「ねる会議」は、 宮下公園で寝ることをきっかけに、2017年初頭から、野宿者としての生活や人権を守り、たたかいとるために、渋谷・新宿などで野宿者を中心に活動しています。
「ねる」場所を守る作戦や考えを「ねる」ための会議、が団体名の由来です。
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2010年10月16日土曜日
10月15日、ナイキジャパンは一切の書面の受け取りを拒否
10月15日、私たちはナイキジャパン本社前にて40名ほどでアピールを行なったのち、事前にナイキジャパンに伝えていた通り、私たちの声明と署名の提出をするため然るべき責任者の対応を求めましたが、ナイキジャパンはガードマンを使って建物に近づかせず、一切の書面の受け取りを拒否しました。私たちの行動前日のタイミングで出されたナイキジャパンのプレスリリースは命名権契約に基づいた「宮下NIKEパーク」計画を自ら覆すかのような驚くべきものでした。矛盾に満ちた声明をマスコミ等に一方的に垂れ流しながら、話しすら聞こうとしないナイキジャパンの態度は不誠実きわまりないものです。よって私たちはナイキジャパン代表取締役ジム・ゴッドバウト氏に対し、栄えある「聞く耳持たないで賞」を授与することにしました。
また、ナイキ社がウェブサイト上でリリースした宮下公園整備計画に対して、守る会は批判・反論を準備中です。
明らかな事実の歪曲や印象操作が見られますが、一例だけ指摘しておきます。ナイキのリリースには平面図が掲載されていません。どれくらいの面積がスポーツパーク に「改造」されるのか、巧妙に隠されています。「公園の『私営化』では?」という批判をかわそうという意図なのでしょうが、姑息な手口ではないでしょうか。
※【参考】新聞取材に応じた「みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会」の公園名称についてのコメント。
<コメント>
ナイキが、これまでの計画の矛盾を自ら認め、「宮下NIKEパーク」という名称を、取り下げざるを得なくなった結果だ。
だが、手続きの不透明性、公共空間の破壊、野宿者の排除といった問題は、まったく解決されていない。これからも引き続き、計画の白紙撤回を求めていく。
<論点>
(1)「命名権」契約でありながら命名権を行使しないという異常な声明は、ナイキ社の欲するものが「命名権」ではないことを浮き彫りにした。ナイキが欲していたものは、実は「空間」であることを、ナイキ社自身が明らかにした。
(2)命名権契約が一種の「隠れ蓑」であることを、ナイキ社自身が示してしまった以上、もはや、ナイキ社は命名権契約に基づく「整備工事」を続行する資格を有しない、と考える。渋谷区にとっていま最善の選択は、命名権契約を破棄し、これまでの異常なプロセスをいったん無効にし、宮下公園の「整備」についてゼロから議論をやり直すことである。
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