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2026年10月9日金曜日

『ルポ路上生活』への抗議声明

2026年10月9日
『ルポ路上生活』への抗議声明

株式会社KADOKAWA 取締役代表執行役社長CEO夏野剛様
株式会社彩図社 代表取締役 山田有司様
國友公司様

 2021年12月、KADOKAWAより國友公司著『ルポ路上生活』(以下、本書)が出版され、2023年12月、加筆修正の上、彩図社より文庫本化されました。
 本書は、東京五輪開催期間中において「ホームレスは一体、どういう生活をしているのか」を取材するためと称し、野宿者が集住する東京のいくつかの場所で著者が野宿し見聞した内容をまとめたものです。

 私たちは、本書の続編ともいえる『ルポ 路上メシ』(2025年11月双葉社刊行)が野宿者に対する重大な差別・人権侵害であると考え、今年5月1日に抗議声明を公表し、5月10日までに47団体・804名からの賛同を得ました。7月16日、双葉社は謝罪文を公表し、『ルポ 路上メシ』の書店からの回収・図書館に対する返品要請・電子書籍およびオーディオブックの配信停止を行っています。
※『ルポ 路上メシ』お詫びと回収、電子配信の停止について」(2026.07.16)
  https://www.futabasha.co.jp/news/301

 私たちは、本書が『ルポ 路上メシ』と同様、多くの問題を持っていると考えています。

1,同意なき取材と公開

 著者は、著者の近辺で野宿している人や炊き出しで出会った人などとの会話を自分の立場・目的を隠して録音し、そこで得られたプライバシーを含む情報を相手に確認も許可を得ることもなく使用して、本書を執筆しました(※)。その中には、寝場所・容貌・年齢などの個人を特定しうる情報ほか、かなり強いプライバシーの暴露も含まれています。
 出版社は、著者のそれらの手法を知りつつ、本を公刊しました(※※)。
 通常の書籍であれば、取材時や公刊時に取材対象者による内容確認や同意の取得が行われるはずです。それが行われず、その努力さえなされていないことは、情報にアクセスしづらいため刊行に気づきにくく、刊行と自らの個人情報の暴露に気づいても声をあげづらい野宿者の社会的脆弱性につけこみ、野宿者の人権を軽んじ、尊厳を踏みにじる差別であると考えています。

※ 唯一の例外として、手配師に対するインタビューで著者は立場を明らかにしています。
※※ 本書には、「私はこの二ヶ月間の間、路上で会った人々には取材であることを誰にも伝えてこなかった。嘘をつき通し、ホームレス対ホームレスという立場で関係を築いてきた。」ほかの記述があります。
 また、文庫本のあとがきにおいて、以下のように著者は書いています。
「余談であるが、○○○のAさんのもとには単行本が発売された後すぐに会いに行っている。その時にAさんから『二度と来ないでくれ』と忠告されてしまった。」(地名は○○○に、ニックネームは「Aさん」に置き換えました。Aさんは本書前半の主要な登場人物です)
 さらに、著者は、本書に掲載されていることを本人に知らせた支援団体について「余計なことしかしない」と批判しています。
 これらの記述から、著者が取材対象者を意図的に欺いて情報を得ていたこと、取材対象者が拒絶の意思表示をしたにも関わらず公刊を続け、また文庫本化を行ったことがわかります。さらに、そのことを反省・謝罪し対処すべき問題ととらえず、むしろ露悪的に責任を棚上げしていることに本書の性質があらわれています。

2,野宿者の寝場所を公開することの危険

 文章および写真によって本書に具体的に記載されている野宿者の寝場所は、発刊時はもとより現在も野宿者が就寝しているところがほとんどです。
 近年において深刻な襲撃があった場所もあります。
 野宿者の寝場所の詳細を当人の許可なく公開するのは重大な人権侵害であり、暴力や放火などの襲撃や嫌がらせをまねく危険があります。

3,野宿者のコミュニティに対する悪影響

 野宿者は生き延びるための情報を交換し必要な助け合いを行っている側面があります。新たに寝場所に来た人に対しては、一定の警戒心は持ちつつも仲間として迎え、その人の暮らしを支えようとします。
 本書は、このような助け合いを利用して野宿者と関わりを持ち、様々な情報を引き出して、当人たちの望まない形でそれらの情報を公開しています。
 取材目的を隠した著者の行動と本書の公刊は、寝場所・炊き出しを中心とした野宿者のコミュニティにお互いへの疑心暗鬼をもたらし、とりわけ新たに野宿する人にとって不利益になります。野宿者や生活困窮者が生き延びるためにつくっている助け合いのネットワークやコミュニティに対する悪影響は大きく、それは私たちの生存に対する脅威となりうるものです。

4,野宿者・生活困窮者に対する差別・偏見の助長

 本書には、野宿者と犯罪を結びつける記述、生活保護受給者に対して「不正受給」の印象と結びつけるような記述が繰り返しなされています。
 また、都内のホームレスは炊き出しがあるため食べ物に困っていない、など野宿者や生活保護受給者の困窮を矮小化し、一面的に断定する記述も随所に見られます。
 これらの記述は、実態を伝えるというより、ネガティプな像と恣意的に結びつけ、野宿者・生活困窮者のイメージを否定的に方向づけるものです。
 著者が限られた期間、地域、対人関係で見聞きしたことをもとに、野宿者・生活困窮者をこのように断定し一般化することは、生活困窮者に対するスティグマを強化し、差別・偏見を助長するものです。これによって、生活困窮者が支援や制度を利用することをためらったり、野宿者の排除が正当化されたりなどといった悪影響が生じるおそれもあります。

5,取材目的のすりかえ

 本書の「はじめに」で著者は、「明日は我が身」「何かの拍子で職を失い、食費が底をつき、家賃も払えなくなり、ホームレスになってしまうことが私は怖い」と、自分自身と世間一般の人々を重ねながら生活に根差した不安を書いています。
 そして、「(コロナ禍と東京五輪で日本が揺れている中、)貧困の最前線とも言えるホームレスは果たしてどんな状況に置かれているのか?」という問いを、取材目的として掲げています。
 これらの文言は、この取材に公共的な意義があるかのように読めます。しかし実際の本文では、野宿者・生活困窮者をのぞき見的に観察し、消費する対象として扱う「まなざしの暴力」が全体に表れています。
 著者は、野宿者・生活困窮者の生活領域に侵入し、立場を偽り、相手をあざむき通したまま、冷笑と共感を混ぜながら「おもしろさ」のネタとして扱い、貧困と困難の中で生きのびているそれぞれのありようを娯楽的コンテンツとして書き立て、搾取しています。
「はじめに」にある当事者性の標榜と取材目的は、このような本書の本質をつくろうための、表面的な言葉に聞こえてなりません。
 さらに、東京オリンピック・パラリンピック(※)の開催時期に取材を行ったことが本書の帯や「はじめに」にうたわれていますが、本文を読むと、東京五輪の路上生活への影響について(会話や見聞の中で見知った事柄程度の記述はありますが)積極的な調査や取材は行われておらず、著者の本当の関心はそこにはなかったことがわかります。
※KADOKAWAは同大会の公式スポンサーです。

6,おわりに

 本書は公刊されてから5年近く、文庫本化されてからも3年近くが経っています。
 そして、その後も著者は野宿者をネタにする取材や執筆、動画の公開などを続けてきました。
 私たちが『ルポ 路上メシ』への抗議を決意したのは、野宿者や生活困窮者の人権を侵害し、差別する、そのような活動が継続されていたためもありました。また、著者の活動が、インターネットなどにおける、野宿者の人権を軽視する表現や行動を煽る懸念も感じてきました。
 刊行から月日が経過していても、本書が流通していることによる、取材対象となった場所や人たちに対する影響は看過できません。『ルポ 路上メシ』についてその取材手法、個人の特定、寝場所の公開、コミュニティへの影響、差別を助長する表現などの問題が明らかになった現在、本書についてもその問題性が改めて検証されるべきです。取材の内容や場所について著者に示唆を与え、長年にわたって本書を公刊してきた出版社・編集者の責任は重いと私たちは考えています。
 私たちは野宿者・生活困窮者への人権侵害・差別である本書に対して強く抗議し、本書(単行本・文庫本)の書店からの回収および図書館に対する返品要請・電子書籍の配信停止を求めます。

