Translate

ラベル 批評・コラム・主張 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 批評・コラム・主張 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年2月17日日曜日

東京オリンピック招致活動で野宿者の荷物・テントに対し排除の動き

オリンピック招致のバナーが林立している渋谷地区で、3月4日~7日のIOC東京視察に向けての野宿者排除の動きが強まっている。
代々木公園沿いの道のテント・荷物に対しては、2月27日までの撤去を警告し、その後3月8日までに置かれた荷物は即刻撤去すると非常に強硬だ。
オリンピックスタジアムに再建する国立競技場(明治公園)の周辺も同様の警告が貼られている。東京都は、多くの野宿者が生活する東京の実態をIOCに対して隠蔽するために厳寒期の追い出しをしようとしている。
人権や人命を軽視する荷物・テントの排除は間違っている。私たちは強く抗議する。


**********
D-TV NEWS 030 IOC視察に伴う野宿者排除
http://www.youtube.com/watch?v=Zphrui6zxbQ

2013年1月5日土曜日

齋藤 純一教授が意見書を提出!!

齋藤 純一教授(早稲田大学政治経済学術院)が、12月14日宮下公園国賠訴訟第9回公判で原告側意見書を裁判所に提出しました。
齋藤教授は、政治学(政治理論)を専門とし、『公共性』(岩波書店, 2000年)『政治と複数性――民主的な公共性にむけて』(岩波書店, 2008年)などの著作を発表してきました。

公共性やデモクラシーの観点から、宮下公園ナイキ化の問題を的確かつ深く論究し、<渋谷区ーナイキジャパン社>の不当を明らかにしています!。

以下のPDFから意見書を閲覧できます。
http://goo.gl/Z5gyY

2012年11月20日火曜日

<みやしたこうえん>の2012年度グッドデザイン賞受賞に抗議します

<みやしたこうえん>が、2012年度グッドデザイン賞及びベスト100を受賞しました。(*http://www.g-mark.org/award/describe/39393を参照。<受賞対象の詳細>は応募時にアトリエワンが書いたもの)。グッドデザイン賞は1957年に通産省主催のGマーク制度として発足し、1998年から民営化されたもので、「私たちの暮らしと産業、そして社会全体を豊かにするよいデザインを顕彰」するものとされています。
**************************
公益財団法人日本デザイン振興会様

 以下のことを抗議します。

 日本デザイン振興会は、<みやしたこうえん>を2012年度グッドデザイン賞及びベスト100に選出するにあたって、当計画が発覚(注1)した2008年5月から継続的な反対運動が起こり、宮下公園での行政代執行と当計画に対する国家賠償請求裁判が2011年4月に提訴されていることは知っていたはずです。この件については、マスメディア等にも報道されており調べればすぐに分かることだからです。それを知りつつグットデザイン賞を授与した責任は重大です。

 「その過程の議論は、現代日本における公共空間のあり方に対する重要な問題提起となった。」(ユーザー・社会に伝えたいこと、より抜粋)
 宮下公園の命名権をナイキジャパンに売却し、さらに公園をナイキジャパンが改造する計画は、一部議員と区長そしてナイキジャパンの間で、議会での議論すらなく秘密裏に進められたものです。
 2010年に情報公開により判明した資料に2008年2月のナイキジャパン<提案書>とナイキジャパン、アトリエワン、東京工業大学塚本研究室による<Nike Miyashita Park project>があります(注2)。それらには、2008年に工事を始める予定であったことが記されています。当計画がマスメディアなどで報じられるようになってからも、渋谷区やナイキジャパンは計画の存在を隠蔽し続けました。渋谷区が初めて計画の概要を発表したのは2009年6月の区長演説です。工事着工は区報において2009年9月と発表されました。その間は、3ヶ月も満たない短さです。渋谷区、ナイキジャパン、アトリエワンが、社会に対して公開性を持った問題提起を行うつもりがなかったことは明らかです。
 しかも<提案書>の内容は、ナイキジャパンの巨大(一辺約10メートル×3面)な広告塔とNIKEイベント用スペースの新設ばかりか公園でのイベントのナイキジャパンによる認否権を要求するなど、露骨な企業利益の追求と公共性の否定を伴ったものでした。
 また、渋谷区は、当時公園内に生活していた30名弱の野宿者に対して、2009年7月31日に追い出しを示唆するだけで具体的な対応策のない説明会を1度行ったのみです。このことからも、反対運動が広く問題を社会に訴えなければ、宮下公園を巡る議論が密室以外でなされなかったのは明らかです。<過程での議論>を惹起し、<問題提起>をしたのはナイキ化への反対運動であって、渋谷区やナイキジャパン、アトリエワンではありません。
 また、ナイキジャパンは自社が主催する説明会(2010年3月24日)すら欠席し、アトリエワンも公開質問状(注3)を無視するなど、渋谷区に輪をかけて、話し合う姿勢はありませんでした。そして、そのような問題提起を無視し潰す形で<みやしたこうえん>は作られました。とすれば、前述のようなことをアトリエワンが自身の成果として述べることは、著しく厚顔であり、それを評価することは、不当にねじれた観点であると言わざるをえません。

