追いやることになります。これを矛盾ではないというのであれば、渋谷区は、生命の間に軽重をつける重大な差別をしていることになりますが、それは、断じて許されることではありません。
また、美竹公園の「一時集合場所」を全面フェンス封鎖するというのは、避難場所としての目的に反しています。その上、渋谷区は、あらたに近隣の「一時集合場所」である神宮通公園の大部分もフェンス封鎖しました。これらのやり方は矛盾に満ちており、渋谷区の防災という言葉がいかに名目にすぎないかを如実に物語っています。

再開発による空間の再編は野宿者排除そのもの
渋谷において、「都市再生緊急整備地区」指定に基づく「渋谷ヒカリエ」をはじめ駅ビル建設などの駅周辺再開発や、都有地開発(宮下町アパート・児童会館・青山病院、跡地と周辺地区)、多国籍企業誘致を目指す「アジアヘッドクォーター特区構想」などが、東急グループなどを中心とした大企業と東京都と渋谷区が連携を深めながら進めています。
そのような中で起こった今回611日以降の流れは、渋谷から真っ先に野宿生活者、支援団体を排除しようとしていることを明らかにしています。美竹公園のフェンス閉鎖時に、再開発の推進機関といえる渋谷区駅周辺整備課の管理職が「相談役」(公園課談)として現れましたが、これは、今回の野宿者排除=環境クリアランスが、「渋谷100年の計」と言われる大再開発との関連を強く持つ1つの証左です。また、今回の排除は、渋谷の現在から未来に至る再開発が作り出す空間の質をはっきりと示していると言えます。
守る会は、大企業の利益を優先する再開発、そして、野宿生活者を排除しまたその人たちと連帯する支援団体を潰そうとする再開発に強く抗議します。

公共空間はあらゆる人のためにある!
公園をはじめとする公共空間は、あらゆる人のためにあります。特に、私的空間を持ち得ない人に公共空間は最大限の配慮と機能を持つべきです。今回の渋谷区の排除はそのことに逆行し、また再開発が企業の私的空間の再編ばかりか公共空間の機能を奪うものであることを露骨に表しました。
守る会は、渋谷区による611野宿者排除を絶対に許しません。
地下駐車場のこれまでどおりの夜間使用と美竹公園のフェンス撤去・行政代執行中止、を渋谷区に強く要請します。          2012/07/15

2012年7月7日土曜日

国家賠償請求訴訟 第7回公判。7月13日(金)11時より。

不当な行政代執行への損害賠償を通して、ナイキ化計画そのものを問う宮下公園の国賠訴訟も第7回公判を迎えます。

今回は、原告(守る会、A.I.R Miyashita Park、のじれん、公園居住者)の主張も行なわれます。

また、原告の公園居住者である個人、のじれんが今回の公判で意見陳述を行ないます。
原告の一人は2011年に当時居住していた宮下公園を強制的に追い出され、一年経たずして再び命をしのぐ場である渋谷区役所地下駐車場、美竹公園を奪われようとしています。

みなさんのご注目、傍聴が大きな力となります。宜しくお願いします!

2012年7月13日(金)午前11時30分〜 東京地方裁判所510号法廷にて。
(東京都千代田区霞が関1-1-4)

2012年6月27日水曜日

611渋谷同時3箇所野宿者排除については、、

今まで、当ブログに情報が掲載されていましたが、新たな専用のブログが開設されました。
以後は、渋谷同時3箇所野宿者排除反対ブログに関連情報を掲載していきます。
注目よろしくお願いします。

またしても、不当な公示方法!!


目立たない掲示板にまたしても公示
しかも重なっていて見えない(6月25日現在)


表面に出してみると、、、

6月20日付けで渋谷区が区役所の掲示板に、行政手続法上の弁明機会付与通知書(提出期限7月11日)の告示をしていました。
宮下公園の行政代執行時に至る手続きと同様の、不当極まる告示方法です。現在まで、各テントにものじれん事務所にも通知は届いていません。
この告示の方法は、相手(名宛て人)の所在が判明しない場合に行うことができるものですが、実際は、渋谷区は美竹公園のテントをフェンスで閉じ込めて、盗撮した顔写真で公園生活者の出入りを監視しているのですから、プライバシー侵害にあたるほど渋谷区にとり所在は明確なはずです。また、名宛て人が不明、となっていますが、それは渋谷区は周知のことであり、不当です。
まさに、現在、宮下公園行政代執行の国賠での論点となっていることなのに、不法なやり方を渋谷区はまたしても踏襲しています。
この掲示板は、区役所の窓口の方も知らないほどに目立たないものです。私たちも、宮下公園の行政代執行の渋谷区のやり口を意識していなければ、全く気がつかなかったことでしょう。
しかも、6月22日に公園課で尋ねてみても、この告示については、知らないふりをしていました。(後で、報告を追加します。)