ねる会議

2026年8月1日土曜日

『ルポ 路上メシ』 双葉社謝罪文に対する、ねる会議の見解

2025年11月、國友公司著『ルポ路上メシ』が双葉社から出版されました。わたしたちは、同書が野宿者に対する重大な差別・人権侵害であると考え、2026年5月1日、抗議声明を公表しました。抗議声明に対して、5月10日までに、47団体、804名の方からの賛同が集まりました。

わたしたちは、5月13日に出版元である双葉社に抗議を申し入れ、同日および6月9日に話し合いをおこないました。話し合いでは、抗議の内容について詳しく説明し、炊き出し利用者や支援団体から寄せられた抗議のメッセージを伝え、同書の販売を続けてほしくないこと、回収をしてほしいことを訴えました。その後も、双葉社とのあいだでメールのやりとりをおこないました。

一連のやりとりを受けて双葉社は、7月16日に下記の二文書(以下あわせて、謝罪文)を公表し、また同書を回収すること、電子書籍、オーディオブックを配信停止することを明らかにしました。

謝罪文で双葉社は、わたしたちが抗議声明で指摘した4つの問題点について、おおむね認めました。また、図書館に対しても回収要請を行うことを約束し、再発防止のための体制をつくることも表明しました。出版社がこのように対応したことは、今後のためにも意義のあることだととらえています。

しかしながら、わたしたちが抗議声明および2回の話し合いにおいて訴えた点のいくつかを謝罪文は認めませんでした。

以下では、謝罪文が何を認めていて、どの点で不十分なのか、わたしたちの見解を述べます。

差別・人権侵害は表現の問題にとどまらない

謝罪文は、同書の「表現が差別的」であること、同書が差別を「強化・助長する危険」があることは認めました。また、一般論として「差別は許されない」ともしました。しかしながら、同書は特定の表現や描写のみならず、取材・執筆・出版のそれぞれの段階で、野宿者・生活困窮者を差別しているとわたしたちは考えています。このことは、双葉社との話し合いの中でくりかえし伝えてきたことです。残念ながら、双葉社はこの点について正面から認めるにいたりませんでした。

抗議声明でも述べたとおり、著者は同書のために、立場と目的を偽って炊き出し利用者に近づき、その親切心を利用して情報を集め、居場所などのプライベートな情報も含めて、娯楽的な読み物として執筆しました。著者、編集者は、記事を書いたことも、出版することも、取材対象者に知らせませんでした。これは、野宿者・生活困窮者に対する人権侵害です。そして、通常の取材対象者に対しては行わない、するべきではないことを、野宿者・生活困窮者に対してならやってもよいと考え、行うのは、差別にほかなりません。

わたしたちとの話し合いを経て、謝罪文が「本書において、こうした取材方法を取るべきではありませんでした」と認めるに至ったことは重要ですが、本質的なところで認識不足があると思います。

また、謝罪文は、居場所、寝場所をさらしたことについて、「人権に関する問題」とあいまいに触れているものの、同書の取材と出版において野宿者・生活困窮者の人権を侵害したことを明言しませんでした。

「無自覚」を主張することの問題

謝罪文は、同書の諸問題の本質として、國友氏、双葉社の「無自覚な偏見や無自覚な特権性」がある、としています。「無自覚な偏見」とは、偏見があったことを認めつつも、それが意図的ではなかったかのようにその責任をあいまいにする表現です。しかし、國友氏は『ルポ西成』(2018、彩図社)や『ルポ路上生活』(2021、KADOKAWA)でも同様に、特定の地域、属性の人々を侮蔑的な視点から見下し、揶揄しています。これらのことは、そのような場所や人々をことさらに危ないもの・奇異なものとして描くことによって読者の関心を引き、また、それらから著者が距離を置くことによって読者に高みの見物をさせるという執筆手法にも由来しています。國友氏が、みずからの手法に無自覚だったとは考えがたく、双葉社もまた問題性を客観的に認識しうる立場にありました。

取材対象者の気持ちの問題にせばめないでほしい

謝罪文は、個人の特定、炊き出しの場に不安などを与えたこと、寝場所の特定、支援活動の妨害とならんで、「心を傷つけてしまった」こと、「精神的苦痛を与えた」ことについて、くりかえし反省を表明し、謝罪しています。もちろん、悔しい思いをしたり、怒っている人がいることは事実です。しかしながら私たちが問うているのは、國友氏と双葉社が取材・執筆・出版において、差別と人権侵害をおこなったことです。

謝罪文は、「野宿者・生活困窮者の(略)困難に対して寄り添い、心の目線を合わせる姿勢が欠けてい」たと述べていますが、わたしたちは、それ以前のこととして、野宿者・生活困窮者に対してなら人として当然の権利をふみにじっても構わない、とする差別をやめてほしいと考えています。

さいごに

今回、『ルポ路上メシ』の問題性についてわたしたちは声をあげ、一定の成果と社会的合意が得られました。

ただし、野宿者・生活困窮者の日常に立場を偽って入り込み、助け合いの関係や支援を取材のために利用し、私的な会話や行為を揶揄・冷笑するよう書かれたルポが、本として出版され広められたことの影響は、謝罪、回収という対応が取られた現状でも残っています。炊き出しなどの場における疑心暗鬼の状況や、尊厳を軽んじられた影響は消えていません。著者、出版社の社会的責任は重いです。

同書に限らず、今後も、こうした著作物や表現物などが許されてはならないということを、わたしたちは示していく必要があると考えています。




2026年7月21日火曜日

ねる会議 2026・夏のカンパのお願い

 梅雨が明けて、酷暑の夏がやってきました。みなさま、お元気ですか?
 ねる会議は、渋谷・新宿周辺を活動エリアに、野宿者を中心としたグループで、寝場所のこと、仕事のこと、再開発のことなど、困ったことがあればみんなで相談し解決するための取り組みを行なっています。
 年末にはみなさんから寄せられたカンパで「年越しねる会議」をやり、厳しい冬を乗り越えることができました。それ以後も、野宿者の寝場所を守る取り組み、行政との交渉、『ルポ路上メシ』に対する抗議、映画『見はらし世代』に対する抗議など、様々な活動を行ってきました。野宿者の間にも戦争への不安、高市政権への危機感が高まっていることから、毎月19日の国会前抗議にも参加しています。そのほかにも、毎週の会議、ホームレス情報センター(野宿者による食事づくりと情報交換)、ねる会議新聞の作成・配布などの日常活動を行っています。
 そういう中でみなさまへ夏のカンパのお願いです。
 夏を乗り越え、年末までの残り半年をしっかりと活動していくために、可能な範囲でお心寄せていただけたらと思います。みなさまからいただいたカンパは、ねる会議の日々の活動に使わせていただきます。生き延びるための支援をどうぞよろしくお願いします!
カンパの送り先ー下記の口座へのご寄付をお願いします。
• 三菱UFJ銀行 町田支店(店番 228) 普通預金2648648
• ねる会議
*ゆうちょの方が便利な方、以下の口座へ(個人の名前ですが「ねる会議」の専用口座です)
 ゆうちょ銀行口座 00290-7-146162

2026年7月16日木曜日

『ルポ路上メシ』について、双葉社が謝罪文を公表しました

國友公司著『ルポ路上メシ』について、出版元の双葉社が、本日(7月16日)謝罪文を公表し、また同書を回収することを明らかにしました。


わたしたちねる会議は今年5月1日、野宿者、生活困窮者を侮辱し、危険にさらしている同書について、抗議声明を公表しました。その後5月10日までの間に、47の団体、804名の個人の方々から賛同をいただきました(それ以降の賛同を加えると51団体、808名)。
5月13日と6月9日の2回にわたる双葉社との話し合いでは、抗議文の趣旨を理解してもらうため、その内容を詳しく説明するとともに、炊き出し利用者や支援団体から寄せられた抗議メッセージを届け、同書の販売をこのまま続けてほしくない、と求めました。これらの話し合いを経て、双葉社は問題を認識し、同書を回収すること、電子書籍・オーディオブックを配信停止することを決めました。
ただし、わたしたちが話し合いで訴えたことのいくつかについて、双葉社ははっきりと認めるにいたらず、謝罪文にも反映されていません。この点を含めて、双葉社の対応や謝罪文についてのわたしたちの考えは、近日中にブログ記事として公表する予定です。