 「公園という公共施設の改修に官民が協力する試みによって、さまざま立場の人が官民の仕切りをこえて公共空間を成立させる社会実験」(ユーザー・社会に伝えたいこと、より抜粋)
 ここでアトリエワンがいう官民が「地方公共団体」と「大企業」を指しているのは文脈上明らかです。しかし、<審査員の評価>ではこの部分の言い換えが行われています。
 「ハードとソフトの両面からデザインする官民民協働による社会実験
 官民民、とおそらくは「市民」を意味する文字が加えられています。しかし、この一文字が含意することは重要です。なぜなら、<みやしたこうえん>の成立に「市民」が参加したとは言えないからです。
 そのことは、公園で生活しそこに生存の本拠を置いていたということにおいて、大きな利害関係者である野宿者と話し合いも相談もなく計画が作られ進められたことに象徴されています。(もちろん、「市民」には、野宿者など社会的弱者も含まれます)。渋谷区が野宿者に対する聞き取りなどを始めたのは、2009年9月の着工予定の後であり、それも反対の声の広がりの中で行ったものです。本来、第一に声を聞き誠実に対応しなければいけない人たちを無視して計画が作られ、ナイキジャパンが事業候補者に選ばれた2008年3月からも長くに渡ってなおざりにされてきたことは、<みやしたこうえん>が「市民」が参加した社会実験などではないことを示しています。
 また、宮下公園では2010年9月15日の突然の公園全面封鎖に続く9月24日の行政代執行など渋谷区による一連の行為により、野宿者を排除しまた公園内でアーティスト・イン・レジデンスを行ってきた宮下A.I.Rの物件などを強制撤去しました。このことは、「市民」が参加した社会実験を排除する形で<みやしたこうえん>がつくられたということでもあります。
 そもそも、公園を企業が率先して整備することが、公共性を担保することにつながるとは思えません。なぜなら、公園はあらゆる人たちが利用できる場所であるべきにもかかわらず、企業は自社の利益を生み出す顕在的もしくは潜在的な顧客をその対象にするという限界を持っているためです。それは、ナイキジャパンとアトリエワンの<提案書>に端的に表されています。また、ナイキジャパンと渋谷区が結んだ<協定書>(注4)には、地域貢献をナイキジャパンが行う義務、を負うとあります。しかし、その<地域貢献>の実態とは、2011年8月に行われた<NIKE MIYASHITA CUP>(注5)のように、ナイキジャパンが優先的に商業活動を行うことでした。
 2011年4月30日にリニューアルオープンした<みやしたこうえん>は、そのオープン時に大量の警察官を配置した上で、抗議のプラカードを携帯した人の入場を規制し職員により荷物検査などを強行しました。また、同日、<NO NUKES>との小さなステッカーを公園内に貼った人を逮捕し、それに抗議した人もまた逮捕勾留しました。<みやしたこうえん>は、オープン当日から、表現に対する規制をしました。
 リニューアルオープン以降、<みやしたこうえん>は夜18時30分から朝8時30分まで公園全体を夜間施錠しています。(2012年4月から夜10時30分からの施錠に変更)
 夜間施錠している理由が、野宿者を夜間、公園から追い出すためであることは明白です。(現在、近隣にある美竹公園、神宮通り公園北側においても夜間施錠を行っています)。このことからしても、<みやしたこうえん>において少数者や社会的弱者に権利が考慮されているとはいえません。そのような権利を守り形づくっているのは、多くの場合困難な立場に置かれた当事者や社会運動の闘いであるのが現状です。
 少数者や社会的弱者の権利を必ずしも守ろうとしない渋谷区と自社の利益とブランド・イメージの追求をするナイキジャパンの間にあってアトリエワンが、様々な「市民」と公園づくりを広く公開しながら試みたのならばそれは賞賛に値します。しかし、計画段階においても、実現過程においても、そのような働きをアトリエワンはしませんでした。私たちは、このような思想と思惑の中で作られた<みやしたこうえん>のデザインを認めるわけにはいきません。