今後、渋谷区が美竹公園内のテント、荷物などの除却命令をしてくることが予定されています。そして、その先には、行政代執行の可能性もあります。
今後、絶対に勝手な除却や行政代執行をさせないために、様々な行動が予定されています。
ぜひご注目ください。

2012年6月23日土曜日

渋谷区に抗議の電話・FAX・メールを!!(ENGLISH 한글 español)

抗議先 渋谷区長 電話:03-3463-1211(渋谷区代表) 03-3463-1290(渋谷区広報課)   03-3463-2879(渋谷区公園課)
ファックス:03-5458-4900
メール:kocho@city.shibuya.tokyo.jp

抗議声明

 6月11日、早朝6時半、突然、渋谷区立美竹公園が大量の区職員、警備員、制服私服警察官の包囲の中、工事用フェンスで囲まれ閉鎖された。美竹公園には、昨年11月、東京都児童会館の耐震工事名目による完全封鎖で寝場所を奪われた野宿者を含めた10数軒の野宿者の小屋・テントがあり、文字通り寝込みを襲わる形で工事が強行されたのである。看板によると名目は災害時の一時集合場所整備で期間は9月28日までとのことだが、そこで生活していた野宿者や毎週土曜日14年間にわたって共同炊事(炊き出し)を行っていた「のじれん」に対して、事前の通告や話し合いは全くなかった。現在、公園内の野宿者は設置されたゲートから警備員の許可(名前と顔写真!?で確認)による出入りは可能だが、渋谷区公園課は1週間をめどに出てい
くように丁寧にお願いするという。しかし6月11日付の工事のお知らせのビラを15日に配りに来るという始末だ。今後、強制的、暴力的に排除しないという保障はどこにもない。

さらに、同日午前中に、毎晩約30名の野宿者が寝ている区役所地下駐車場においても工事名目で完全封鎖が強行された。ここも野宿者や毎週金曜日炊出しを行っていた「聖公会野宿者支援活動・渋谷」に対して、事前の通告は一切なかった。あったのは美竹公園の野宿者同様「自立支援センター」や生活保護の勧誘のビラで工事や閉鎖については一言も書いてなかった。それどころか、庁舎管理を管轄する渋谷区経理課管財係は4月末の問い合わせに対して、地上部分は夏に植栽整備工事を予定しているが、地下の駐車場は工事や閉鎖の予定はないと明言していた。まさにだまし討ち的な追い出しによってその日の夜から寝場所を奪われた多くの野宿者は、ただでさえこの数年、連続した追い出しで渋谷の寝場所が少なくなっているという状況で野宿者同士や支援者との協力で何とか他の寝場所の確保に努めている。なお区役所前の公衆トイレ前も数人の野宿者が寝場所にしていたが、同日からの改修工事のため追い出された。

 現在、渋谷区議会定例会か開催中であるが、美竹を所管する都市環境委員会でも、地下駐を所管する総務区民委員会でも、渋谷区は工事の目的やなぜ突然着工したかについて曖昧極まる答えでお茶を濁すどころか、区議会でさえ事前に報告がなかった。渋谷区は認めないだろうが、まさに野宿者排除が目的の完全閉鎖であり、工事など取ってつけた名目にすぎないことは誰の目から見ても明らかだ。

 前代未聞の3か所同時一斉野宿者排除は、野宿者の寝場所や居場所、そして飯の場所を一挙に奪うものだ。睡眠・休息と食という人が生きていくための不可欠な条件とともに生存権、居住権を脅かし、「あとは勝手に死ね」と言っているのに等しい。今回の渋谷の暴挙は、「ヒカリエ」の開業などで加速してきている渋谷の巨大都市再開発の流れの中で、東急グループなどの大企業と結託した渋谷区によって意図的に強行されたものであり、絶対に許すことができない。人の命を代償とするような再開発をテコとした渋谷区の野宿者排除・敵視姿勢に対して、多くの方々に抗議の声をあげていただけるよう、そして追い出された野宿者、追い出されつつある野宿者の命を守る取り組みへの支援をよろしくお願いいたします。

  2012月6月16日

野宿者有志
のじれん(渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合)
聖公会野宿者支援活動・渋谷

Call for protest against last week's sudden evictions in Shibuya    http://goo.gl/14w7P


6 11, 어떤 예고도 없이 집행된
기습적인 시부야() 미타케(美竹)공원 및 시부야 구청 지하주차장의
노숙인 추방에 항의의 목소리를!


