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2025年7月6日日曜日

■ 【新宿・野宿者排除】7月3日 三建は現場に来なかった!私たちとの話し合いを拒否

先週6月25日、東京都建設局第三建設事務所(三建)は、追い出しが進行する場で今なお生活を続けている人に対して、寝床や荷物を「7月2日迄に撤去」せよ、という警告書を手渡しました。期限の翌日である7月3日、三建がみたび追い出しに来る可能性があることから、私たちは応援に来てくれた人たちとともに監視行動を行いましたが、結局三建は現地に姿を見せませんでした。

この日の午前中には三建(管理課)の島川課長に電話。当日現地に来る予定があるのかたずねるも、「考え中」と答えない。現地に来て当事者ときちんと話をするように求めるも、「ねる会議とは平行線だから話す機会はない」と拒否。そして、「他の人たちには協力してもらった」「(あなたたちは)われわれの作業の邪魔をした」と発言。道路に寝起きしていることについて「既得権」と言い放つなど、自分たちがふるっている暴力について一片の反省もない態度に終止しました。さらには、「じゃあ、ねる会議さんのほうで面倒見てあげればいいじゃないですか。道路じゃなくて違うところで」と、野宿者に対して上から物を言う侮蔑的な態度で無責任な発言。

夕方には、都庁本庁で追い出しに関わっている建設局道路管理部監察指導課に電話し、後日の話し合いを要請。いったんは話し合いの約束にいたりましたが、あとになって「この件は三建の事業だから話し合うことはできない」と約束を反故に。本庁、建設事務所とも、解決に向けた話し合いを行わない、とんでもない状況です。

この場で生活を続けている人も一切移動しないと言っているのではありません。工事に支障がないように、その場が使われる際には物を動かすのだから、具体的に計画を説明してくれ、強要ではなく話し合いをしてくれ、と求めています。これに対して三建はまともな説明をせずに、撤去もしくは移動の一点張り。

一方で、三建は「慎重に検討する」と道路管理部に言っているようです。これまで、数日間の道路を使うイベントのたびに「言うとおりに物をどかせ、そうでなければ有無を言わせずに廃棄」としてきた力づくのやり方は通用しないことをようやく理解しはじめたのかもしれません。

私たちは、当事者とともに、あくまで東京都に対して話し合いによる平和的な解決を求めています。

引き続き、東京都建設局第三建設事務所および道路管理部監察指導課に対し、抗議の声を寄せてください。ご協力よろしくお願いいたします。

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抗議先:

東京都建設局第三建設事務所 03-3387-5132 メール S0000416@section.metro.tokyo.jp

東京都建設局道路管理部監察指導課 03-5320-5286

<特に伝えてほしいこと>

・強制的な手段で荷物の撤去や廃棄を行わないこと
・工事の具体的な計画を踏まえて、当事者と丁寧に話し合うこと

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