「ねる会議」は、 宮下公園で寝ることをきっかけに、2017年初頭から、野宿者としての生活や人権を守り、たたかいとるために、渋谷・新宿などで野宿者を中心に活動しています。
「ねる」場所を守る作戦や考えを「ねる」ための会議、が団体名の由来です。
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2010年7月21日水曜日
2010年7月16日金曜日
ナイキの地域貢献、社会貢献って???
ナイキ主催の工事説明会にすら、姿を見せなかったナイキジャパン社も、マスコミ相手ならば、コメントを出すらしい。
産経ニュース(2010・7・11)では、「スポーツを身近に感じて、親しめるような環境を整えることで公園を活性化させ、地域に貢献したいと考えているのですが…」。少し古いが、東京新聞(2010・3・26)では、「都会でも気軽にスポーツを楽しんでいただけるよう、社会貢献として渋谷区に提案した。」
しかし、上の写真を見ていただきたい。
これは、2008年2月にナイキジャパンから渋谷区に示された提案書に添付された宮下公園の想定図である。(制作は、アトリエワンとナイキジャパン)
明治通りから公園に向かう大階段のあたりの図である。いわば、宮下公園の表玄関というべきところに、巨大なナイキの広告が飾られている。(10m×10m以上が3面)。しかも、この現在の管理事務所を建て直したコミュニティスペースの2F部分の内部は、「NIKEイベントスペース」と称して、占有させてくれという、とんでもない提案をしている。
都市公園条例でも、「広告の表示」は禁止されているのに、そんな基本的なことさえまるで無視している。(注1)
さらに驚くべき提案内容が上だ。
「弊社に対し、他者の実施するイベントに対する内容の事前確認と承認・否認の権利をいただけますと幸いです。」
公園で行うイベントについての拒否権をナイキにください、、、公園でのイベントや集会の内容まで、采配させてくれ、と書いている。いかに、ナイキが、公園の公共性に鈍感で、公園をナイキ専用の広告スペースにすることに貪欲かを示している。
また、ネーミングライツ選定委員会(2008年2月25日)の簡易な議事録には、これまた驚くべき提案の一端が記されている。
副区長「~ナイキは200日位優先的使用を無償で事業実施したいと提案している。」
年に200日!。なんじゃそりゃ。無償で事業実施って、まるで有り難いことでもあるかのような言い方だけど、ナイキの好き勝手を意味するだけだ。続けてさすがに、「10日が限度。区の条件で今後の交渉になる。」と副区長。大上段からの傲慢な提案に苦慮する区の姿も同時に浮かび上がっている。(注2)
2009年8月27日のネーミングライツ基本協定書の中には、イベントの拒否権などの文言は見られないので、確認はされていないものの、さすがに非見識な提案は一蹴されたものと信じたいが、その協定書の中での地域貢献の扱われ方にも多大な疑問がある。
(地域貢献の内容)
甲(渋谷区)は、協定期間中、乙(ナイキジャパン社)の地域貢献として、乙に、本公園の公園施設を使用した地域活動を義務づけるものとする。
文言としては、渋谷区がナイキに義務づける、と優位に立っているかのようだ。しかし、形だけ、渋谷区の要請とすれば、ナイキジャパンは、公園施設を好きに使えるし、おそらく使うだろう。つまりは、上記の「ナイキの優先的事業実施」を単に言い換えたものが、地域貢献のお粗末な内容というわけである。
(注1)渋谷区都市環境委員会(2009年6月18日)でも話題になっている。森治樹議員の広告について質問に対して、宮崎博管理課長が「基本的に公園は禁止区域」と答弁している。よって、ナイキ提案のような広告塔が公園内に設置される可能性は低いと思うが、この想定図は、ナイキジャパンの公園に対する姿勢が露骨に表している。付言すれば、そもそも公園名が広告になること自体が、問題であり、条例の精神にも反することだろう。
(注2)そもそも、なぜ、このような無茶な提案をする企業が選考されるのか。その理由は、この計画の形ばかりの粉飾を取り除いて経緯をみれば、はっきりする。それについては改めて書きたい。
2010年7月11日日曜日
2010年7月5日月曜日
渋谷区長の自宅マンション隣公園計画