2026年6月14日日曜日

映画『見はらし世代』における音声使用について

映画『見はらし世代』において、ねる会議の抗議音声が無断で使用されていた件で、製作会社側とやり取りを続けてきました。4月8日には話し合いの場を設け、謝罪を受けるとともに、無断使用に至った経緯を文書にて公開することなどを求めました。
このたび、製作会社側から文書が公開されましたのでお知らせします。
デモや抗議行動の「声」は私たちの主体的な表現です。どこでどのように使われるか、私たちに決める権利があります。
ご注目くださった皆様、ありがとうございました。

2026年6月13日土曜日

■ 6/9(火)『ルポ 路上メシ』について双葉社との二度目の話し合い

6月9日(火)に、國友公司著『ルポ路上メシ』(2025)について、出版元である双葉社との二度目の話し合いを行いました。双葉社からの出席は、前回5/13と同じく、担当編集者、編集局次長、総務局編集総務部長の3名でした。

この日は、事前に受領した双葉社からの返答をもとに話し合いました。その中で私たちは、この本がどのような差別をおこなっているのか、改めて話しました。直接に侮辱的な表現が差別であるというだけでなく、身分を偽り、取材と知らせずに取材して、出版に際しても同意を得ないことが野宿者・貧困者に対する差別であり、人権侵害であると私たちは考えています。また、そのような取材や出版によって生じている/生じうる実害についても伝えました。

引き続き双葉社と協議していきます。協議の結果はブログで報告する予定です。

2026年5月28日木曜日

【遅めのメーデー】5月21日 東京都産労局と交渉を行いました


東京都では山谷の玉姫職安などを窓口として失業者・日雇労働者に仕事を紹介する特別就労対策事業を行っている。この仕事は年齢・性別・技能を問わず働ける貴重な場で、ねる会議のメンバーを含む多くの野宿者たちも従事している。
しかしコロナ禍以降、事業規模は縮小の一途を辿っている。また、著しい物価高騰が起こっているにも関わらず、賃金は実質据え置きのまま。現場でのハラスメントも有効な対策が取られていない。
5月21日、私たちはこの事業を所管する東京都産業労働局に申入れを行った。冷たい風の吹く中、話し合いは都庁前の路上で行われた。
産労局側は雇用就業部就業推進課ヒロセ氏、ワダ氏が応対。その後ろには、施設管理担当と思しき職員やガードマンが何人も控えている。
私たちは皆で話し合って作成した申入書に沿って、仕事を増やせ、賃金をあげろ、安心できる就業環境を作れと声をあげた。
実際に野宿しながらこの事業で働く労働者が「私はこの仕事で命をつないだ。命の綱だ。一生懸命やろうという気持ちがある。大事な仕事だから、良くなってもらいたい」と力強く訴えた。
事業で働く労働者の声を、東京都はしっかりと受け止めてほしい。

2026年5月15日金曜日

5/13(水)『ルポ 路上メシ』への抗議を双葉社に申し入れました

5月13日(水)に、國友公司著『ルポ路上メシ』(2025)についての抗議を双葉社に申し入れました。当日双葉社からは、担当編集者、編集局次長、総務局編集総務部長の3名が出席しました。

申し入れの席では、抗議声明、および、賛同いただいた47団体、804名のうち掲載可の方々の一覧をあわせて手渡し、國友氏にも文書を渡すように求めました。また、私たちが考える同書の問題点について抗議文にそって一段ずつ確認しました。さらに、炊き出しに参加する野宿者などからの抗議の声を伝えた上で、ねる会議の意見として、同書の販売をこのまま続けてほしくないと要望しました。双葉社からは、現時点での認識として、「重く真摯に受け止め」るとの発言がありました。

今後も双葉社と話し合いを持つ予定です。引き続きブログ上で報告します。

2026年5月11日月曜日

『ルポ 路上メシ』抗議に多くの賛同をありがとうございます(5月10日現在)

私たちは双葉社と國友公司氏に強く抗議します

■ 賛同団体、個人

団体(五十音順):
• ActNow‼︎Kagawa
• アジロン編集部
• ATTAC Japan(首都圏)
• 一般社団法人人権精神ネット
• 一般社団法人つくろい東京ファンド
• 一般社団法人婦人民主クラブ
• いんくるーしぶ杉並
• エトセトラブックス
• NPO法人木パト(相模原市)
• NPO法人ほっとプラス
• 学校事務職員労働組合神奈川
• 全国学校事務労働組合連絡会議
• 釜ヶ崎公民権運動
• 釜ヶ崎センター開放行動
• かりん燈関東
• キョートット出版
• 月曜夜回りの会
• 寿支援者交流会
• 寿日雇労働者組合
• 小山さんノートワークショップ
• 在日フェミニスト連帯会
• ささしま共生会
• JCA-NET
• 渋谷路上パト
• しょうがいしゃ大フォーラム
• スープの会
• 杉並から差別をなくす会
• 住まいの貧困に取り組むネットワーク
• 特定非営利活動法人TENOHASI
• 反差別相模原市民ネットワーク
• 日本基督教団神奈川教区寿地区活動委員会
• 日本基督教団神奈川教区ヤスクニ・天皇制問題小委員会
• 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
• 野宿者訪問もろもろの会
• ノラ
• 反貧困ネットワーク
• 「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会
• 広島瀬戸内新聞
• 府中萬歩記
• フツーのLGBTをクィアする
• 部落解放同盟神奈川県連合会
• 平和を考え行動する会
• まんなかタイムス
• ミニミニ(聖公会野宿者支援活動・渋谷)
• 夜まわり三鷹

