2010年10月18日月曜日

当初から公園の活性化が目的だった、という呆れたナイキのコメント


ナイキは、同社が「宮下NIKEパーク」という通称を使わない理由をマスコミに向けて発表している。曰く、「当初から公園の活性化の支援が目的だった。」(東京新聞)「命名権取得は地域貢献の一環で、企業名を出すことにこだわりはなかった。」(読売新聞)「反対派に配慮したわけではない」(共同通信)。

2008年2月6日付けで渋谷区に向けたナイキジャパン社の「プロジェクトに関する弊社からのご提案・要望事項について」という内部文書があります。

公園の名称について、『「渋谷区」と「NIKE」のJOINT PROJECTであることを象徴するような名称を希望します。Shibuya NIKE PARK, NIKE Miyashita park, NIKE Shibuya Parkなど、両者のパートナーシップを端的にしめす名称です。』とあります。
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そして、これがさきほどの文書に添付されたイメージ図と図面の一部です。(ナイキジャパン/アトリエ・ワン+東京工業大学 塚本研究室制作)

明治通りからの表玄関を入った公園内に巨大なナイキ社の野外看板を掲げています。一辺約10メートルある看板は3面あり、ナイキ社は「弊社による使用を希望します。」と書いています。果たして、これでも、ナイキ社は「当初から、公園の活性化の支援が目的だった」などという白々しいことを言うつもりでしょうか。さらには、NIKEイベント用スペースをこの看板内の建物において希望しています。


上記がナイキ提案の公園のロゴデザインです。案Bにいたっては、NIKE PARKがやたらに大きく「企業名を出すことにこだわりがなかった」企業がこんな案を出すわけがありません。

公園の性質についても重大かつ悪質な提案をしています。
「宮下公園の弊社イベント活動への貸出しをご検討いただくとともに、弊社に対し、他社の実施するイベントに対する事前確認と承認・否認の権利をいただけますと幸いです。」
ナイキがイベント(集会など)を検閲し、やるかやらないか決めるという驚くべく提案です。公園の名実ともの「乗っ取り」を計画していたと言えます。
そして、これらは、「公園の付加価値創造及びその拡大と住民へのメリット還元」要は、地域貢献の美名の下に計画されていたことです。
ナイキの「当初からの目的」、そして計画の後退をさせながらも、今もナイキが考えていることが、イメージ戦略であり企業の利益であることは明らかであり、ナイキ社のマスコミへのコメントはそのことから目を逸らそうとするものです。

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