2020年1月20日月曜日

美竹公園に監視カメラ設置の動き

美竹公園に、渋谷区による監視カメラ設置の動きがあります。
越年闘争の場であった美竹公園は、毎週土曜「のじれん」による共同炊事が行われる場でもあります。公園は、野宿者をはじめとして、多くの人たちの生活と交流の拠点となっています。そのような場所を公権力が「監視」するということは、人々の生活に踏み入り、圧迫することです。すでに美竹公園は、隣接する交番に設置された監視カメラの標的とされていますが、公園内のカメラ設置は、あらたに一線を超えるものです。
ねる会議は、監視カメラ設置に抵抗する行動を実施中です。注目と支援をお願いします。

■ 経緯
越年をのりきった翌々日の1月8日、美竹公園の公衆トイレの壁に、「防犯カメラ設置工事のお知らせ」という貼り紙が掲示されました。文書の名義は渋谷区の「緑と水・公園課」。工事実施予定の日付は1月15日とのこと。

工事期日に設定された15日、ねる会議は監視行動を実施しました。現場にいた施工業者であるセコムの担当者に工事の内容を問い合わせたところ、4台のカメラを設置予定、という以外は要領を得ない返答ののち、渋谷区の公園課職員を呼び出し。
あらわれた公園課職員2人に対して、私たちは、監視カメラの位置や映像の使い方を明らかにするように要求しました。職員は、斎藤土木部長と電話で相談した上で、いずれも示す必要はない、工事は強行するとの回答。抗議に対してもとりあわない姿勢のまま、その場を去りました。
役人が帰ってからも工事がはじまる様子はないまま、セコムの担当者が上記貼り紙をはがしました。状況をたずねたところ、工事開始について本社の判断を待機中とのこと。結局13時過ぎに、「雨で地盤がゆるい」という理由で、工事に着手せず帰りました。その際に、貼り紙をはがしたことは手違いだった、とのことで再度貼り直し。
まずは安心と一息ついていたところ、工事実施予定の日付である「1月15日(水)」のうしろに、業者が手書きで「~」を書き加えていたことが判明。

貼り紙とはいえ、役所が決裁した文書について、業者があとから手を加える、ということは明らかに問題です。
■ 支援のお願い
1月19日の現時点では、まだ工事は着手されていませんが、余談を許さない状況であることにかわりはありません。ねる会議は引き続き、不当な「監視」を許さない行動をおこなう予定です。
また、渋谷区に対する情報開示の申し入れと抗議について、みなさまの支援をお願いします。渋谷区の問い合わせ先は次のとおりです。
渋谷区 土木部 緑と水・公園課 計画調整係。担当: 友澤、中山。
電話番号: 03-3463-2876 (開庁時)、03-3463-1211(閉庁時)。

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