先日終わった渋谷区の第二定例会で、 約7億5千万円の補正予算が組まれました。 その7億5千万円のうち約6億5千万円が 富ヶ谷にある北海道職員宿舎跡地の土地購入費でした。 では、それはどこの土地かというと なんと桑原区長の自宅マンションの隣!! 高層マンションを建てられないようにとの ご近所さんの要望を受け、購入されたということです。 渋谷区民のブログなどを見ると、渋谷区長恐るべしの声が。。。 公園になるのではないか・・・との憶測が広がっています。 詳しくはオンブズマンのブログをご覧ください。 【速報・区政全般】自宅隣地は公園にしよう(勿論税金で) http://shibuyaopen.blog17.fc2.com/blog-entry-857.html 【主張】渋谷区長桑原敏武は納税者の気持ちを察せよ! http://shibuyaopen.blog17.fc2.com/blog-entry-858.html
7月11日(日) "EMERGENCY" free live show @miyashita park shibuya
"EMERGENCY" free live show @miyashita park shibuya
7月11日(日)
宮下公園原宿側にて13時くらいから始めます(終了は19時くらい)
出演者
▽pinprick Punishment
▼Diskriminados
▽DJ Discharge
▼Groaning Groove
▽DJ Red-X from Red Bandana Sound System
▼ゲロクソ
▽Schreckwurmer from October Revolution
▼高品格
▽その他素敵な人達
DISTRIBUTOR
★Acclaim Collective
☆Persona Unknown
雨天中止ですが小雨程度ならやります。当日A.I.R.HPの方でご確認下さい。A.I.R Miyashita Park
【注意事項】
・ゴミはお持ち帰り下さい。
・お酒の持ち込みはお控えください。
・授乳室・オムツ替え室あり。
・公園の真ん中にある陸橋の下、線路沿いに、車イスなどで公園に上れるスロープがあります。 【場所】
「EMERGENCY(緊急事態)」の最中、宮下公園で「自由」と「排除からの抵抗」の空間を築いている仲間たち、A.I.R.と共に、みんなが楽しめるライブにしたいと思っています。
airでの告知
2010年7月3日土曜日
フリーター全般労働組合が、宮下公園問題をめぐる声明を発表
声明
宮下公園は、公園で在り続けなければならない。
公園は公共空間である。誰でも自由に出会い、集い、語らい、安らぎ、憩い、創造性を表現出来る場で在り続けなければならない。使用料や入場料を徴収されて、はじめて使用を許可されるのでは、もはや公園とは呼べない機能不全の状態である。
詳細は以下
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20100601
宮下公園は、公園で在り続けなければならない。
公園は公共空間である。誰でも自由に出会い、集い、語らい、安らぎ、憩い、創造性を表現出来る場で在り続けなければならない。使用料や入場料を徴収されて、はじめて使用を許可されるのでは、もはや公園とは呼べない機能不全の状態である。
詳細は以下
http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/20100601
2010年7月2日金曜日
掲載記事論評1 クイックジャパン90号
まず、1ページの記事の中で、いくつかの間違いが散見される。
「カフェを作ろうとしている」というのは、当初(2008年2月)のナイキの案で、現在は、取り下げている。また、ネーミングライツ料は年間3000万とあるが、1700万で、名前は「宮下NIKEパーク」である。基本的な情報も誤っている筆者の下調べは、お粗末すぎる。
争点がどこにあるのか分からないというのなら、取材すればよさそうなものであるが、そういう書き手としての初歩的な倫理はないようだ。
ただ、個人的には、あまり力の入っていないエッセイ風な文章は嫌いではない。
公園を訪れた筆者は、「雑然としていて面白い。」と書き、「しかし、雑然さゆえに、ここを守ろうという意志は分かりにくく見えるかもしれない。」と続けている。
また、「ナイキが工事をすれば、この不明瞭さと雑多さは良くも悪くも失われるだろう。」と書く。
なーんだ、この筆者は肝は分かっているじゃないか。と思った。
争点が分からないとHPをにらんだ目も、現場にやってくれば、すぐに了解できるようだ。
争点は、それです。
公園は多様であるべきで、商業主義で画一化されるのは嫌だし、単一目的で機能的すれば逆に機能不全に陥ってしまうだろう。
最後に「ぼけーとそう思った。」とある。それですよ、それ。
そういう場所を守ろうとしているのです。
*なお、WEBでも分かりやすく私たちの意見(その多様さも含めて)を伝えていきたいとは思っています。
(O/T)
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