Translate

2020年7月21日火曜日

ホームレスで住民票のない人にも特別定額給付金を求める署名はじまりました!!

オンライン署名はこちらから

ホームレスで住民票のない人にも特別定額給付金を求める署名

内閣総理大臣 安倍晋三殿
総務大臣 高市早苗殿
厚生労働大臣 加藤勝信殿

「全国全ての人々への新たな給付金(特別定額給付金(仮称))」事業が始まっています。事業にあたっては「人々が連帯して、一致団結し、見えざる敵との闘いという国難を克服しなければならない。このため、感染拡大防止に留意しつつ、簡素な仕組みで迅速かつ的確に家計への支援を行うこととし、一律に、一人当たり10万円の給付を行う」と閣議決定されています。
 しかし、総務省が、「ホームレス等」対応において給付対象を「住民基本台帳に記録されている者」に限定したため、自治体窓口で住民票のない人は給付申請さえできない事態に陥っています。
住民基本台帳は、迅速に給付するための手段にすぎません。ホームレス状態にいる人の中には、住民票が消除された人、劣悪な施設に住めない・借金があるなどの理由で住民登録しない人がいます。人々に連帯・団結を呼び掛けながら、住民票の有無をもって給付対象から事実上排除することは、差別です。生きているという実態に基づき、平等に給付するよう求めます。
 ホームレスの人に特別定額給付金を給付するよう、以下3点を要望します。今すぐ制度を改善してください。

1、住民票がない人を差別しないでください。住民登録しなくても、事務手続きを工夫して、「全国全ての人々」に給付してください。
2、給付までのすべての手続きを、ホームレスの人が寝泊まりしている地方自治体の給付金窓口だけで、費用の負担なくできるようにしてください。
3、申請期間を延長してください。住民票がない人への給付方法を国が示さないまま、8月末の給付金事業終了が迫っています。給付の仕組みを作っても、電話も郵送もできないホームレスの人に伝えて手続きするには時間が足りません。


呼びかけ団体
神戸の冬を支える会、大阪城公園よろず相談、釜ヶ崎医療連絡会議、釜ヶ崎センター開放行動、釜ヶ崎パトロールの会、長居公園なかまの会、きょうと夜まわりの会、、寿日雇労働者組合、ささしまサポートセンター、山谷労働者福祉会館活動委員会、山谷争議団・反失業闘争実行委員会、渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)、聖公会野宿者支援活動・渋谷、つくろい東京ファンド、ねる会議、ノラ、夜まわり三鷹、北海道の労働と福祉を考える会

連絡先 kyufukin2020(あっとまーく)googlegroups.com (あっとまーく)には@を入れてください
オンライン署名はこちらから 
*オンライン署名の締め切りは7月31日までとします。
*紙の署名用紙のダウンロード
 A4版
 A3版
*名前、住所もしくは寝起きしている場所は、政府に署名として提出しますが公開しません。
 賛同団体はweb上(https://bit.ly/minnani-kyufukin-2020-dantai)で公開させていただきます。

2020年7月20日月曜日

7月13日 三井(31)ひっくり返す、恒例の宮下公園前、13日抗議行動報告

6月末から、なぜかルイヴィトンだけがオープン(予約制)している宮下公園。2017年3月27日、公園を突然封鎖して野宿者を雨の中たたき出し、三井不動産が鋼板を設置して開発工事を開始したことを私たちは決して忘れていません。その先頭に立つように、高級ブランド店が金儲けを行うことは、私たちには醜悪極まる光景です。
今月も毎月恒例の抗議を行いました。マイクアピールをはじめると、ルイヴィトンは店の入口をすぐに閉めました。店の前には、警備員が立ちふさがっています。今月は、ルイヴィトンの対面に出来るアディダスにちなんで「アジナス麺」。ソーメンに小アジとナスを揚げた具が乗った初夏らしい一品。