 私たちは、みやしたこうえん、にグッドデザイン賞を付与することによって、これらの問題点を社会的に覆い隠すことに抗議します。

 以下について訂正を求めます。

 <受賞対象の詳細>と<審査員の評価>に「運営監理を委託した専属のNPOスタッフ」「NPOスタッフによる運営管理」と書いてありますが、それは間違いです。<みやしたこうえん>の運動施設などの管理運営業務を委託されているのは株式会社FIDOスポーツです。アトリエワンが賞に応募する際に、そして現在も、このような基本的な事実すら誤解していること自体が、彼らの<みやしたこうえん>への認識不足を表しています。また、事実と違う内容を肯定的に評価している審査も大いに疑問です。HP上で間違いを明記する形で訂正を求めます。

(注1)地元タウン誌のすっぱ抜きによって露見した
(注2)<提案書>http://goo.gl/88qzo
<Nike Miyashita Park project>http://goo.gl/ENHQ2 
(注3)http://j.mp/SINy1y
(注4)http://goo.gl/88qzo
(注5)みやしたこうえんの近くに臨時のNIKEショップをオープンさせ行われたフットサルイベント。一般利用が18時30分のところを21時30分すぎまで利用するなど優遇
             
             みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会  2012年11月20日

連絡先    
minnanokouenn@gmail.com

2012年10月23日火曜日

江東区堅川のたたかいに注目を!!

現在、行政代執行の手続きに入っている堅川のテント村。しかも、今年、2度目の行政代執行です。しかし、屈することなくたたかいが続けれれています。

http://san-ya.at.webry.info/

以下、堅川からのメールの転送です。
********
今年2月に行政代執行を受けて、竪川河川敷公園内を引越ししてから8ヶ月。 
先週、「弁明機会の付与」通知が小屋に届き、2度目の行政代執行が行われようとしています。 

そういった状況の中、行政代執行させないために、10月20日に現在の地点のすぐ近くの「副堤」というところに引越ししました。 

「副堤」といわれても聞きなれない方がいると思いますので、簡単に説明します。 

河川が氾濫したときなどのために、河川には堤防が設けられています。その横に避難などするときに使う「副堤」といったスペースを確保することを法律で定められています。竪川はすでに暗渠となっているため、副堤の役割は失われており、空き地になっていたり建物が立っていたりします。 

今回の代執行の対象場所を江東区に確認したところ、堤防の内面と内面の間の「公園区域」であると発言しました。 

つまり、「副堤」は今回の代執行の対象外になるのです。そのため、ここに移動することを決めました。 

代執行の対象外ではありますが、10月22日に江東区水辺と緑の課が引越し先を視察にきたときの雰囲気をみると、なにをしてくるのか正直わかりません。 

無理やりフェンスを設置し住めなくしたり、警察など共同で小屋を排除しにきたりすることだって考えられます。引越したといえど、まだまだ状況は不安定です。 

ぜひとも現地にきたり、情報を拡散させたり、ご支援ください!

2012年10月15日月曜日

美竹公園が夜間施錠

美竹公園


一時集合場所の看板もフェンスで、囲まれる??

美竹公園正面出入り口

神宮通り公園北側
9月28日で整備工事を終える予定だった美竹公園は10月10日までフェンス封鎖されたままでした。
しかも、10日以後も入園は昼間のみ(8:30~22:30)で夜間は施錠しています。
一体、何のために(災害時の)一時集合場所整備工事だったのでしょうか。
近隣の一時集合場所である神宮通り公園北側も美竹公園と同時期にフェンス封鎖され、現在は夜間施錠されています。みやしたこうえん、の夜間施錠と併せて、3公園が夜間施錠するという異様な状態が続いています。
また、区庁舎地下駐車場も、資機材置き場としての利用はほとんどされないままに、封鎖されたままです。

2012年6月27日水曜日

またしても、不当な公示方法!!