以上45団体。他に非公開2団体を加え、合計47団体。

個人(五十音順):
相澤春 / 青木裕介 / 青山薫 / あかはねさやか / 赤羽宏美 / 朝吹エマ / 安次嶺沙友希 / 東琢磨 / 麻生 歩 / 安部竜平 / 荒川朋世 / 安齋創太 / 安藤志保 / 生田まんじ / 池田幸代(駒ケ根市議会議員 社会福祉士 新宿野宿者女性の会「心を開く輪」メンバー) / 池田慈雨 / 池田龍斗 / 石井ゆりこ / 石岡真由海 / 石田述子 / 石田光枝 / 石原久嗣 / 石原まりな / 石原みき子 / 石丸敏子 / 磯貝真 / 礒部史也 / 市川喜一郎 / 市川幸平 / 市川平 / 市場恵子 / いちむらみさこ(ノラ) / 伊東永子 / 伊藤 京一郎 / 伊藤春奈(花束書房) / 伊藤書佳 / 稲葉剛(住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人) / 稲葉奈々子(上智大学) / 井野博満(東京大学名誉教授) / 猪野美佐緒(非正規滞在外国人支援) / 今津啓志 / 岩崎眞美子 / 植松恵美 / 宇佐美光孝 / うさやま / 牛田純一(反貧困ささえあい神奈川副代表) / 宇田川絵里 / 江口賢 / 栄野比昌吉(ホームレス) / 遠藤純一郎 / 大木清子 / 大滝とおる / 大塚たけしさ / 大野和興(農業記者.日刊ベリタ編集委員) / 大野玲 / 大橋奈穂子(府中萬歩記) / 大村智(航思社) / 大森由紀子 / 大山千恵子 / 岡 純子 / 岡田健一郎 / 岡山文人(翻訳家) / 小川 幸子 / 小川てつオ(野宿者) / 小川奈穂子 / 奥山たえこ(杉並区議会議員) / 尾崎ツトム / 小澤浩明(東洋大学) / 小野寺葉月 / 小畑 隆昭 / 尾林 哲矢 / 加賀谷 美里 / 柿本志信 / 影山 寛恵 / 笠松勇樹(野宿者) / 樫尾則美 / 片岡栄子 / 片岡洋子 / 加藤 隆 / 加藤寿子(ふぇみん婦人民主クラブ) / 金子新吾 / 鎌田美保 / 加美山慎一 / 烏山健志 / 川島 美由紀 / 河原省吾 / 北 明美 / 北場 逸人 (社会民主党奈良県連合宇陀支部) / 北原モコットゥナㇱ / 木村靖司 / 木村敬子 / 木村理恵 / 京極紀子 / 金 栄 / 國井佳美 / 久野成章 / 久野由詠(弁護士) / 熊本理抄 / 蔵渕克典 / 栗田隆子(文筆家) / 栗原志満 / 栗原順子 / 栗山 次郎 / 黒岩大助 / Chloe Wen / 黒田崇宏 / 桑原康明 / 小池陽慈 / 小岩勉 / 香西浩 / 河野 開司(こうの かいじ) / 古かく 祐蔵 / 小金菜穂子 / 木口優 / 木暮茂夫 / 小島千佳 / ゴトウ / 後藤浩二(スープの会・世話人) / 小橋 / 小林智香子 / 小林瞳(平和の種をまく会) / ごぼう / 近藤恵子 / 近藤登志一 / 斎藤信吾(編集者) / 三枝明夫(アジロン編集部) / 酒井弘芳(無職) / 堺 由香 / 坂内孝雄  / 坂上祥子 / 坂庭国晴(住まい連代表幹事) / 崎山 政毅 (立命館大学教授) / 桜井大子 / 櫻井莉菜 / 佐倉忍 / 櫻田和也(大阪公立大学人権問題研究センター) / 笹川榮子 / 笹川孝徳 / 佐々木夏歌 / 佐々木玲子 / 佐藤泉 / 佐藤和宏 / 佐藤一道 / 佐藤和行 / 佐藤友子 / さこう まさこ / 佐野通夫 / さとうゆうじ / 佐藤裕太 / 佐藤ユリカ (保育士 舞踏家) / 沢田政司 / 椎野綾(社会福祉士) / 志田 啓 / 篠田美津代 / 渋沢茂 / 清水晶子 / 清水さつき / 下川雅嗣(上智大学教員) / 新谷進(労働者) / 申知瑛 / 菅本麻衣子 / 菅原佳祐 / 杉田真衣(東京都立大学教員) / 杉山 晶 / 杉山百合子 / 鈴木香織(一般社団法人あじいる) / 鈴木敬治(障害者) / 鈴木悟子 / 鈴木 さよ子 / 鈴木 力 / 鈴木まいら / 須藤りえこ / 関口悠樹 / 高井ゆと里 / 高井洋子 / たかきすみこ(ふぇみん会員) / 髙木靜一 / 高沢幸男(寿支援者交流会事務局長、反貧困ネットワーク神奈川共同代表) / 髙橋 史帆 / 高橋慎一 / 田上正子 / 田神実桜 / 高村幸子 / 髙山健二郎 / 竹内 忍 / 竹田賢一 / たけだまるみ(ゆじょんと) / 田中 一昭 / 田中一彦 / 田中一弘 / 田中きよむ(こうちネットホップ代表) / 田中紗智 / 田中ひかる / 田浪亜央江 / 谷田あや子 / 田原陽子 / ちゃんまり / 池允学 / 土屋聡 / 鶴峰まや子 / 寺本香英 / 寺谷有香 / 土井桂子 / 土井宏紀 / 遠山日出也 / 徳岡輝信 / 芦澤礼子 / 中井敦子 / 中井公一郎 / 長尾有起 / 中川信明 / 中川祐希 / 中桐康介 / 長坂りえ / 長澤 紀美子 / 中嶋絵美子 / 長島結 / 中島由美子(全国一般労働組合東京南部 執行委員長) / 中西綾子 / 永野潤(非常勤講師) / 中村順 / 中村 弥穂 / 中本れい / 中森圭子(ふぇみん婦人民主クラブ) / 永山淳子 / なすび(被ばく労働を考えるネットワーク) / 名出真一 / ナナシマ マリア / 南門 誠(野宿者) / 西川千花子 / 西村由美子 / 新田秀樹(ピースリンク広島・呉・岩国 世話人) / 楡原民佳 / ninja taChanka / 野上宏 / 野中敏幸 / ノボル(路上生活者) / のむらともゆき@反天皇制運動 / BARBARA DARLINg / 橋口昌治 / 橋本恭子(日本社会事業大学非常勤講師) / 畠山照子 / 羽生有希 / 早坂智之 / 林風作 / 原口剛(神戸大学教員) / 原 宝(日本基督教団 上大岡教会 牧師) / 原田麻由美 / 平昭将史 / 平川 美郁 / 平出恵津子 / 平間尚子 / 平山隆浩 / 廣瀬俊介(環境デザイナー) / 福井貴絵子 / 福田和子 / 福田美智子 / 福田ゆき / 藤井千賀子 / 藤井光(アーティスト) / 藤尾 哲也 / 藤本なほ子 / 藤原朋弘(弁護士) / 船橋享 / フリーランス / 星出友彦 / 星野智幸 / ほしのめぐみ / 細井耕平 / 堀江里美(翻訳家) / 堀川優奈 / 前川浩子(府中市議会議員) / 前田朱里 / まえだけいこ(福岡地区合同労働組合 組合員) / 前田良彦 / 牧野美登里 / 増田幸枝  / 桝山剛宏 / 又川 秀喜 / 松浦まみ / 松尾拓 / 松田尚之 / 松田洋介(大東文化大学教員) / 松本潤子 / 松本真紀子 / まや / マルリナ(フェミニスト手芸グループ山姥) / 三澤恵子 / 水野重信(横浜水曜パトロールの会) / 南出吉祥 / 皆本夏樹 / 峰わかば / 宮川拓 / 宮崎信恵 / 宮﨑 一 / 宮野吉史 / 村上亜由美 / 村上らっぱ(府中萬歩記) / 村田浩司(編集者) / 村山貴史 / 茂木 遊 / 森川敏光 / 森永 雅世 / 森 宏徳  / 森谷一弘 / 安田芽未 / 山川宗則 / 山川幸生 / 山崎たつお / 山﨑洋 / 山崎ひろみ / 山崎正之(無職) / やまだ おさむ / 山田広美 / 山田恵 / 山田陽子 / 山田洋子 / やまもとゆきこ / 山森亮 / やんそる / 横田都志子 / 横山 AiAi寛子 / 吉川好 / 吉田亜矢子 / 吉田千尋 / 吉田尚史 / 吉田美奈子 / よねざわいずみ(ソフトウェアエンジニア・「トランスジェンダリズム宣言」編著者) / 米津 圭人 (出版情報関連ユニオン 特別執行委員) / 米山功治 / よるむ / 李杏理 / 若林 宣(フリーライター) / 若松 秀幸 / 渡辺一枝 / 渡辺一城(天理大学) / 和田幸之(うさぎの会)

以上337名。他に非公開467名を加え、合計804名。
※ 一部のお名前について、肩書をカッコに入れるなど、表記を調整させていただきました。

2026年5月1日金曜日

『ルポ 路上メシ』に抗議します。ご賛同をお願いします。

2025年に双葉社から、國友公司著『ルポ 路上メシ』が出版されました。取材であることをかくして各地の炊き出しなどを訪れ、野宿者、生活困窮者から聞き出したプライベート情報などを暴露する内容の本です。私たちはこの本が、野宿者、生活困窮者への人権侵害であると考え、双葉社、國友氏に対して抗議します。抗議の内容については、本ブログ記事後半の抗議声明をお読みください。

抗議声明は、5月10日(日)までにご賛同いただいた団体、個人の方々の一覧とあわせて、双葉社に直接、提出する予定です。下記のフォームより、ぜひご賛同をお願いいたします。なお賛同者のお名前は、提出文書および本ブログ記事の両方に掲載、提出文書のみに掲載(他では非公開)、非公開のいずれかを選択できるようにしています。

