「ねる会議」は、 宮下公園で寝ることをきっかけに、2017年初頭から、野宿者としての生活や人権を守り、たたかいとるために、渋谷・新宿などで野宿者を中心に活動しています。
「ねる」場所を守る作戦や考えを「ねる」ための会議、が団体名の由来です。
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2010年7月2日金曜日
掲載記事論評1 クイックジャパン90号
まず、1ページの記事の中で、いくつかの間違いが散見される。
「カフェを作ろうとしている」というのは、当初(2008年2月)のナイキの案で、現在は、取り下げている。また、ネーミングライツ料は年間3000万とあるが、1700万で、名前は「宮下NIKEパーク」である。基本的な情報も誤っている筆者の下調べは、お粗末すぎる。
争点がどこにあるのか分からないというのなら、取材すればよさそうなものであるが、そういう書き手としての初歩的な倫理はないようだ。
ただ、個人的には、あまり力の入っていないエッセイ風な文章は嫌いではない。
公園を訪れた筆者は、「雑然としていて面白い。」と書き、「しかし、雑然さゆえに、ここを守ろうという意志は分かりにくく見えるかもしれない。」と続けている。
また、「ナイキが工事をすれば、この不明瞭さと雑多さは良くも悪くも失われるだろう。」と書く。
なーんだ、この筆者は肝は分かっているじゃないか。と思った。
争点が分からないとHPをにらんだ目も、現場にやってくれば、すぐに了解できるようだ。
争点は、それです。
公園は多様であるべきで、商業主義で画一化されるのは嫌だし、単一目的で機能的すれば逆に機能不全に陥ってしまうだろう。
最後に「ぼけーとそう思った。」とある。それですよ、それ。
そういう場所を守ろうとしているのです。
*なお、WEBでも分かりやすく私たちの意見(その多様さも含めて)を伝えていきたいとは思っています。
(O/T)
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