目立たない掲示板にまたしても公示
しかも重なっていて見えない(6月25日現在)


表面に出してみると、、、

6月20日付けで渋谷区が区役所の掲示板に、行政手続法上の弁明機会付与通知書(提出期限7月11日)の告示をしていました。
宮下公園の行政代執行時に至る手続きと同様の、不当極まる告示方法です。現在まで、各テントにものじれん事務所にも通知は届いていません。
この告示の方法は、相手(名宛て人)の所在が判明しない場合に行うことができるものですが、実際は、渋谷区は美竹公園のテントをフェンスで閉じ込めて、盗撮した顔写真で公園生活者の出入りを監視しているのですから、プライバシー侵害にあたるほど渋谷区にとり所在は明確なはずです。また、名宛て人が不明、となっていますが、それは渋谷区は周知のことであり、不当です。
まさに、現在、宮下公園行政代執行の国賠での論点となっていることなのに、不法なやり方を渋谷区はまたしても踏襲しています。
この掲示板は、区役所の窓口の方も知らないほどに目立たないものです。私たちも、宮下公園の行政代執行の渋谷区のやり口を意識していなければ、全く気がつかなかったことでしょう。
しかも、6月22日に公園課で尋ねてみても、この告示については、知らないふりをしていました。(後で、報告を追加します。)

今後、渋谷区が美竹公園内のテント、荷物などの除却命令をしてくることが予定されています。そして、その先には、行政代執行の可能性もあります。
今後、絶対に勝手な除却や行政代執行をさせないために、様々な行動が予定されています。
ぜひご注目ください。

2011年6月13日月曜日

いまだに、宮下NIKEパーク??

この間、宮下公園の通称名は、一転二転してきました。
一昨年8月の「ネーミングライツ基本協定」で、渋谷区とナイキジャパンの合意で「宮下NIKEパーク」を通称名にすると決定していたのが、昨年10月にナイキジャパンが、一方的に「区立宮下公園」のままと発表。
ネーミングライツのはずが、名前が宙に浮いたまま今年4月末に公園施設の開設を迎えるという稀有な事態。
直前に、苦しみまぎれ?に「みやしたこうえん」にするという話になったようですが、これも正式に協定を書き換えたという発表はありません。

宮下公園の隣の神宮通り公園前に、道路案内地図の掲示板があります。
しかし、そこには、未だ「宮下NIKEパーク」との文字が、、、。
これは、昨年の4月に宮下公園の文字を消して書き換えられたものです。
今年4月にも、わざわざ公園課に指摘したのですが、直す気配はなし。
渋谷区は、「宮下NIKEパーク」の通称名の悪しき記念として、ここにその痕跡を残したいとの心積もりなのでしょうか??

2010年12月26日日曜日

ナイキジャパンプレスリリース:「『渋谷区宮下公園』の整備計画について」への反論

ナイキ社は10月14日のプレスリリースで、「『宮下公園』の名称はこれまで通り「渋谷区立宮下公園」となります」と発表しました。

また、マスコミに対して「宮下NIKEパーク」と名付ける命名権を区から取得していたが、「当初から公園の活性化の支援が目的だった」(東京新聞)、「公園の活性化が本来の目的で、ネーミングは重視していない。反対派に配慮したわけではない」(共同通信)、「命名権取得は地域貢献の一環で、企業名を出すことにこだわりはなかった。多くの人に公園を利用してもらうために新名称は使わないことにした」(読売新聞)などとコメントしています。

 命名権の協定にも関わらず、名前の変更を行わないとする異例のナイキ社の姿勢から見えてくるものを含め、ナイキプレスリリースの問題点を指摘したいと思います。

2010年10月18日月曜日

当初から公園の活性化が目的だった、という呆れたナイキのコメント


ナイキは、同社が「宮下NIKEパーク」という通称を使わない理由をマスコミに向けて発表している。曰く、「当初から公園の活性化の支援が目的だった。」(東京新聞)「命名権取得は地域貢献の一環で、企業名を出すことにこだわりはなかった。」(読売新聞)「反対派に配慮したわけではない」(共同通信)。

