長谷部健 渋谷区長
渋谷区土木部 緑と水・公園課 課長
渋谷区土木部 緑と水・公園課 課長
緊急申入書
美竹公園への監視カメラ設置撤回、工事中止を強く求めます
渋谷区が、今年開催される東京オリンピック・パラリンピックを前に、区内の公園・道路に監視カメラを新たに415台も設置しようとしています。そして、毎週土曜日に野宿者・支援者が集まって炊き出し(渋谷のじれん共同炊事)を行なっている美竹公園にも、2020年1月15日 に監視カメラ設置工事を行うとの告知(1月8日付)が掲示されました。
工事当日、現地に来た渋谷区土木部水と緑・公園課の職員とセコムの作業員を追及したところ、美竹公園には、なんと計4台もの監視カメラが新たに設置されることが判明しました。その日の工事は天候を理由に先送りになりましたが、行政文書であるはずの工事告知はセコムにより手書きで「1月15日〜」と書き変えられ、いつ抜き打ちで工事が始まるか分からない状態が続いています。
美竹公園は、渋谷区仮庁舎第三庁舎が解体された昨年6月から現在にいたるまで、敷地(1,029㎡)の約3分の2がフェンスで囲われたままになっています。長谷部区長そして公園課の石川課長が、「(仮庁舎撤去後は)元に戻す」と公言していたにもかかわらず、担当の中村公園プロジェクト担当課長は公園の現状回復どころか、不誠実な回答を繰り返し逃げ回っています。宮下公園がショッピングモール・ホテルに建て替えるため強制封鎖されてから、毎週の共同炊事に加え、年末年始の越年越冬闘争や夏祭りも、狭められたままの美竹公園で実施せざるを得なくなっています。美竹公園は私たちにとって生存に関わる重要な場所です。
美竹公園は、渋谷区仮庁舎第三庁舎が解体された昨年6月から現在にいたるまで、敷地(1,029㎡)の約3分の2がフェンスで囲われたままになっています。長谷部区長そして公園課の石川課長が、「(仮庁舎撤去後は)元に戻す」と公言していたにもかかわらず、担当の中村公園プロジェクト担当課長は公園の現状回復どころか、不誠実な回答を繰り返し逃げ回っています。宮下公園がショッピングモール・ホテルに建て替えるため強制封鎖されてから、毎週の共同炊事に加え、年末年始の越年越冬闘争や夏祭りも、狭められたままの美竹公園で実施せざるを得なくなっています。美竹公園は私たちにとって生存に関わる重要な場所です。
渋谷区公園課は、監視カメラ設置の理由を「利用者の安心安全のため」としています。しかし、美竹公園には警察官が常駐する美竹交番が隣接し、24時間監視カメラが園内に向け設置されています。また毎日決まった時刻に渋谷区の警備員が巡回するなど、すでに過剰な警備体制がしかれています。そこにさらに、4台もの監視カメラを設置する必要が果たしてあるでしょうか? 公園利用者の顔など個人情報を常時撮影・記録することはプライバシーの侵害であり、不要に不安を与えるだけです。すでに、炊き出しを利用する野宿者の中からは「もう来られない 」という声があがっています。生存に直結する炊き出しに、それをもっとも必要としている人びとがアクセスしづらい状況を作り出す渋谷区の監視カメラ設置は、20年以上続いている炊き出しへの妨害に他なりません。
さらに渋谷区は、監視カメラで撮影した個人情報の扱いについて「第三者への提供もありうる」「令状なしで警察に提供する」と回答しており、このままでは深刻な人権侵害を引き起こしかねません。
美竹公園には現在、渋谷区・東京都による再開発計画(「都市再生ステップアッププロジェクト渋谷区役所仮庁舎跡地事業」)が持ち上がっています。誰もが利用出来る公共の公園に過剰すぎる警備体制をしくその背景には、渋谷区が推し進めてきたジェントリフィケーション、公共の場を金儲けの場・利用者を選別する場につくり変える、そのために野宿者・貧困者を追い払いたいという差別的意図が見え隠れしています。 監視カメラ設置は野宿者排除への布石です。
美竹公園利用者である私たちは、美竹公園への監視カメラ設置計画の撤回、工事中止を強く求めます。
2020年2月7日
ねる会議 / リトル宮下ガーデン / 渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)/ 2019-20渋谷越年越冬闘争実行委員会 / 聖公会野宿者支援活動・渋谷
さらに渋谷区は、監視カメラで撮影した個人情報の扱いについて「第三者への提供もありうる」「令状なしで警察に提供する」と回答しており、このままでは深刻な人権侵害を引き起こしかねません。
美竹公園には現在、渋谷区・東京都による再開発計画(「都市再生ステップアッププロジェクト渋谷区役所仮庁舎跡地事業」)が持ち上がっています。誰もが利用出来る公共の公園に過剰すぎる警備体制をしくその背景には、渋谷区が推し進めてきたジェントリフィケーション、公共の場を金儲けの場・利用者を選別する場につくり変える、そのために野宿者・貧困者を追い払いたいという差別的意図が見え隠れしています。 監視カメラ設置は野宿者排除への布石です。
美竹公園利用者である私たちは、美竹公園への監視カメラ設置計画の撤回、工事中止を強く求めます。
2020年2月7日
ねる会議 / リトル宮下ガーデン / 渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合(のじれん)/ 2019-20渋谷越年越冬闘争実行委員会 / 聖公会野宿者支援活動・渋谷
美竹公園への監視カメラ設置撤回・工事中止を求める緊急申入書への賛同をお願いします
送り先メール : ねる会議 nerukaigi@gmail.com
一次集約:2020年2月12日(水)
●個人賛同
お名前(※ペンネーム 可)、肩書き(任意)
公表の可否をそえて送付ください
●団体賛同
団体名、連絡先(※メール、電話番号、ご住所のいずれか)
公表の可否をそえて送付ください
~~~~
渋谷区へ提出、及び「みんなの宮下公園を守るブログ」http://minnanokouenn.blogspot.com/ などに公開予定 賛同者・賛同団体は随時更新します。
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みんなが共に生きていける社会を実現しよう。
返信削除排除ではなく包摂を。