賛同フォーム:

以下抗議声明です。

ーーーーーー
株式会社双葉社 代表取締役社長 梓沢雅治 様
株式会社双葉社 島野浩二 様
株式会社双葉社 週刊大衆編集部 御中
國友公司 様

ねる会議
賛同団体、個人: 文末に記載

■ 『ルポ 路上メシ』への抗議声明

2025年11月22日、双葉社より、國友公司著『ルポ 路上メシ』(発行者 島野浩二)が出版されました。これは、『週刊大衆』(2024年5月25日号〜2025年9月22日、29日号)に連載されたものです。同書は、取材の手法と、内容の両面において、野宿者、生活困窮者を侮辱し、危険にさらすものであり、また事実関係においても多くの誤りを含みます。

私たち、野宿当事者および支援者からなる団体であるねる会議は、同書の出版について、出版元である双葉社、ならびに著者である國友公司氏に対して抗議します。

■ 問題点1: 対象者の同意なき取材と公開

國友氏は同書(『ルポ 路上メシ』、以下同様)において、前著『ルポ 路上生活』(2021, KADOKAWA)と同様、取材という目的を隠し、立場を偽って野宿者、生活困窮者に近づき、情報を集めています。これは、同書の記載(p. 118, p. 211, p. 291)でも示唆されています。また、國友氏に接触され、同書でプライベート情報を暴露された人たちへの、私たちの聞き取りでも裏づけられています。たとえばある人は、國友氏が、自身が生活保護を受けている、と虚偽の説明をしたのを聞いています。

このようにして近づいた人たちの親切心を利用して、話を聞き出すような取材手法は悪質です。炊き出しなどでの情報交換や助け合いは、野宿者、生活困窮者が、不安定な状況で生活するために不可欠なものです。同書のような取材は、そのネットワークをこわすことにつながります。

同書には、野宿にいたる経緯、生活保護利用の状況、病歴、職歴など多岐にわたるプライベート情報が記載されています。寝場所、風貌、年齢などから人物が特定されうる描写もあります。その一方で、誤った内容も含んでいます。このようなことを本人の同意なく書きたて、出版するのは、重大な人権侵害です。

なお、國友氏は自分の情報収集を「潜入取材」(p. 303)と位置づけようとしています。しかし、同書の対象は、野宿者、生活困窮者など、社会的に力が弱いとされる人たちです。権力の内部に入り込んで内実を明らかにするという、一般的な意味での潜入取材にはあてはまりません。

■ 問題点2: 野宿者の寝場所を危険にさらす記述

同書は、野宿者の現在の寝場所を詳細に記しています。その中には、人目につかないように就寝している場所すらあります。寝場所を公開することで、野宿者への暴力や放火などの「襲撃」をまねくおそれがあります。本書の記述は野宿者の生活と生命を脅かす、著しく配慮に欠けたものです。

■ 問題点3: 支援すること/受けることをおびやかす行為

國友氏は、知り合った人から話を聞き出すだけでなく、支援団体による野宿者の訪問活動を尾行し、それによって特定した寝場所を具体的に書いています(p. 129, p. 134, pp. 150-151)。寝場所を公開することの危険性は前節で述べたとおりです。

居場所、寝場所を訪問する活動は、個人の生活領域に入りこむため、慎重に行う必要があるデリケートなものです。國友氏の行動、および同書の記述は、こうした支援活動に求められる信頼性、安全性を損ない、また、支援を受けることを危険にさらしています。

また、同書は炊き出しの日時や場所などの詳細を、私たちが確認した限りでも複数の活動について、主催者の同意なく書いています。これは、野宿者、生活困窮者の食事の場所を好奇の目にさらし、安心できない場にするものです。くわえて主催団体にとっても、周辺住民との関係や、活動のキャパシティなど、微妙なバランスの中で成立している活動の継続を難しくするものです。

■ 問題点4: 野宿者、生活困窮者に対する侮辱

同書は全体として、野宿者、生活困窮者を奇異な観察対象として取り上げて、揶揄、冷笑する視点から書かれています。その姿勢は、たとえば、次のような表現に示されています。

「長年の習慣で体の調整機能すら進化してしまっているのかもしれない。もはや爬虫類である」(p. 22)

(「人に何かをしてもらったらお返しをしないと気が済まない」という人について)「捕まえたネズミでも渡されたりしても困る」(p. 98)

「聞いているだけで頭が悪くなりそう」(p. 333)

國友氏の接触を受けた何人もの人が、このような記述にふれてショックを受けています。また、異議申し立てをすることが困難な人を揶揄の対象にすることは卑劣であり、それを娯楽的な読み物として商業出版し、利益を得ることは搾取的です。

このような侮蔑的な視線と描写に満ちた本書の出版は、本の中に書かれている人たちだけでなく、野宿者、生活困窮者一般に対する差別を助長するものであり、断じて許せません。


私たちは、上記の問題点を含む同書を出版した双葉社と國友公司氏に強く抗議します。

ーーー
■ 賛同団体(47)、個人(804名)

団体(五十音順):
• ActNow‼︎Kagawa
• アジロン編集部
• ATTAC Japan(首都圏)
• 一般社団法人人権精神ネット
• 一般社団法人つくろい東京ファンド
• 一般社団法人婦人民主クラブ
• いんくるーしぶ杉並
• エトセトラブックス
• NPO法人木パト(相模原市)
• NPO法人ほっとプラス
• 学校事務職員労働組合神奈川
• 全国学校事務労働組合連絡会議
• 釜ヶ崎公民権運動
• 釜ヶ崎センター開放行動
• かりん燈関東
• キョートット出版
• 月曜夜回りの会
• 寿支援者交流会
• 寿日雇労働者組合
• 小山さんノートワークショップ
• 在日フェミニスト連帯会
• ささしま共生会
• JCA-NET
• 渋谷路上パト
• しょうがいしゃ大フォーラム
• スープの会
• 杉並から差別をなくす会
• 住まいの貧困に取り組むネットワーク
• 特定非営利活動法人TENOHASI
• 反差別相模原市民ネットワーク
• 日本基督教団神奈川教区寿地区活動委員会
• 日本基督教団神奈川教区ヤスクニ・天皇制問題小委員会
• 認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい
• 野宿者訪問もろもろの会
• ノラ
• 反貧困ネットワーク
• 「日の丸・君が代」の法制化と強制に反対する神奈川の会
• 広島瀬戸内新聞
• 府中萬歩記
• フツーのLGBTをクィアする
• 部落解放同盟神奈川県連合会
• 平和を考え行動する会
• まんなかタイムス
• ミニミニ(聖公会野宿者支援活動・渋谷)
• 夜まわり三鷹

