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2018年4月17日火曜日

4月13日 渋谷区公園課交渉および新宮下公園等整備事業反対行動報告

まずは、4月から新体制になった「緑と水・公園課」に「挨拶」に向かいました。
新しい公園課長の石川氏は不在でしたが、新宮下公園を担う公園プロジェクト推進課長の藁谷氏に応対していただきました。実は、この藁谷氏、2011年頃に、短い期間でしたが公園課長だった人物です。相変わらずの軽快な物腰で「外でやろう」というので、美竹公園での交渉となりました。
野宿者・支援者であることを理由に三井不動産が申入書を受けとらないことについて、どう思うか尋ねたところ「うーん、わかんない。ぼくの管理下にはないんですよ。受け取らないのは失礼かもしれないけど。会社の方針だから」。
公共事業ではないのか、というと「うーーん」。公園に対する要望は誰にいえばいいのか、というと「窓口は、公園課になっちゃうけどね」。管理下ではないというのでは窓口として機能していないよね、というと「前の公園と似ているでしょ。変わらないからみなさんがイヤなものができるわけではない」。今まで問題点をさんざん指摘してきたことをご存じないようでした。
藁谷課長から三井不動産に申入書を渡してもらえるかと問うと「努力はする」。
区が決定した事業だと強調する藁谷課長に、三井不動産による公共事業ではないとの見解を再度確認すると「本当に言ったのなら、あんまりいいことじゃないよね。三井に言います」
藁谷課長は、当該事業について、三井不動産に申入書を受け取るように言う、また、公共事業であることを否定しないように言うと約束をしました。
さらに、三井不動産との打ち合わせや会議について、透明性を担保するために議事録などの文書をつくるように求めたところ、「やってみる」とのことでした。
藁谷課長は前任との引継ぎがあまり出来ていない様子でしたので、前述の約束も含めて、4月中に改めて話し合いを持つことを取り決めました。

さて、毎月恒例の抗議行動ですが、今回は少し趣向をかえて、当該事業の問題を渋谷のみなさんに知ってもらうために、宮下公園の前で行いました。宮下公園の工事鋼板には、NPO(365ブンノイチ)が美大生を活用して壁画を描いています。ダイバーシティ(多様性)をファンシーに表現したものらしいですが、昨年3月27日に野宿者を排除するために三井不動産が建てた鋼板に描かれものであることを思えば、何ともグロテスクです。
私たちは、その壁画には登場することのない人物として、メッセージをかいた風船をもちながらアピールを行いました。
また、ともに渋谷の野宿者運動を担い、先月末に惜しくも他界された常野雄次郎さんが作詞した「宮下公園の歌」を唱和しました。
「宮下公園みんなの公園
宮下公園売り物じゃない
公園は柵がないもの
タダでいられるもの
さぁ立ち上がろう
そして座り込もう
宮下公園三井を通すな
宮下公園フェンスを許すな
公園では歌おう
公園に住もう
さぁ立ち上がろう
そして座り込もう」(抜粋)
そして、シュプレヒコールが炸裂。
チラシの受け取りはあんまりでしたが、道行く人からの注目度は高かったです。
ともあれ、いまだ解体中の宮下公園、ショッピングモールもホテルもいりません。地面の上の公園がほしい。今なら、まだ間に合う!
三井不動産は新宮下公園事業をやめろ!!!


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