2022年11月5日土曜日

11月2日 渋谷区に抗議!!




美竹公園の野宿者4名を含む総勢40名ほどで、10月25日美竹公園封鎖に対して、満腔の怒りをもって渋谷区に抗議を行った。

まずは、公園課へ。井戸田課長は体調不良を理由に不在。カウンター内には25日当日現れた職員も散見する。公園課全体に対して抗議文の読み上げ。井上主査が受領印がなかなか押さないので、しびれを切らせて次ぎ次ぎと声をあがる。「自分たちが同じことされたらどう思いますか?」と当事者。「上司に命令されたからといって不当な職務をしないでください」「なんで説明も謝罪もしないんですか」「ダイバーシティって何ですか」「野宿者差別やめろ」「記録に残せないような仕事やっていると皆さんの仕事がなくなりますよ」「当日も当事者が説明してくださいって言っていたのに全員で無視していましたよね」「今日も無視ですか?」「今日のことも丁寧な説明したと言うんですか?」「住んでいた人たちがどれほど不安だったか」「行政が暴力してどうするんだ」

職員たちは、パソコン画面を見つめるのみ。「あなたたちは25日、わたしたちよりずっと多い人数で公園に押しかけ封鎖して、トイレを使えないようにして、それが住んでいる人たちにとってどれほど不安だったか!アボイントを取れなんて言う資格ない」

つづいて、まちづくり3課。安松課長も中島主査(担当)も不在。職員がチャットで呼ぶが打ち合わせ中で出てこない。ここでも職員は私たちの声を無視。その上、抗議文読み上げの最中に、職員が私たちの姿を隠し撮り。説明を求めるが、一向に出てこない。仕方なく迎えに行ったところ、「大声を出さないでください。廊下に出てください」と大声で繰り返す女性が突如出現。打ち合わせ中だったはずの安松課長だった。結局、私人を無断写真したことについて明らかにしなかった。
まちづくり3課は、25日、分庁舎敷地内の荷物などの無断撤去も行っている。この件については、今後の抗議や話し合いすることになるはずだ。
当事者が、安松課長に言った。「毛布1枚の大切さがあなたに分かっているのか? あなたたちが持って行った毛布は命を助ける毛布なんです」。

さらに、総務課や区長室がある庁舎9階へ。警備員がたち並んでいる。この階の出入り口である自動ドアは、私たちが行くと決まって、電源が切られて開かずの扉になる。美竹公園封鎖の最高責任者である長谷部区長は、扉の向こうに潜んでいたのかもしれないが姿を現さず。

その後、庁舎前でのマイク情宣を行った。

最後に、美竹公園の帰りがけに福祉事務所に寄って、岡崎課長に抗議した。岡崎課長は、当日朝6時に土木部(吉武課長)から美竹公園を仮囲いすることを聞かされ、公園の野宿者が不安になるだろうと思って、職員に公園に行くように命じたとのことだった。これまでやってきた福祉のご案内をしただけ、との岡崎課長の説明に、出入り口やトイレを閉められた恐怖の中でご案内するのが福祉なのか、と追及。すると、ご本人の意思を尊重したと思っている、と課長。現在の生活の継続が選択できないのに意思の尊重と言えるのか、と聞くと、公園や路上でなくて地域の中で住んで欲しいと思っている、と課長。25日の人権侵害状態が、「地域生活」に野宿者を移行させるためのチャンスと福祉事務所は考えたのだろうか?。

福祉事務所として築いてきた利用者との信頼関係を崩すことは止めてくれ、となぜ言えないのか?なぜそう考えないのか?と聞くと、福祉の現場ではそうです、と課長。10月25日にあなたたちが訪れた美竹公園は福祉の現場になったわけでしょ、自分たちの理念と違ったらきちんと言うべき、と言うと課長は押し黙る。人の生活を壊したわけですよ、と言うと、そういう気持ちではないです、と課長。どういう気持ちなのか?と聞くと、地域につなげたい、と課長。公園は地域ではないのか、と聞くと、地域の中にあるものです、と課長。公園で暮らすことも地域で暮らすことではないのか、と聞くと、それは区の方では認められていない、と課長。そのためには手段を選ばないのか?と聞くと、行政としては今までと変わらないでお声がけをしてご理解いただきたいと思っています、と課長。
トイレなどを封鎖するのは人権侵害という認識はあるのか?と問うと、公園課はお声がけをしてきたと聞いている、そういうことがなければどうかなと思う、と課長。
丁寧なお声がけは事実としてなかった、それは認めてください、と言うと、公園課のことは私が認めることではない、と課長。今後、強制排除が起きた時に福祉としては協力できないと渋谷区に言えるのか?と聞くと、状況による、と課長。10月25日の状況はどうなのか、と聞くと、アプローチできることはした、と課長。
今回のことで福祉事務所は信頼なくした、信頼できない、と伝え、抗議文を読み上げた。

長丁場になった渋谷区抗議を終え、美竹公園でおいしい天ぷらうどんをみんなで食べた。


しばらく美竹公園に多くの人が留まって話をしていた。
やっばり公園がいい。公園が必要だ。
私たちはここにいる。渋谷区は私たちを無視するな。追い出すな。










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