以上45団体。他に非公開2団体を加え、合計47団体。

個人(五十音順):
相澤春 / 青木裕介 / 青山薫 / あかはねさやか / 赤羽宏美 / 朝吹エマ / 安次嶺沙友希 / 東琢磨 / 麻生 歩 / 安部竜平 / 荒川朋世 / 安齋創太 / 安藤志保 / 生田まんじ / 池田幸代(駒ケ根市議会議員 社会福祉士 新宿野宿者女性の会「心を開く輪」メンバー) / 池田慈雨 / 池田龍斗 / 石井ゆりこ / 石岡真由海 / 石田述子 / 石田光枝 / 石原久嗣 / 石原まりな / 石原みき子 / 石丸敏子 / 磯貝真 / 礒部史也 / 市川喜一郎 / 市川幸平 / 市川平 / 市場恵子 / いちむらみさこ(ノラ) / 伊東永子 / 伊藤 京一郎 / 伊藤春奈(花束書房) / 伊藤書佳 / 稲葉剛(住まいの貧困に取り組むネットワーク世話人) / 稲葉奈々子(上智大学) / 井野博満(東京大学名誉教授) / 猪野美佐緒(非正規滞在外国人支援) / 今津啓志 / 岩崎眞美子 / 植松恵美 / 宇佐美光孝 / うさやま / 牛田純一(反貧困ささえあい神奈川副代表) / 宇田川絵里 / 江口賢 / 栄野比昌吉(ホームレス) / 遠藤純一郎 / 大木清子 / 大滝とおる / 大塚たけしさ / 大野和興(農業記者.日刊ベリタ編集委員) / 大野玲 / 大橋奈穂子(府中萬歩記) / 大村智(航思社) / 大森由紀子 / 大山千恵子 / 岡 純子 / 岡田健一郎 / 岡山文人(翻訳家) / 小川 幸子 / 小川てつオ(野宿者) / 小川奈穂子 / 奥山たえこ(杉並区議会議員) / 尾崎ツトム / 小澤浩明(東洋大学) / 小野寺葉月 / 小畑 隆昭 / 尾林 哲矢 / 加賀谷 美里 / 柿本志信 / 影山 寛恵 / 笠松勇樹(野宿者) / 樫尾則美 / 片岡栄子 / 片岡洋子 / 加藤 隆 / 加藤寿子(ふぇみん婦人民主クラブ) / 金子新吾 / 鎌田美保 / 加美山慎一 / 烏山健志 / 川島 美由紀 / 河原省吾 / 北 明美 / 北場 逸人 (社会民主党奈良県連合宇陀支部) / 北原モコットゥナㇱ / 木村靖司 / 木村敬子 / 木村理恵 / 京極紀子 / 金 栄 / 國井佳美 / 久野成章 / 久野由詠(弁護士) / 熊本理抄 / 蔵渕克典 / 栗田隆子(文筆家) / 栗原志満 / 栗原順子 / 栗山 次郎 / 黒岩大助 / Chloe Wen / 黒田崇宏 / 桑原康明 / 小池陽慈 / 小岩勉 / 香西浩 / 河野 開司(こうの かいじ) / 古かく 祐蔵 / 小金菜穂子 / 木口優 / 木暮茂夫 / 小島千佳 / ゴトウ / 後藤浩二(スープの会・世話人) / 小橋 / 小林智香子 / 小林瞳(平和の種をまく会) / ごぼう / 近藤恵子 / 近藤登志一 / 斎藤信吾(編集者) / 三枝明夫(アジロン編集部) / 酒井弘芳(無職) / 堺 由香 / 坂内孝雄  / 坂上祥子 / 坂庭国晴(住まい連代表幹事) / 崎山 政毅 (立命館大学教授) / 桜井大子 / 櫻井莉菜 / 佐倉忍 / 櫻田和也(大阪公立大学人権問題研究センター) / 笹川榮子 / 笹川孝徳 / 佐々木夏歌 / 佐々木玲子 / 佐藤泉 / 佐藤和宏 / 佐藤一道 / 佐藤和行 / 佐藤友子 / さこう まさこ / 佐野通夫 / さとうゆうじ / 佐藤裕太 / 佐藤ユリカ (保育士 舞踏家) / 沢田政司 / 椎野綾(社会福祉士) / 志田 啓 / 篠田美津代 / 渋沢茂 / 清水晶子 / 清水さつき / 下川雅嗣(上智大学教員) / 新谷進(労働者) / 申知瑛 / 菅本麻衣子 / 菅原佳祐 / 杉田真衣(東京都立大学教員) / 杉山 晶 / 杉山百合子 / 鈴木香織(一般社団法人あじいる) / 鈴木敬治(障害者) / 鈴木悟子 / 鈴木 さよ子 / 鈴木 力 / 鈴木まいら / 須藤りえこ / 関口悠樹 / 高井ゆと里 / 高井洋子 / たかきすみこ(ふぇみん会員) / 髙木靜一 / 高沢幸男(寿支援者交流会事務局長、反貧困ネットワーク神奈川共同代表) / 髙橋 史帆 / 高橋慎一 / 田上正子 / 田神実桜 / 高村幸子 / 髙山健二郎 / 竹内 忍 / 竹田賢一 / たけだまるみ(ゆじょんと) / 田中 一昭 / 田中一彦 / 田中一弘 / 田中きよむ(こうちネットホップ代表) / 田中紗智 / 田中ひかる / 田浪亜央江 / 谷田あや子 / 田原陽子 / ちゃんまり / 池允学 / 土屋聡 / 鶴峰まや子 / 寺本香英 / 寺谷有香 / 土井桂子 / 土井宏紀 / 遠山日出也 / 徳岡輝信 / 芦澤礼子 / 中井敦子 / 中井公一郎 / 長尾有起 / 中川信明 / 中川祐希 / 中桐康介 / 長坂りえ / 長澤 紀美子 / 中嶋絵美子 / 長島結 / 中島由美子(全国一般労働組合東京南部 執行委員長) / 中西綾子 / 永野潤(非常勤講師) / 中村順 / 中村 弥穂 / 中本れい / 中森圭子(ふぇみん婦人民主クラブ) / 永山淳子 / なすび(被ばく労働を考えるネットワーク) / 名出真一 / ナナシマ マリア / 南門 誠(野宿者) / 西川千花子 / 西村由美子 / 新田秀樹(ピースリンク広島・呉・岩国 世話人) / 楡原民佳 / ninja taChanka / 野上宏 / 野中敏幸 / ノボル(路上生活者) / のむらともゆき@反天皇制運動 / BARBARA DARLINg / 橋口昌治 / 橋本恭子(日本社会事業大学非常勤講師) / 畠山照子 / 羽生有希 / 早坂智之 / 林風作 / 原口剛(神戸大学教員) / 原 宝(日本基督教団 上大岡教会 牧師) / 原田麻由美 / 平昭将史 / 平川 美郁 / 平出恵津子 / 平間尚子 / 平山隆浩 / 廣瀬俊介(環境デザイナー) / 福井貴絵子 / 福田和子 / 福田美智子 / 福田ゆき / 藤井千賀子 / 藤井光(アーティスト) / 藤尾 哲也 / 藤本なほ子 / 藤原朋弘(弁護士) / 船橋享 / フリーランス / 星出友彦 / 星野智幸 / ほしのめぐみ / 細井耕平 / 堀江里美(翻訳家) / 堀川優奈 / 前川浩子(府中市議会議員) / 前田朱里 / まえだけいこ(福岡地区合同労働組合 組合員) / 前田良彦 / 牧野美登里 / 増田幸枝  / 桝山剛宏 / 又川 秀喜 / 松浦まみ / 松尾拓 / 松田尚之 / 松田洋介(大東文化大学教員) / 松本潤子 / 松本真紀子 / まや / マルリナ(フェミニスト手芸グループ山姥) / 三澤恵子 / 水野重信(横浜水曜パトロールの会) / 南出吉祥 / 皆本夏樹 / 峰わかば / 宮川拓 / 宮崎信恵 / 宮﨑 一 / 宮野吉史 / 村上亜由美 / 村上らっぱ(府中萬歩記) / 村田浩司(編集者) / 村山貴史 / 茂木 遊 / 森川敏光 / 森永 雅世 / 森 宏徳  / 森谷一弘 / 安田芽未 / 山川宗則 / 山川幸生 / 山崎たつお / 山﨑洋 / 山崎ひろみ / 山崎正之(無職) / やまだ おさむ / 山田広美 / 山田恵 / 山田陽子 / 山田洋子 / やまもとゆきこ / 山森亮 / やんそる / 横田都志子 / 横山 AiAi寛子 / 吉川好 / 吉田亜矢子 / 吉田千尋 / 吉田尚史 / 吉田美奈子 / よねざわいずみ(ソフトウェアエンジニア・「トランスジェンダリズム宣言」編著者) / 米津 圭人 (出版情報関連ユニオン 特別執行委員) / 米山功治 / よるむ / 李杏理 / 若林 宣(フリーライター) / 若松 秀幸 / 渡辺一枝 / 渡辺一城(天理大学) / 和田幸之(うさぎの会)

以上337名。他に非公開467名を加え、合計804名。
※ 一部のお名前について、肩書をカッコに入れるなど、表記を調整させていただきました。
ーーーー
※5月10日以降に賛同いただいた団体・個人

一般社団法人BrokenRainbow-japan
反五輪の会
神奈川県労働組合共闘会議
きょうと夜回りの会

江川 広実
松本和史
本田次男
+ 非公開の方1名


2026年3月31日火曜日

映画『みはらし世代』での音声の使用について

『みはらし世代』(2025年公開)で、宮下公園の再開発、およびそれにともなう野宿者追い出しに抵抗する、私たちの音声が使われていることがわかりました。

私たちはこの映画での音声の利用を許諾していません。音声の利用について、映画製作者からの連絡も受けていません。

このような音声の利用について、映画の配給会社である株式会社シグロ、プロデューサーである山上賢治氏、監督である団塚唯我氏に対して抗議します。

2026年3月31日 ねる会議

2025年12月23日火曜日

年越しねる会議2025−2026 FREE HOT WATER & TENT-STAY GATHERING2025−2026

「年越しねる会議」は野宿者が中心となって仲間たちと共に行います。今年度は12月26日から1月5日まで。
The year-end sleeping meeting “Toshikoshi Neru-Kaigi” is organized primarily by homeless individuals and their companions. This year it runs for 11 days, from December 26th to January 5th.  

