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2012年6月23日土曜日

6月18日各委員会での陳情についての区議会議員意見

6月18日に、渋谷区の2つの委員会において、陳情についての審査が行われました。
その中で行われた「陳情者あての通知」の案文を決める討論で、議員の方々が陳情に対しての意見を述べました。多くの議員は意見すら述べませんでした。(浜田 ひろき議員も述べました。後日アップするかもしれません。)
総務区民委員会の事前協議は、異例の1時間半以上に及びました。事前協議は、委員会の前に行うもので、実質的にここで案文の内容を決定してしまいます。つまり、内容を決定する重要な部分を傍聴させないという不当な仕組みです。長引いたのは、苫議員が陳情の扱いについて奮闘してくれたためのようでした。

★「野宿者追い出しのための美竹公園改修工事を中止してもらいたい」陳情(都市環境委員会)


新保久美子議員「美竹公園の整備計画は、予算質疑の時にも明らかにされず、突然6月11日の早朝6時すぎ、警察官・区職員・警備員を動員し、強制的に路上生活者を排除するという異常なやり方であった。工事の説明を、いつしたのか、という答弁も前回の委員会でありませんでした。6月15日にやっと関係者に知らせたということです。人道的にも許されないことである。」

笹本美穂子議員「今回の陳情の件では、強行な動きがあったかの印象を受けました。議会への説明が不充分の感が否めず、事前の報告が各方面に充分であったとは思いません。何も手を尽くさず追い出すのは、人道的配慮の点から問題ではないかと思い善処を求める。」

渋谷区役所人工地盤下駐車場に寝泊まりする野宿生活者への人道的配慮を求める陳情書」(総務区 民委員会)


孝二議員「6月11日に事前告知のないまま渋谷区役所地盤下駐車場を工事のためと称して完全閉鎖しました。それは、総務区民委員会も区民にも何ら説明のないまま、一方的になされたことです。そうした中で、これまで人工地盤下で夜間寝泊まりされていらっしゃっ た方々が、寝場所を失い追い出される事態に追い込まれてしまったわけであります。今まで人道的な観点から、こうした人々に対して、生活することについては黙認をしてきたわけであります。また、福祉事務所としても、こうした方々に対して配慮をしていくという対応も当然必要でありました。しかし、そういうことも何らないままに一方的にこうした事態を引き起こしたということは、住民の生命と財産を守るという地方自治体の役割からしても、逸脱した行為だと言わなければなりません。こうした厳しい生活をしておられる方に対しての配慮を扱っている点で、渋谷区議会としてはこうした陳情を真摯に受け止め、区当局に対して行き過ぎた対応を正していく、そして、人道的な 観点から支援をしていく、ということが求められていると思います。」


・いずれも発言内容は大意です。


★陳情書内容
渋谷区役所地下駐車場の封鎖に関しての陳情書
美竹公園改修工事についての陳情書

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