Por favor a difundir.¡Tres desalojos simultáneos en Tokyo! ¡Suma tu voz a la protesta!


http://goo.gl/PSV8Q     http://goo.gl/AxtYB

6月18日各委員会での陳情についての区議会議員意見

6月18日に、渋谷区の2つの委員会において、陳情についての審査が行われました。
その中で行われた「陳情者あての通知」の案文を決める討論で、議員の方々が陳情に対しての意見を述べました。多くの議員は意見すら述べませんでした。(浜田 ひろき議員も述べました。後日アップするかもしれません。)
総務区民委員会の事前協議は、異例の1時間半以上に及びました。事前協議は、委員会の前に行うもので、実質的にここで案文の内容を決定してしまいます。つまり、内容を決定する重要な部分を傍聴させないという不当な仕組みです。長引いたのは、苫議員が陳情の扱いについて奮闘してくれたためのようでした。

★「野宿者追い出しのための美竹公園改修工事を中止してもらいたい」陳情(都市環境委員会)


新保久美子議員「美竹公園の整備計画は、予算質疑の時にも明らかにされず、突然6月11日の早朝6時すぎ、警察官・区職員・警備員を動員し、強制的に路上生活者を排除するという異常なやり方であった。工事の説明を、いつしたのか、という答弁も前回の委員会でありませんでした。6月15日にやっと関係者に知らせたということです。人道的にも許されないことである。」

笹本美穂子議員「今回の陳情の件では、強行な動きがあったかの印象を受けました。議会への説明が不充分の感が否めず、事前の報告が各方面に充分であったとは思いません。何も手を尽くさず追い出すのは、人道的配慮の点から問題ではないかと思い善処を求める。」

渋谷区役所人工地盤下駐車場に寝泊まりする野宿生活者への人道的配慮を求める陳情書」(総務区 民委員会)


孝二議員「6月11日に事前告知のないまま渋谷区役所地盤下駐車場を工事のためと称して完全閉鎖しました。それは、総務区民委員会も区民にも何ら説明のないまま、一方的になされたことです。そうした中で、これまで人工地盤下で夜間寝泊まりされていらっしゃっ た方々が、寝場所を失い追い出される事態に追い込まれてしまったわけであります。今まで人道的な観点から、こうした人々に対して、生活することについては黙認をしてきたわけであります。また、福祉事務所としても、こうした方々に対して配慮をしていくという対応も当然必要でありました。しかし、そういうことも何らないままに一方的にこうした事態を引き起こしたということは、住民の生命と財産を守るという地方自治体の役割からしても、逸脱した行為だと言わなければなりません。こうした厳しい生活をしておられる方に対しての配慮を扱っている点で、渋谷区議会としてはこうした陳情を真摯に受け止め、区当局に対して行き過ぎた対応を正していく、そして、人道的な 観点から支援をしていく、ということが求められていると思います。」