※年越しねる会議を行う場所は昨年度とは異なります。詳しい場所については、ねる会議までお問い合わせください。
The location for this event is different from last year. For detailed location information, please contact us.

⚫️野営のため、一人用のテントで寝場所を作ります。泊まりたい方はその日の「ねるうち合わせ」に、ご参加ください。
For camping on the street, we'll set up sleeping spots in single-person tents. If you wish to stay overnight, please join us at the sleep gathering “Neru-uchiawase” from 8:30pm on that day.
⚫️お湯もふんだんに用意します!お茶、コーヒー、カップラーメン(ひとり1日一個。その場で熱々を食べてください)があります。(26日はカップラーメンはありません)
Plenty of hot water will be available! Tea, coffee, cup noodles (one per person per day. Please eat them piping hot on the spot) too.
⚫️だるまストーブあり!
Stoves available!
⚫️毛布にくるまってのんびりしたり、映画を観たり、野宿生活について話し合ったりもします。
We'll relax wrapped in blankets, watch movies, and discuss life under the stars.
⚫️初日は、安心していられる場所をめざすために「やくそく事」をみんなで話し合って決めます。ぜひご参加を!
On the first day, we'll discuss and decide on “rules” together to create a safe space. Please join us!

※飲酒や酒の持ち込み、セクハラ、暴言、暴力、差別、手配師はおことわり
※No alcohol consumption or bringing in alcohol, no sexual harassment, abusive language, violence, discrimination, or solicitors.
※許可のない撮影もお断りします。
※Unauthorized photography is also prohibited.
※食べ物、飲み物、物資のカンパは、事前にねる会議にご連絡ください。(直接お持ちいただいた場合、お断りさせていただくこともあります。)
※For donations of food, drinks, or supplies, please contact the organizing committee in advance. (If brought directly, we may have to refuse them.)

ねる会議問い合わせ先(contact)
nerukaigi@gmail.com
 070-5019-7582


ねる会議活動報告集「おいも2025」完成!

寒風吹きすさぶ公園で皆で丁合作業をしました。カンパをくださった方にお渡しいたします。その旨をねる会議メールまでご一報ください。今年の表紙は公園のテントの下においもが埋まっている絵。追い出しのことや仕事のこと、俳句に合作詩など、今年のねる会議をギュッと1冊にまとめた盛りだくさんの内容です。
ねる会議メールnerukaigi@gmail.com

2025年12月4日木曜日

年越しへ向けてカンパのお願い

賛同いただいた方々からの多くのご寄付で、ねる会議は活動を続けられています。改めてご厚志に感謝いたします。

今冬もねる会議は、仕事がなくなり、公共施設が閉まる年末年始の時期に、年越しの活動を行います。暖を取り、安心できる場をつくるために、資金が必要です。ぜひ、下記の口座へのご寄付をお願いいたします。

• 三菱UFJ銀行 町田支店(店番 228) 普通預金2648648
• ねる会議

なお、先年好評いただいた、ねる会議の活動報告集を今年もまた鋭意製作中です。題して「おいも2025」!!!!!。
カンパしていただいた方で「おいも2025」ご希望の方はお手数ですが、ねる会議メール(nerukaigi@gmail.com)までご一報ください。

2024年度ねる会議会計報告

2024年度(2024年4月〜2025年3月)のねる会議の会計を、下記のとおり報告します。

なお、ねる会議は、2024年4月から、独立の会計の元で活動することになりました。したがって、今回報告する2024年度会計は初年度会計となるため、前年度からの繰越金はありません。

2025年7月11日金曜日

【新宿・野宿者排除】7月9日 三建に申入書を提出してきました! 

 6月、東京都建設局第三建設事務所(三建)は、道路工事を名目に約30人の野宿者を立ち退かせた。しかし、強引な追い出しに抵抗し、現地で生活を継続している人もいる。
 三建はその人に対して、6月18日には法的根拠なく所有物を撤去しようとし、25日には複数人で取り囲み撮影しながら荷物の移動を行うよう強く迫り、7月2日を期限とした撤去警告書を手渡した。
 しかし、その場所で工事が始まるのは9月以降の見込みである。本人は「工事には協力する」「工事が始まる前には移動する」と再三、意思表示をしている。私たちは無用な衝突を避けるべく話し合いによる解決を求めてきたが、7月3日、三建は「ねる会議とは今後話す機会はない」と言い放ち、これを拒否している。そのため、当事者は、いつ三建が暴力的・強制的な手段に出るかわからない不安と緊張を強いられている。

 7月9日、私たちは当事者とともに三建を訪問。
①当事者の暮らす場所で、実際に工事が始まる1週間前に声掛けすること(そうすれば移動に応じること)
②それ以前に強制的に荷物を撤去や移動したり、それを強要したりしないこと
③工事について私たちの認識が違っているならば、具体的な情報を提示したうえで丁寧に話し合うこと
を求める申入書を手交した。
 私たちの要求はシンプルだ。実際に工事が始まるときには移動するので乱暴なことはしないでくれ。
 三建に対して私たちは7月14日までの回答を求めている。

2025年7月6日日曜日

■ 【新宿・野宿者排除】7月3日 三建は現場に来なかった!私たちとの話し合いを拒否

先週6月25日、東京都建設局第三建設事務所(三建)は、追い出しが進行する場で今なお生活を続けている人に対して、寝床や荷物を「7月2日迄に撤去」せよ、という警告書を手渡しました。期限の翌日である7月3日、三建がみたび追い出しに来る可能性があることから、私たちは応援に来てくれた人たちとともに監視行動を行いましたが、結局三建は現地に姿を見せませんでした。

この日の午前中には三建(管理課)の島川課長に電話。当日現地に来る予定があるのかたずねるも、「考え中」と答えない。現地に来て当事者ときちんと話をするように求めるも、「ねる会議とは平行線だから話す機会はない」と拒否。そして、「他の人たちには協力してもらった」「(あなたたちは)われわれの作業の邪魔をした」と発言。道路に寝起きしていることについて「既得権」と言い放つなど、自分たちがふるっている暴力について一片の反省もない態度に終止しました。さらには、「じゃあ、ねる会議さんのほうで面倒見てあげればいいじゃないですか。道路じゃなくて違うところで」と、野宿者に対して上から物を言う侮蔑的な態度で無責任な発言。

夕方には、都庁本庁で追い出しに関わっている建設局道路管理部監察指導課に電話し、後日の話し合いを要請。いったんは話し合いの約束にいたりましたが、あとになって「この件は三建の事業だから話し合うことはできない」と約束を反故に。本庁、建設事務所とも、解決に向けた話し合いを行わない、とんでもない状況です。

この場で生活を続けている人も一切移動しないと言っているのではありません。工事に支障がないように、その場が使われる際には物を動かすのだから、具体的に計画を説明してくれ、強要ではなく話し合いをしてくれ、と求めています。これに対して三建はまともな説明をせずに、撤去もしくは移動の一点張り。

