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2013年6月2日日曜日

渋谷・246高架下野宿者排除への抗議をお願いします。

 現在、渋谷駅南口国道246号線高架下では、段ボールで小屋をつくる等して10名近い野宿者が生活をしています。
 同高架下では、今年の初頭に放火が少なくとも3件あり、不安な日々を過ごしていました。
 5月17日、JR・国交省・渋谷区福祉課などが10数名で高架下を突然訪れ、工事の貼り紙と福祉の案内、そして「荷物を移動して下さい」と口頭で伝えました。貼り紙の内容はJRの「渋谷駅南口配電所空調機改良工事」で、工事期間は6月17日~29日。
246高架下は、上をJR線と東急東横線が通っているために、壁面についてJRと東急の敷地に分かれ、道路上は国交省が管理しています。
 工事範囲は、JR側だけにもかかわらず、工事施工区域外の東急側の野宿者にもチラシが配られ「移動するよう」説明されました。
 国交省代々木出張所の説明では、5月17日以降に、東急がJRの工事と同時期に東横線高架の解体工事をしたいと言ってきた、とのことです。東急の工事については現在まで何ら告知が行われていません。JR側だけの工事だけでなく、同じ期日から東急も工事を始め246高架下の寝場所全体を塞ぐことは追い出しを狙った騙し討ちと考えざるをえません。
 また、代々木出張所が工事内容や工事終了後のことについてはJR・東急に聞いてくれと、と投げ出す一方で、JRはまだ何も説明ができないと工事期日を目前にしても工事内容すら明らかにしていません。
 246高架下では、他に行き場のない人もいる状況の中で、一方的な追い出しの通告に著しい苦痛を強いられています。
 
 6月4日朝10時に、東急・JR・国交省が高架下にやってきます。
 246高架下の野宿生活者と共に、工事内容の説明を求め、不当な追い出しを止めるように追及し、話し合いを求めます。
 246高架下歩道は、再開発の中で排除が続く渋谷に残された雨が避けられ定住することができる数少ない野宿者の寝場所です。

●6月4日(火)朝9時30分 渋谷駅南口脇国道246号線高架下、明治通り側出入り口(喫煙スペース付近)に集まってください。


●東急・JR・国交省に対して246高架下の一方的な野宿者排除をやめるように電話・FAXをお願いします。

東急お客様センター 電話03-3477-0109FAX03-3477-6109
JR東日本 新宿機械技術センター 電話03-3319-6551
国交省代々木出張所 電話03ー3374ー9451 FAX03-3299-8386


246野宿者排除を許さない有志
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 6月4日お集まりいただいた皆様ありがとうございます。
約30名の方が朝早いにもかかわらず駆けつけていただき、追い出しを許さない広い陣形を示せたことで、東急・JR・国交省との交渉は、おおむねこちら側の要求を通すことができました。JR側工事と同時期に行う予定だった東急側工事は、JR側工事終了後1週間の時間を空けて、7月7日より行うことになりました。JR側の工事終了後、足場などの工事資材が片付けられるかを曖昧な言葉で濁していた点についても、全て撤去することを約束させました。また、JR側で近々の工事予定がないことを確認しました。また、東急側に設置されていたバリケード(不在の場所に置かれていた)も国交省が撤去しました。これらによって、現在246高架下で生活している人たちの高架下内での移動が可能になりました。
 ただ、東急側工事は約2年間を予定していることを含め、駅周辺再開発はこれから本番を迎えるため、今後の状況は予断を許しません。引き続き、応援、注目をよろしくお願いします。

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