夜間施夜錠・集会不許可の抜き打ち発表
2011年4月15日の区報や区HPにおいて「宮下公園の夜間閉鎖(22時30分まで、ただし当面は18時30分)、集会と撮影の許可を6月末までしない」ことが抜き打ち的に発表されました。
公園は、24時間だれもが利用できるべき場所です。
繁華街に近い宮下公園は、災害時においても貴重なオープンスペースです。また、昼夜を問わず多くの人が公園を緑の多い通路としても利用してきました。
有料スポーツ施設の設置で空間として狭めた上に、一部の区民からの野宿者排除などの要望を受ける形で利用時間を制限することは、著しく公園の機能の損なうものです。
また、6月末まで集会を許可しないことには、何らの根拠もありません。
「集会の場所は拡張されている」とナイキジャパンプレスリリース(2010年10月14日)の文言にあったのにも関わらず、集会の自由を軽視する姿勢は明らかです。
従来からわたしたちが主張してきたナイキ化の問題点に加えて、オープン間際に何の議論もなくこれらの決定をしたことは、渋谷区とナイキジャパンの許しがたい暴挙です。
恣意的な入場制限、荷物検査・身体検査
2011年4月30日の「みやしたこうえん」(註)リニューアルオープン時に、私たちは抗議のための「ピクニック行動」を行いました。
11時からのオープニングセレモニーは、すべての出入り口をフェンスで封鎖し、一部の関係者のみで執り行う閉鎖的なものでした。セレモニーに来園していたナイキジャパンの関係者は、わたしたちの呼びかけにも関わらず、出てこようとしませんでした。結局、ナイキジャパンは、わたしたちを含む利用者に、ナイキ化計画発覚以来一度も姿を表さず説明もしないままに、公園を改造オープンさせたことになります。
12時からの一般来園者の開場時間になるとフェンスを少し開き、スケートボードを持った人などを公園内に入れる一方で、わたしたちには「プラカードを持つな」などと言って入園させませんでした。
入園に際して、恣意的な選別を行うのはおかしいことです。さらには、一部の参加者に対しては、荷物検査や身体検査までも区の職員が行いました。これらは、不当な人権侵害です。
警察の監視と暴力
また、当日の18時ころ公園内に「NO NUKES」(反原発)のステッカーを数枚はった方が、大勢の警官に囲まれ逮捕されました。そのことに抗議をしたわたしたちの行動の参加者が、公務執行妨害により続けて逮捕されました。逮捕された方は手指の骨にヒビが入り、また複数の参加者が警察からの暴力を受け怪我をしました。
渋谷区とナイキジャパンによる「みやしたこうえん」のオープンは、警察の監視と暴力によって執り行われました。
表現の自由への抑圧
メッセージを持っていては入園できず、すぐにその場で剥がせる小さなステッカーを貼っただけで逮捕される。
本来、公園が自由な表現の場としてあることを渋谷区もナイキジャパンも理解していないようです。 たしかに当初予定していたナイキジャパンの巨大な野外広告も、「宮下NIKEパーク」との通称名も、反対の声によってナイキジャパンが取り下げました。
しかし、一企業の思惑が優先される公園では、表現も自由も企業に都合の良いように選別され管理されることがリニューアルオープンの日に露骨なくらい明らかになりました。
「みやしたこうえん」の異様な状態
「みやしたこうえん」は、一見、平和に見えるでしょう。しかし、その実状は、一部議員と区長と大企業によって適正な議論もなく計画され、野宿者の追い出しによって作られ、警察の暴力によって守られ、現在も夜間は閉鎖し施錠しています。
公園は、弱い立場の人や貧しい人をないがしろにせず、共に作り共に使うことができるものであるべきです。
現在の「みやしたこうえん」は、公園の自由と公共性を踏みにじり、利用者を選別する異様な状態にあります。
わたしたちは何度でも言います。
みんなの宮下公園をかえせ!
みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会 2011年5月23日
(注)宮下公園の通称名は、2009年8月27日にナイキジャパンと渋谷区が締結した「ネーミングライツ基本協定」では、「宮下NIKEパーク」でしたが、2010年10月14日のナイキジャパンプレスリリースでいきなり、これまで通り「渋谷区立宮下公園」と発表されました。マスコミ報道では、その後、3月下旬に「みやしたこうえん」としたいとナイキジャパンからの提案があったということです。しかし、協定変更については現在まで発表されていません。
2011年4月15日の区報や区HPにおいて「宮下公園の夜間閉鎖(22時30分まで、ただし当面は18時30分)、集会と撮影の許可を6月末までしない」ことが抜き打ち的に発表されました。
公園は、24時間だれもが利用できるべき場所です。
繁華街に近い宮下公園は、災害時においても貴重なオープンスペースです。また、昼夜を問わず多くの人が公園を緑の多い通路としても利用してきました。
有料スポーツ施設の設置で空間として狭めた上に、一部の区民からの野宿者排除などの要望を受ける形で利用時間を制限することは、著しく公園の機能の損なうものです。
また、6月末まで集会を許可しないことには、何らの根拠もありません。
「集会の場所は拡張されている」とナイキジャパンプレスリリース(2010年10月14日)の文言にあったのにも関わらず、集会の自由を軽視する姿勢は明らかです。
従来からわたしたちが主張してきたナイキ化の問題点に加えて、オープン間際に何の議論もなくこれらの決定をしたことは、渋谷区とナイキジャパンの許しがたい暴挙です。
恣意的な入場制限、荷物検査・身体検査
2011年4月30日の「みやしたこうえん」(註)リニューアルオープン時に、私たちは抗議のための「ピクニック行動」を行いました。
11時からのオープニングセレモニーは、すべての出入り口をフェンスで封鎖し、一部の関係者のみで執り行う閉鎖的なものでした。セレモニーに来園していたナイキジャパンの関係者は、わたしたちの呼びかけにも関わらず、出てこようとしませんでした。結局、ナイキジャパンは、わたしたちを含む利用者に、ナイキ化計画発覚以来一度も姿を表さず説明もしないままに、公園を改造オープンさせたことになります。
12時からの一般来園者の開場時間になるとフェンスを少し開き、スケートボードを持った人などを公園内に入れる一方で、わたしたちには「プラカードを持つな」などと言って入園させませんでした。
入園に際して、恣意的な選別を行うのはおかしいことです。さらには、一部の参加者に対しては、荷物検査や身体検査までも区の職員が行いました。これらは、不当な人権侵害です。
警察の監視と暴力
また、当日の18時ころ公園内に「NO NUKES」(反原発)のステッカーを数枚はった方が、大勢の警官に囲まれ逮捕されました。そのことに抗議をしたわたしたちの行動の参加者が、公務執行妨害により続けて逮捕されました。逮捕された方は手指の骨にヒビが入り、また複数の参加者が警察からの暴力を受け怪我をしました。
渋谷区とナイキジャパンによる「みやしたこうえん」のオープンは、警察の監視と暴力によって執り行われました。
表現の自由への抑圧
メッセージを持っていては入園できず、すぐにその場で剥がせる小さなステッカーを貼っただけで逮捕される。
本来、公園が自由な表現の場としてあることを渋谷区もナイキジャパンも理解していないようです。 たしかに当初予定していたナイキジャパンの巨大な野外広告も、「宮下NIKEパーク」との通称名も、反対の声によってナイキジャパンが取り下げました。
しかし、一企業の思惑が優先される公園では、表現も自由も企業に都合の良いように選別され管理されることがリニューアルオープンの日に露骨なくらい明らかになりました。
「みやしたこうえん」の異様な状態
「みやしたこうえん」は、一見、平和に見えるでしょう。しかし、その実状は、一部議員と区長と大企業によって適正な議論もなく計画され、野宿者の追い出しによって作られ、警察の暴力によって守られ、現在も夜間は閉鎖し施錠しています。
公園は、弱い立場の人や貧しい人をないがしろにせず、共に作り共に使うことができるものであるべきです。
現在の「みやしたこうえん」は、公園の自由と公共性を踏みにじり、利用者を選別する異様な状態にあります。
わたしたちは何度でも言います。
みんなの宮下公園をかえせ!
みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会 2011年5月23日
(注)宮下公園の通称名は、2009年8月27日にナイキジャパンと渋谷区が締結した「ネーミングライツ基本協定」では、「宮下NIKEパーク」でしたが、2010年10月14日のナイキジャパンプレスリリースでいきなり、これまで通り「渋谷区立宮下公園」と発表されました。マスコミ報道では、その後、3月下旬に「みやしたこうえん」としたいとナイキジャパンからの提案があったということです。しかし、協定変更については現在まで発表されていません。
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