東京都では山谷の玉姫職安などを窓口として失業者・日雇労働者に仕事を紹介する特別就労対策事業を行っている。この仕事は年齢・性別・技能を問わず働ける貴重な場で、ねる会議のメンバーを含む多くの野宿者たちも従事している。
しかしコロナ禍以降、事業規模は縮小の一途を辿っている。また、著しい物価高騰が起こっているにも関わらず、賃金は実質据え置きのまま。現場でのハラスメントも有効な対策が取られていない。
5月21日、私たちはこの事業を所管する東京都産業労働局に申入れを行った。冷たい風の吹く中、話し合いは都庁前の路上で行われた。
産労局側は雇用就業部就業推進課ヒロセ氏、ワダ氏が応対。その後ろには、施設管理担当と思しき職員やガードマンが何人も控えている。
私たちは皆で話し合って作成した申入書に沿って、仕事を増やせ、賃金をあげろ、安心できる就業環境を作れと声をあげた。
実際に野宿しながらこの事業で働く労働者が「私はこの仕事で命をつないだ。命の綱だ。一生懸命やろうという気持ちがある。大事な仕事だから、良くなってもらいたい」と力強く訴えた。
事業で働く労働者の声を、東京都はしっかりと受け止めてほしい。