2008年2月6日付けで渋谷区に向けたナイキジャパン社の「プロジェクトに関する弊社からのご提案・要望事項について」という内部文書があります。

公園の名称について、『「渋谷区」と「NIKE」のJOINT PROJECTであることを象徴するような名称を希望します。Shibuya NIKE PARK, NIKE Miyashita park, NIKE Shibuya Parkなど、両者のパートナーシップを端的にしめす名称です。』とあります。
クリックすると画像が拡大されます

クリックすると画像が拡大されます


そして、これがさきほどの文書に添付されたイメージ図と図面の一部です。(ナイキジャパン/アトリエ・ワン+東京工業大学 塚本研究室制作)

明治通りからの表玄関を入った公園内に巨大なナイキ社の野外看板を掲げています。一辺約10メートルある看板は3面あり、ナイキ社は「弊社による使用を希望します。」と書いています。果たして、これでも、ナイキ社は「当初から、公園の活性化の支援が目的だった」などという白々しいことを言うつもりでしょうか。さらには、NIKEイベント用スペースをこの看板内の建物において希望しています。


上記がナイキ提案の公園のロゴデザインです。案Bにいたっては、NIKE PARKがやたらに大きく「企業名を出すことにこだわりがなかった」企業がこんな案を出すわけがありません。

公園の性質についても重大かつ悪質な提案をしています。
「宮下公園の弊社イベント活動への貸出しをご検討いただくとともに、弊社に対し、他社の実施するイベントに対する事前確認と承認・否認の権利をいただけますと幸いです。」
ナイキがイベント(集会など)を検閲し、やるかやらないか決めるという驚くべく提案です。公園の名実ともの「乗っ取り」を計画していたと言えます。
そして、これらは、「公園の付加価値創造及びその拡大と住民へのメリット還元」要は、地域貢献の美名の下に計画されていたことです。
ナイキの「当初からの目的」、そして計画の後退をさせながらも、今もナイキが考えていることが、イメージ戦略であり企業の利益であることは明らかであり、ナイキ社のマスコミへのコメントはそのことから目を逸らそうとするものです。

2010年7月16日金曜日

ナイキの地域貢献、社会貢献って???


ナイキ主催の工事説明会にすら、姿を見せなかったナイキジャパン社も、マスコミ相手ならば、コメントを出すらしい。

産経ニュース(2010・7・11)では、「スポーツを身近に感じて、親しめるような環境を整えることで公園を活性化させ、地域に貢献したいと考えているのですが…」。少し古いが、東京新聞(2010・3・26)では、「都会でも気軽にスポーツを楽しんでいただけるよう、社会貢献として渋谷区に提案した。」

しかし、上の写真を見ていただきたい。

これは、2008年2月にナイキジャパンから渋谷区に示された提案書に添付された宮下公園の想定図である。(制作は、アトリエワンとナイキジャパン)
明治通りから公園に向かう大階段のあたりの図である。いわば、宮下公園の表玄関というべきところに、巨大なナイキの広告が飾られている。(10m×10m以上が3面)。しかも、この現在の管理事務所を建て直したコミュニティスペースの2F部分の内部は、「NIKEイベントスペース」と称して、占有させてくれという、とんでもない提案をしている。
都市公園条例でも、「広告の表示」は禁止されているのに、そんな基本的なことさえまるで無視している。(注1)


さらに驚くべき提案内容が上だ。

「弊社に対し、他者の実施するイベントに対する内容の事前確認と承認・否認の権利をいただけますと幸いです。」

公園で行うイベントについての拒否権をナイキにください、、、公園でのイベントや集会の内容まで、采配させてくれ、と書いている。いかに、ナイキが、公園の公共性に鈍感で、公園をナイキ専用の広告スペースにすることに貪欲かを示している。

また、ネーミングライツ選定委員会(2008年2月25日)の簡易な議事録には、これまた驚くべき提案の一端が記されている。

副区長「~ナイキは200日位優先的使用を無償で事業実施したいと提案している。」

年に200日!。なんじゃそりゃ。無償で事業実施って、まるで有り難いことでもあるかのような言い方だけど、ナイキの好き勝手を意味するだけだ。続けてさすがに、「10日が限度。区の条件で今後の交渉になる。」と副区長。大上段からの傲慢な提案に苦慮する区の姿も同時に浮かび上がっている。(注2)

2009年8月27日のネーミングライツ基本協定書の中には、イベントの拒否権などの文言は見られないので、確認はされていないものの、さすがに非見識な提案は一蹴されたものと信じたいが、その協定書の中での地域貢献の扱われ方にも多大な疑問がある。

