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2022年12月23日金曜日

東京都・渋谷区の野宿者排除に対する緊急要望書

12月22日、反貧困ネットワークが、渋谷区総務部に対して、「東京都・渋谷区の野宿者排除に対する緊急要望書」を提出しました。

なお、その際、口頭で三点付け加えていました。①要望書は必ず区長に眼を通してもらい、全庁舎で回覧すること。②解答期限は1月5日とすること。③強制封鎖による、野宿者の方本人の排除、その荷物の撤去を行わず、野宿者の人たちの生命と人権を損なうこと無いようにすること。

【記事】
「野宿者の声に耳を傾けて」40支援団体が渋谷区に申し入れ 公園などで強制封鎖・排除しないよう求める:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/221569

「野宿者を強制排除しないで」支援団体が渋谷区に要望書:朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/articles/ASQDQ7W7KQDQOXIE019.html

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 2022年12月20日

東京都知事 小池百合子殿

渋谷区長 長谷部健殿

東京都・渋谷区の野宿者排除に対する緊急要望書

2022年12月14日に、東京都渋谷区は美竹公園を完全封鎖して野宿者を排除しましたが、その際、野宿者が避難して生活拠点とともに荷物を移していた神宮通公園にも同日夕に大挙し、事前の通告もなく全ての荷物を撤去押収し、その後も美竹公園仮囲い工事のための警備員が、神宮通公園も監視しています。

美竹公園に対しては事前に行政代執行の手続きを行っていましたが、神宮通公園には行っておらず、区の補正予算も美竹公園仮囲い工事のためで、神宮通公園への運用は区民にも議会にも諮っていません。

年末の公園強制排除は、行政の支援が滞りがちになる困窮者への炊き出しをも排除し、寒波募る夜前の強制撤去は、野宿者の生命をも危うくするものです。

生命と生存権を軽んじ、人権と尊厳を貶め、民主主義と法を無視した、暴挙です。

すでに宮下公園の再開発は、野宿者を強制排除し、今や商業ビルの屋上施設のようになり、夜間は野宿者のみならず区民も排除されています。

美竹公園再開発も、合同事業を行う民間企業への配慮が優先し、野宿当事者との合意形成なく推し進められています。

12月20日に美竹公園の行政代執行が予定されていますが、野宿者が避難した神宮通公園や、他の公園にも、強制封鎖・排除・撤去が恣意的に及ぶことを危惧します。

渋谷区はハウジングファーストを掲げていますが、はじめから排除か住宅かの二者択一を迫り、支援を受けないなら排除するという姿勢は、自己決定権の尊重をそもそも前提とするハウジングファーストの理念とは対極にあります。

野宿者には劣悪な無料低額宿泊所の強制利用など、これまでの人生で福祉行政への不信があるのに、このような強制的な封鎖・排除・撤去は、さらに不信を強めてしまうばかりです。

渋谷区はダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包摂)を掲げています。野宿者に対してももちろんそれを当てはめ、野宿当事者の声に耳を傾け、多様な生き方を尊重し、社会が受け容れていく在り方を継続的に模索し、決して強制的な封鎖・排除・撤去を行わないよう、緊急に要請します。

一般社団法人反貧困ネットワーク

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※以下賛同団体

のじれん( 渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合)、ねる会議、一般社団法人あじいる、医療と福祉の戦争協力に反対する連絡会議、起き上がり小法師、おとな食堂ちば、蒲田・大森野宿者夜回りの会(蒲田パト)、カトリック社会活動神戸センター、希望のまち東京をつくる会、月末食堂、有限会社ケイワンエンジニアリング、寿医療班、寿越冬闘争実行委員会、寿支援者交流会、コロナ災害対策自治体議員の会、NPO法人さんきゅうハウス、三多摩合同労働組合ゆにおん同愛会、自治市民、生活保護費大幅削減反対!三多摩アクション、精神保健福祉ボランティアグループかもめサポート、戦争への道は歩かない!声をあげよう女の会、一般社団法人自由と生存の家、総合工作芸術家 だるま森➕えりこ、だめ連、豊川いのちと未来のネットワーク@愛知、TransgenderJapan、日本山妙法寺渋谷道場、反貧困ネットワーク埼玉、ひとさじの会、府中緊急派遣村、平和カフェ、ピースムーブ・ヨコスカ、プレカリアートユニオン、NPO法人ほっとプラス、横浜桜木町パトロール、横浜水曜パトロールの会、横浜精神科福祉を良くする会(よせふくの会)、れいわしながわ勝手連

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