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2012年6月18日月曜日

6月15日都市環境委員会速記録

いかに、公園課がまともに答弁していないか(出来ないか)が分かると思います。
吉武公園課課長が答弁している部分も、隣の日置土木清掃部長が耳打ちした内容をほとんどそのまま繰り返していただけでした。
公園課は、まだ工事に入っていない(そのため11日以前に告知しなかった)という理屈を無理して述べていますが、吉武課長は「11日から工事に入った」と口を滑らせたりもしています。
工事をしているかどうかということよりも、公園に入ることが出来なくなったこと(フェンス閉鎖)の事前告知をしていないことが問題であることは言うまでもありません。
また、警備員や請負業者発注の日にちついては、返答をせずにごまかしています。
日置土木部長(当時)がMプロジェクトの一員であるにも関わらず「私(吉武)は承知していない」と言っているのも、納得できません。
この質疑を通じて多少明らかになったこともあります。
警察の配置を公園課がしたこと、植木副参事も引き続き相談役として参加していること(つまり、再開発に関連していること)が分かります。
なお、総務区民委員会(木村正義委員長)もあまりにひどい運営でしたが、そちらの報告もまたしたいと思います。
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・速記録のため多少語尾などがちがいます
・質問は笹本由紀子議員、新保久美子議員、鈴木けんぽう議員 回答は、吉武公園課課長、日置土木清掃部長
・はじめの質問をききもらしたので途中から
吉武「美竹公園の整備については3・11以降の大震災により渋谷駅周辺の整備について検討を進めてきた。美竹公園においても空間の整備が必要というわけで、速やかに工事に入った。」
笹本「都のプロジェクト(宮下町アパート、児童会館、青山病院、3都有跡地の開発)とは関連あるか?」
吉武「都のプロジェクトは承諾はしていない。美竹公園の整備とは関連はない。」
笹本「公園のプレハブは?」
吉武「警備員の詰め所です。」
笹本「6・11の警備状況について?」
吉武「工事の際しての周辺環境への配慮・安全管理面から警備員警察を配置しています。」
笹本「いつお願いしたのか?」
吉武「依頼した日については現在資料がないから分かりません。」
新保「11日に早朝から工事を始めたのはどうしたか?」
吉武「工事に際しては周辺の安全管理、通行交通状況を鑑みましてこの時間に工事を行った。」
新保「近隣の人たちに周知はしたのか」
吉武「現在周知等の徹底を行っています。」
新保「いつから、どこにどのように周知したのか。」
吉武「作業に入る段階で周囲の方にチラシを配布したりとかそういう形で周知している。」
新保「それは、その前の週のいつ頃?何軒くらいに」
吉武「現在につきましては、これから本格的な工事に入るための準備。以上です。」
新保「答弁がよく分からない。どこにどういう形で周知したのか、ビラは何枚まいたか」
吉武「ビラの枚数については現在集約しています。周辺街区においてビラを配布した。」
新保「路上生活を余儀なくされている人については」
吉武「現在、工事の内容についてお伝えさせてもらいながら、丁寧に対応しています。」
新保「この工事の発注は、民間は入っていないのか。フェンス作業についてはどうなのか。」
吉武「作業につきましては、これから本格的な工事に入ることになるが、事前に調整し、準備が整ったので作業に入ることになった。」
新保「民間業者は入ってないのか。」
吉武「請負業者が入っています。」
新保「区役所前のトイレは、」
陳情に入ってない、とか数名の議員がボソボソと文句をいう。
新保「トイレと一緒にやるというのは、防災のためということでは理解しにくい。路上生活の人は出入りできているのか。」
吉武「美竹公園に関しては、お住まいの方に対しては出入りについて確保している。」
新保「最終的な宮下公園みたいな対応はするのか。」
吉武「今後については、福祉的対応を続けながら、ご理解いただくように働きかけていきたい。」
笹本「6月8日から11日までは、何か工事をしたのか。」
吉武「工事契約の期間が8日からで、具体的に工事に入ったのが6月11日です。」
笹本「宮下公園の時のMプロジェクト(注)のようなプロジェクトがあるのか。
吉武「私はMプロジェクトについては承知していません。」
笹本「職員は土木以外にいたのか。」
吉武「福祉関係の職員も一緒に対応している。」
笹本「11日の職員の総数は?」
吉武「20名ほど」
笹本「Mプロジェクトの時のチームリーダーは、基盤整備調整担当の植木さんだったはずですが、今回も植木さんも来られているか。」
吉武「Mプロジェクトの内容については、承知していないので、回答を控えます。」
笹本「美竹に住んでいる人に対して、住むことを認めていないから、事前告知をしないということか。」
吉武「現在、準備作業を行って準備をしている中で、十分伝える努力をしている。」
笹本「共働炊事は100から200食で、住んでいる人以外にも食べにきている状況が14年に渡ってあるが、公園課としては何かはやっていたか。」
委員長「美竹公園の改修工事に関することですので、その質問も答弁も控えさせていただきます。」
笹本「福祉との連携という意味では、14年間の共働炊事に連携をしてきたのか。」
吉武「渋谷区全域おける野宿者対応においては、全権をもって(?)公園課で対応している。」
鈴木「整備調整担当が今回の件に関わっているのか、体制を教えてください。」
吉武「全体の調整役ということで、ご意見をうかがったりして対応している。」
鈴木「工事の緊急性はあったのか。」
吉武「3・11以降速やかに空間整備をしていくということで、今回準備が整ったので対応した。」
鈴木「地域住民にきちんと周知するように。」
新保「安全管理ということでいえば、きちんと話し合いをして、異常な状況、フェンスを張り巡らせてるような。安全管理とはどういうことか。」
日置「広場整備に関しては重機が入り、工事着手の準備として仮囲いを行う。仮囲いの設置に伴って、周囲の環境、現場の状況を考えて、所用の処置をした。」
新保「一般の工事でも、通常の時間にやる。理解できない。」
日置「私たちの判断です。何度も言ってます、周囲の環境、現地の状況を総合して今回の対応を取った。」
新保「話し合いをきちんと今後も持つのか。」
日置「何度も答弁してますが、公園の中に現実におられる方がいますから、丁寧に工事着手前にご理解いただけるように、ひきつづき対応する。」
新保「部長の答弁の内容にそって、対応していただきたい。」
委員長「これで、本陳情の審議を終了します。」


注 宮下公園のMプロジェクトの内容についてはhttp://blog-imgs-24-origin.fc2.com/m/i/y/miyasitaseibi/2011102011533073f.jpg
日置土木部長(当時)が、プロジェクトチームの総責任者です。またプロジェクト統括責任者は、副区長です。

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