(地域貢献の内容)
甲(渋谷区)は、協定期間中、乙(ナイキジャパン社)の地域貢献として、乙に、本公園の公園施設を使用した地域活動を義務づけるものとする。

文言としては、渋谷区がナイキに義務づける、と優位に立っているかのようだ。しかし、形だけ、渋谷区の要請とすれば、ナイキジャパンは、公園施設を好きに使えるし、おそらく使うだろう。つまりは、上記の「ナイキの優先的事業実施」を単に言い換えたものが、地域貢献のお粗末な内容というわけである。

(注1)渋谷区都市環境委員会(2009年6月18日)でも話題になっている。森治樹議員の広告について質問に対して、宮崎博管理課長が「基本的に公園は禁止区域」と答弁している。よって、ナイキ提案のような広告塔が公園内に設置される可能性は低いと思うが、この想定図は、ナイキジャパンの公園に対する姿勢が露骨に表している。付言すれば、そもそも公園名が広告になること自体が、問題であり、条例の精神にも反することだろう。

(注2)そもそも、なぜ、このような無茶な提案をする企業が選考されるのか。その理由は、この計画の形ばかりの粉飾を取り除いて経緯をみれば、はっきりする。それについては改めて書きたい。

2010年7月5日月曜日

渋谷区長の自宅マンション隣公園計画


先日終わった渋谷区の第二定例会で、
約7億5千万円の補正予算が組まれました。
その7億5千万円のうち約6億5千万円が
富ヶ谷にある北海道職員宿舎跡地の土地購入費でした。

では、それはどこの土地かというと
なんと桑原区長の自宅マンションの隣!!

高層マンションを建てられないようにとの
ご近所さんの要望を受け、購入されたということです。
渋谷区民のブログなどを見ると、渋谷区長恐るべしの声が。。。
公園になるのではないか・・・との憶測が広がっています。

詳しくはオンブズマンのブログをご覧ください。
【速報・区政全般】自宅隣地は公園にしよう(勿論税金で)
http://shibuyaopen.blog17.fc2.com/blog-entry-857.html
【主張】渋谷区長桑原敏武は納税者の気持ちを察せよ!
http://shibuyaopen.blog17.fc2.com/blog-entry-858.html

2010年7月3日土曜日

フリーター全般労働組合が、宮下公園問題をめぐる声明を発表

声明


宮下公園は、公園で在り続けなければならない。

公園は公共空間である。誰でも自由に出会い、集い、語らい、安らぎ、憩い、創造性を表現出来る場で在り続けなければならない。使用料や入場料を徴収されて、はじめて使用を許可されるのでは、もはや公園とは呼べない機能不全の状態である。

詳細は以下

http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20100601

2010年7月2日金曜日

掲載記事論評1 クイックジャパン90号


まず、1ページの記事の中で、いくつかの間違いが散見される。
「カフェを作ろうとしている」というのは、当初(2008年2月)のナイキの案で、現在は、取り下げている。また、ネーミングライツ料は年間3000万とあるが、1700万で、名前は「宮下NIKEパーク」である。基本的な情報も誤っている筆者の下調べは、お粗末すぎる。
争点がどこにあるのか分からないというのなら、取材すればよさそうなものであるが、そういう書き手としての初歩的な倫理はないようだ。

ただ、個人的には、あまり力の入っていないエッセイ風な文章は嫌いではない。
公園を訪れた筆者は、「雑然としていて面白い。」と書き、「しかし、雑然さゆえに、ここを守ろうという意志は分かりにくく見えるかもしれない。」と続けている。
また、「ナイキが工事をすれば、この不明瞭さと雑多さは良くも悪くも失われるだろう。」と書く。

なーんだ、この筆者は肝は分かっているじゃないか。と思った。
争点が分からないとHPをにらんだ目も、現場にやってくれば、すぐに了解できるようだ。
争点は、それです。
公園は多様であるべきで、商業主義で画一化されるのは嫌だし、単一目的で機能的すれば逆に機能不全に陥ってしまうだろう。
最後に「ぼけーとそう思った。」とある。それですよ、それ。
そういう場所を守ろうとしているのです。

*なお、WEBでも分かりやすく私たちの意見(その多様さも含めて)を伝えていきたいとは思っています。

(O/T)