舌づつみを打っているところに警官たちが登場。110番通報で来たという割には、今月の私たちのメニューまで知っていました。
しかし、特に手出しは出来ず、見ているだけ。無断撮影をした警官がいたので抗議したら帰っていきました。
私たちは3年前から同じ場所で情宣活動しています。商業施設がオープンしたからといって邪魔をしないでほしい。
雨のため早めに抗議を終了しましたが、大勢の方にチラシを受け取っていただきました。「公園にブランド店が立ち並ぶなんておかしい」との声もいただきました。
ミヤシタパークが全貌が現すに従って、その問題点も多くの方の目に明らかになっていることを感じました。

2020年7月3日金曜日

6月30日 特別定額給付金 政府交渉・院内集会


前回の交渉から約一ヶ月ほどが経った6月17日、総務省から新たな通知が出された。しかしその内容は、住民登録を基準としたものから変わりはなかった。住民登録の本人確認については各自治体に当人が赴き、職員の聴取により行われることとなったが、他には目新しい進展もなく、野宿者が給付金をもらえるようになるまではまだほど遠い内容だ。
大阪でも同様の状態が続いており、今回は釜ヶ崎センター開放行動からの呼びかけにより大阪、東京から50名ほどが集まり、新たな要望書の提出、清水ただし議員協力の元、政府交渉・院内集会を行った。当初予定の総務省、厚労省の他、戸籍について所管する法務省の担当者も出席した。
総務省は、やはり二重給付防止の観点から住民登録を基準にしているという回答に終始。
釜ヶ崎からは、戸籍附票、住基ネットを照会して住民票を確認し、住民票が消除されていた場合はその時点で自治体に給付の記録を残し二重払いを防ぐ、というスキームが提案された。
また、住民登録を利用することによって多くの日本に住む人が給付を受けられる状態になるということに異論はないが、そこから漏れた登録がない野宿の状態の人について対応することの必要性を強調。
渋谷からは、家にいられない理由がDV被害である男性の世帯員について渋谷区が対応していなかったこと、役所交渉の末に窓口を作らせたことなども伝えた。他の自治体も同様に女性以外の性の方の避難事例について不備がある可能性があるので、対処してほしいということを訴えた。
また、そもそも野宿状態であるということはなんらかの理由で家にいられない状態であるということ、世帯ごとではなく個人に給付をする仕組みを考えるべきことを伝えた。
すべての人に払うことができれば給付金史上、歴史的な施策になるのではないか、との大阪からの発言もあり、住民登録によらない野宿者への給付方法を改めて通知してほしいと要望した。
他詳細、院内集会での発言などについては、後日改めてブログに掲載します。
大阪の諸団体による要望書
東京の諸団体による要望書(3枚)




要望書PDFのダウンロードはこちら

2020年7月2日木曜日

6月18日 宮下公園整備事業反対!三井不動産抗議行動

6月18日(金)。予定ではこの日、三井不動産の「MIYASHITA PARK」がついに開業するハズだった。しかし新型コロナを理由に延期になった。商業施設やホテルはずっと開かなくてもこちとらチットモ困らないが、公園まで閉めっぱなしなのはおおいに問題だ。ねる会議で、恒例の三井抗議行動を先週土曜13日(ミツイをひっくり返す日)にやるつもりが大雨で断念、開業延期記念日のこの日に行動をおこなった。

すっかり全貌があらわになって、ひときわ目立つ明治通りルイ・ヴィトンの店内では、ディスプレイ最終準備をせっせとやっていた。その真ん前で「宮下公園かえせ!」「夜間施錠をやめろ!」「野宿者追い出して金もうけするな!」と街頭演説、ビラまきをし、抗議した。そして、昼メシをみんなで食べた。今回は「はんばーグッチーず丼」。高級ブランド「グッチ」に対抗して、こちらも超豪華どんぶりだ。プラダの出入り口では外国人のマネージャーらしき人が指示して最終チェックらしきことをしていた。もらろん、抗議。さらに、歩道に布を広げて、新しい横断幕を4枚も制作した。「公園に高級ブランドもホテルもいらない!」。オープン当日まで、ガンガンかかげていくつもりだ。

※6月30日、ルイ・ヴィトンはプレスオープン、7月6日に正式オープンとのこと。