・いずれも発言内容は大意です。


★陳情書内容
渋谷区役所地下駐車場の封鎖に関しての陳情書
美竹公園改修工事についての陳情書

2012年6月18日月曜日

6月15日都市環境委員会速記録

いかに、公園課がまともに答弁していないか(出来ないか)が分かると思います。
吉武公園課課長が答弁している部分も、隣の日置土木清掃部長が耳打ちした内容をほとんどそのまま繰り返していただけでした。
公園課は、まだ工事に入っていない(そのため11日以前に告知しなかった)という理屈を無理して述べていますが、吉武課長は「11日から工事に入った」と口を滑らせたりもしています。
工事をしているかどうかということよりも、公園に入ることが出来なくなったこと(フェンス閉鎖)の事前告知をしていないことが問題であることは言うまでもありません。
また、警備員や請負業者発注の日にちついては、返答をせずにごまかしています。
日置土木部長(当時)がMプロジェクトの一員であるにも関わらず「私(吉武)は承知していない」と言っているのも、納得できません。
この質疑を通じて多少明らかになったこともあります。
警察の配置を公園課がしたこと、植木副参事も引き続き相談役として参加していること(つまり、再開発に関連していること)が分かります。
なお、総務区民委員会(木村正義委員長)もあまりにひどい運営でしたが、そちらの報告もまたしたいと思います。
********
・速記録のため多少語尾などがちがいます
・質問は笹本由紀子議員、新保久美子議員、鈴木けんぽう議員 回答は、吉武公園課課長、日置土木清掃部長
・はじめの質問をききもらしたので途中から
吉武「美竹公園の整備については3・11以降の大震災により渋谷駅周辺の整備について検討を進めてきた。美竹公園においても空間の整備が必要というわけで、速やかに工事に入った。」
笹本「都のプロジェクト(宮下町アパート、児童会館、青山病院、3都有跡地の開発)とは関連あるか?」
吉武「都のプロジェクトは承諾はしていない。美竹公園の整備とは関連はない。」
笹本「公園のプレハブは?」
吉武「警備員の詰め所です。」
笹本「6・11の警備状況について?」
吉武「工事の際しての周辺環境への配慮・安全管理面から警備員警察を配置しています。」
笹本「いつお願いしたのか?」
吉武「依頼した日については現在資料がないから分かりません。」
新保「11日に早朝から工事を始めたのはどうしたか?」
吉武「工事に際しては周辺の安全管理、通行交通状況を鑑みましてこの時間に工事を行った。」
新保「近隣の人たちに周知はしたのか」
吉武「現在周知等の徹底を行っています。」
新保「いつから、どこにどのように周知したのか。」
吉武「作業に入る段階で周囲の方にチラシを配布したりとかそういう形で周知している。」
新保「それは、その前の週のいつ頃?何軒くらいに」
吉武「現在につきましては、これから本格的な工事に入るための準備。以上です。」
新保「答弁がよく分からない。どこにどういう形で周知したのか、ビラは何枚まいたか」
吉武「ビラの枚数については現在集約しています。周辺街区においてビラを配布した。」
新保「路上生活を余儀なくされている人については」
吉武「現在、工事の内容についてお伝えさせてもらいながら、丁寧に対応しています。」
新保「この工事の発注は、民間は入っていないのか。フェンス作業についてはどうなのか。」
吉武「作業につきましては、これから本格的な工事に入ることになるが、事前に調整し、準備が整ったので作業に入ることになった。」
新保「民間業者は入ってないのか。」
吉武「請負業者が入っています。」
新保「区役所前のトイレは、」
陳情に入ってない、とか数名の議員がボソボソと文句をいう。
新保「トイレと一緒にやるというのは、防災のためということでは理解しにくい。路上生活の人は出入りできているのか。」
吉武「美竹公園に関しては、お住まいの方に対しては出入りについて確保している。」
新保「最終的な宮下公園みたいな対応はするのか。」
吉武「今後については、福祉的対応を続けながら、ご理解いただくように働きかけていきたい。」
笹本「6月8日から11日までは、何か工事をしたのか。」
吉武「工事契約の期間が8日からで、具体的に工事に入ったのが6月11日です。」
笹本「宮下公園の時のMプロジェクト(注)のようなプロジェクトがあるのか。
吉武「私はMプロジェクトについては承知していません。」
笹本「職員は土木以外にいたのか。」
吉武「福祉関係の職員も一緒に対応している。」
笹本「11日の職員の総数は?」
吉武「20名ほど」
笹本「Mプロジェクトの時のチームリーダーは、基盤整備調整担当の植木さんだったはずですが、今回も植木さんも来られているか。」
吉武「Mプロジェクトの内容については、承知していないので、回答を控えます。」
笹本「美竹に住んでいる人に対して、住むことを認めていないから、事前告知をしないということか。」
吉武「現在、準備作業を行って準備をしている中で、十分伝える努力をしている。」
笹本「共働炊事は100から200食で、住んでいる人以外にも食べにきている状況が14年に渡ってあるが、公園課としては何かはやっていたか。」
委員長「美竹公園の改修工事に関することですので、その質問も答弁も控えさせていただきます。」
笹本「福祉との連携という意味では、14年間の共働炊事に連携をしてきたのか。」
吉武「渋谷区全域おける野宿者対応においては、全権をもって(?)公園課で対応している。」
鈴木「整備調整担当が今回の件に関わっているのか、体制を教えてください。」
吉武「全体の調整役ということで、ご意見をうかがったりして対応している。」
鈴木「工事の緊急性はあったのか。」
吉武「3・11以降速やかに空間整備をしていくということで、今回準備が整ったので対応した。」
鈴木「地域住民にきちんと周知するように。」
新保「安全管理ということでいえば、きちんと話し合いをして、異常な状況、フェンスを張り巡らせてるような。安全管理とはどういうことか。」
日置「広場整備に関しては重機が入り、工事着手の準備として仮囲いを行う。仮囲いの設置に伴って、周囲の環境、現場の状況を考えて、所用の処置をした。」
新保「一般の工事でも、通常の時間にやる。理解できない。」
日置「私たちの判断です。何度も言ってます、周囲の環境、現地の状況を総合して今回の対応を取った。」
新保「話し合いをきちんと今後も持つのか。」
日置「何度も答弁してますが、公園の中に現実におられる方がいますから、丁寧に工事着手前にご理解いただけるように、ひきつづき対応する。」
新保「部長の答弁の内容にそって、対応していただきたい。」
委員長「これで、本陳情の審議を終了します。」


注 宮下公園のMプロジェクトの内容についてはhttp://blog-imgs-24-origin.fc2.com/m/i/y/miyasitaseibi/2011102011533073f.jpg
日置土木部長(当時)が、プロジェクトチームの総責任者です。またプロジェクト統括責任者は、副区長です。