一方で、三建は「慎重に検討する」と道路管理部に言っているようです。これまで、数日間の道路を使うイベントのたびに「言うとおりに物をどかせ、そうでなければ有無を言わせずに廃棄」としてきた力づくのやり方は通用しないことをようやく理解しはじめたのかもしれません。

私たちは、当事者とともに、あくまで東京都に対して話し合いによる平和的な解決を求めています。

引き続き、東京都建設局第三建設事務所および道路管理部監察指導課に対し、抗議の声を寄せてください。ご協力よろしくお願いいたします。

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抗議先:

東京都建設局第三建設事務所 03-3387-5132 メール S0000416@section.metro.tokyo.jp

東京都建設局道路管理部監察指導課 03-5320-5286

<特に伝えてほしいこと>

・強制的な手段で荷物の撤去や廃棄を行わないこと
・工事の具体的な計画を踏まえて、当事者と丁寧に話し合うこと

2025年7月3日木曜日

福祉は野宿者排除の下請けではない

この間の新宿の都道において、東京都福祉局や新宿区福祉事務所、新宿区から福祉事業を受託するNPOが、排除作業を実行する建設局に帯同して現場を訪れている。
当事者から聞いた話では6月4日警告書貼付の際には3者、わたしたちが現認したところ6月18日排除には3者、6月25日排除では東京都福祉局(ほか、所属を明らかにしようとしない福祉関係者)が現場に現れている。
わたしたちが6月10日に現場を訪れた際、都区の事業である自立支援センターの職員がバンを乗り付けてウロウロとしていた。4日以降、毎日のように来ているとのことだった。
さらに、わたしたちが6月16日、工事内容の説明を求めて東京都建設局第三建設事務所(以下、三建)・新宿工区の事務所を訪問した際、東京都福祉局自立支援担当2名が同席していたのに驚いた。建設局から呼ばれて来たとの話だった。工事内容の説明の席に、お門違いな福祉局。わたしたちは、新宿での福祉の有様に強い疑念を感じた。

6月18日は、長期に渡り他の場所に移動しなければならない、同地に戻れる保障もないため、荷物や小屋を残していかざるを得なかった人たちの物件が路上にあった。三建職員の指示のもと、物件を業者が産廃の車に投げ込むなか、ただ突っ立って福祉職がそれを見ている。三建の横暴な態度ゆえ、現場には、はっきりと抵抗の意思を示している野宿者を除けば、ほとんど当事者はいない。建設局から東京都福祉局が呼ばれ、福祉局から新宿区福祉事務所が呼ばれ、新宿福祉からNPOが呼ばれたらしい。現場で立ち会っている新宿福祉事務所職員に、これを排除だと思わないのか?と聞いたところ、「排除ではないとは言えない」との答え。それならば、何のために福祉は来ているのか?と問うと「困っている方がいると思って」との答え。困らせている原因をつくっているのは建設局ではないか、追い出しには協力できないとなぜ同行を拒否できないのか、と言うと黙ってしまった。

生活保護を含め福祉制度は、本人の希望するタイミングで希望する内容を自由意思で選択するものだ。
そのため基本的には福祉窓口に出向いて申請するものとなっている。福祉職員が制度について野宿者に周知するためアウトリーチすることは時に必要だろう。しかし、それを(今まさに追い出しをしている、あるいは、追い出しの意図を秘めている)部局の職員と一緒に行うのは、本人の自由意志の尊重という福祉の根幹をないがしろにすることだ。本人の意思を無視し心身ともに追い込む「野宿者排除」は福祉とは相いれないと拒否することで、福祉は自分たちの職域を堅持すべきだ。それが、様々な困窮状態にある人たちと信頼関係を築きながら働いている、福祉の現場の人たちの日々の努力を守ることにもなる。排除に福祉が協力するというのは、そのような努力を水泡に帰させることに他ならない。
昨日(7月2日)、新宿区福祉事務所に確認したところ、6月25日には新宿福祉事務所(および新宿から事業を受託しているNPO)は建設局に帯同するのを取りやめにしていたとのことだ。実際の相談業務に支障となるとも言っていた。
適切な判断として評価したい。

私たちは、私たちにもっとも身近にある行政機関として、福祉は信頼できるものであってほしいと願っている。
東京都福祉局に対し、野宿者排除に協力するのを今すぐやめるよう要請する。

抗議先
東京都福祉局自立支援担当(ホームレス対策担当)03-5320-4098


2025年7月2日水曜日

【新宿・野宿者排除】7月2日が警告書の撤去期限!抗議の集中を

東京都第三建設事務所(三建)は、都道で暮らす約30人の野宿者たちを工事名目で立ち退かせ、6月18日と25日、路上に残された物を撤去・廃棄しました。
当たり前のことですが、寝場所を追われた野宿者たちが消えてなくなったわけではありません。多くは今も、より困難な環境での生活を余儀なくされています。雨露をしのげずにいる人、ストレスで倒れてしまった人、生活必需品を手放さざるを得なかった人もいます。三建による野宿者排除は、確実に人の命と生活を脅かしました。

立ち退きの根拠となっている工事は、工程ごとに範囲を区切って行われます。作業帯に合わせて少しずつ荷物や寝床を移動させれば工事は可能で、全員を一斉に立ち退かせる必要はありませんでした。

一方、この場で生活を継続している人もいます。6月25日、三建はその人に対して三建は荷物をどかせと高圧的に迫ったあげく、警告書を手渡しました。7月2日までに荷物を撤去しなければ不用なものとして処分すると書いてあります。しかし、その場所で工事が行われるのは8〜11月(そのうち10月以降になる見込み)です。本人ははっきりと「工事には協力する」「工事が始まる前に移動する」と言っていて、平和的に調整することも可能なのに、三建はまったく聞く耳を持ちません。このままだと再び三建がこの場所で暴力的、強制的なことを行う可能性があります。

そこで皆さまにお願いです。東京都建設局第三建設事務所および道路管理部観察指導課に対し、抗議の声を寄せてください。ご協力よろしくお願いいたします。
ーーーーーーーーーーーーー
抗議先:
東京都建設局第三建設事務所 03-3387-5132 メール S0000416@section.metro.tokyo.jp
東京都建設局道路管理部監察指導課 03-5320-5286
<特に伝えてほしいこと>
・強制的な手段で荷物の撤去や廃棄を行わないこと
・工事の具体的な計画を踏まえて、当事者と丁寧に話し合うこと

【新宿・野宿者排除】東京都建設局道路管理部と話し合いをしました

既報のとおり(リンク先)、6月25日、東京都建設局第三建設事務所(三建)は、都道で生活を続けている野宿者のもとに7月2日を期限とした警告書を手渡した。
三建は、都道の工事を立ち退きの理由にしているが、その場所で工事が行われるのは8~11月(そのうち10月以降になる見込み)で、本人は「工事には協力する」「工事が始まる前に移動する」と意思表示をしている。強引なやり方をしなくても解決可能だ。しかし、三建は具体性もなく「工事に支障になる」と一方的に繰り返し、荷物をどかせと言うばかりで話にならない。このままだと警告書の期限あけに、再び三建がやってきて同じことの繰り返しになるか、強制的な手段を取られる可能性がある。
そこで私たちは、都庁本庁にある東京都建設局道路管理部観察指導課を訪ね、話し合いを求めた。

同部署永松課長代理が対応。
私たちは、このかんの三建の立ち退きによって約30人が寝場所を失ったこと、雨露をしのげない状態に追いやられた人やストレスで倒れてしまった人もいること、多くの人が生活必需品を手放さざるを得なかったこと、これまでも三建は野宿者に高圧的な態度で接し法的根拠なく荷物を撤去・廃棄してきたことなどを指摘した。
そして7月2日以降、強制的な手段を取らないこと、工事の具体的な進捗に沿って丁寧に話し合いを行うことなどを求めた。
同部署は三建を指導する立場にないとしながらも、私たちの求めについて三建に「強く」伝えることを約束した。
今回の三建による強硬な野宿者排除を都本庁が黙認し加担しつづけるなら、都政全体の人権意識が問われることになるだろう。