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2025年3月21日金曜日

12月4日 厚労省要請行動報告


ブログ報告が遅くなりました。

東京都特別就労支援事業(以下、特就)における日雇健康保険(以下、日雇健保)の問題について、厚労省と話し合いを行いました。
厚労省側は、保険局・年金局・職業安定局から、係長など2名ずつ。私たちは、特就の労働者を中心に9名が参加しました。

就労の度に日雇健保を500円程度支払ってきたが、今まで職安や事業者から説明もなく、ほぼ全員が日雇健保の手帳を作っておらず、また仮に作っても2ヶ月で26日以上日雇しなければ資格がもらえず保険を使えないので、メリットが何もないことを冒頭で述べました。

その後、要望書に沿って回答をもらい、質疑や要請をしました。
日雇健保の控除を一括してやめる(適用除外する)のは、日本年金機構による個々のケースの判断を飛び越えてしまうので難しいとの答えでした。
75歳以上の後期高齢者について事業者が本人確認だけで適用除外できるように、生保受給者や国保加入者なら同様に除外できるではないか……ということは結論が出ませんでした。

私たちは、一括の適用除外が難しいならば、手続きを簡単にするように要望していました。
現状は、2ヶ月に一度、年金事務所で事業所ごとに申請し、承認書は住所地へ郵送になっています。
わたしたちの要望は、最大1年、1枚の申請で、承認書は窓口での手渡しというものでした。
2ヶ月に一度、年金事務所に行くのは煩雑だし、就労実態とも合っていません。また、住所地への郵送では受け取れない野宿者が大勢います。
除外期間はケースバイケースで年金事務所の判断という答えを引き出しました。窓口での承認書手交についは、事業所を通して申請し、事業所から承認書をもらう方法を教えてもらいました。
交渉の席では、かなりの部分がこの方法で解決するかに思えましたが、同じ現場に毎回入るわけではない就労形態や事業者の協力が必須な点など難点があります。やはり、個人が年金事務所で簡単に適用除外が受けられる方法も同時に追及する必要がありそうです。

話し合いは1時間を超えました。
野宿者にとって日雇健保による500円の天引きがいかに大きいか、500円を返してほしい、そもそも日雇健保の資格を得られる日数基準が厳しすぎる、日雇健保で健康診断も受けたい、などの声もぶつけました。
厚労省とは今後も話し合うことになっています。
ねる会議は具体的な申請も含めて、この問題を今後も追及していきます。

※後日、国保に加入している特就の労働者から、年金事務所での窓口交渉によって、除外期間が国保更新時まで10ヶ月、過去に遡っての申請が認められ、承認書を手渡しされた、との報告をいただいています
※日雇健保で特定健診(メタボ健康診断)を約5000円で受けられるとの連絡が厚労省からありました。しかし、これも資格が必要とのことでした。












2025年2月28日金曜日

カンパのお願い

 ねる会議の活動は日々みんなで力を合わせ取り組んでいますが、必要な物資、食料、燃料、ねる会議新聞の印刷などの資金も必要です。そのため、ご賛同いただける方々からのカンパを募っています。

ご希望の方には、ねる会議の報告集「おいも2024」をお渡しいたします。
ご支援・ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。
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カンパ先
三菱UFJ銀行 普通預金 店番 228   口座番号  2648648 ねる会議
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2025年2月24日月曜日

ねる会議新聞第9号(2025年2月1日発行)

 



2024→2025 年越しねる会議にご支援ありがとうございます。

 
12月27日〜1月6日の「年越しねる会議」では、連夜10名前後の野宿者が1人用テントで野営しました。
お互いできるだけ安心していられるよう、毎日、気になることや体調を確認しました。
また、お湯をふんだんに沸かし、カップラーメンや飲み物も用意しました。毎日30〜40名が利用していました。ジェットヒーターで暖まりながら、野宿生活や今後について話し合いをしたり、大晦日はソバを食べながら紅白を見て過ごしました。映画も2本見ました。
最終日、参加者の一部は新しい場所で野営をはじめ、現在も維持しています。
野宿者を中心にした取り組みである「年越しねる会議」、皆さんのご支援・カンパにより今年度も無事に終わりました。

●年越しねる会議で泊まった感想

・テントに泊まったことはあまりなかったが、屋根・壁の有無で全然ちがう。人がそばに来ても中にいるかどうかバレなくて安心できた部分があった
・テントははじめて。みんなで力を合わせて年を越せて。来年に活かして、みんなが来れるようにしたい
・年末は若者が騒ぎに来た以外は快適でした
・泊まったのは一日だけでしたか、助かりました。あって良かったなぁと
・騒音はあったけど、今までの環境と比べれば気にならないくらい。はじめてテントを使った。こんなに快適だったのか
・数カ月ぶりに毛布で寝た。それが良かった。ホームレスでなくてホームあり



2024年12月22日日曜日

今年も暖かくすごそう! 2024-2025 安心していられる場をめざす 年越しねる会議

 わたしたち野宿者にとって年末年始は、仕事もなく、図書館なども閉まり、暖をとりにくくなります。また、新たに部屋を出る人もいます。しかし、窓口が閉まり福祉を受けにくい時期です。

2024~25年の年末年始、ねる会議では、渋谷区立神宮通公園(南側、トイレあり)で、「安心していられる場をめざす 年越しねる会議」を行います。
「年越しねる会議」は野宿者が中心となって(支援の力もかりながら)行います。
今回の年越しねる会議は、12月27日から1月6日までの11日間。ながい!

野営のため、一人用のテントで寝場所を作ります。泊まりたい方はその日の「ねる打ち合わせ」に、ご参加ください。
お湯もふんだんに用意します!
お茶、コーヒー、カップラーメン(ひとり1日一個。その場で熱々を食べてください)など、どうぞ!
パワフルに暖かいジェットヒーターもあり!
毛布にくるまってのんびりしたり、映画を観たり、野宿生活について話し合ったりもします。
行政窓口が閉まっている間(12/28-1/5)、緊急で医療などを受けられるよう、12月27日に渋谷区と話し合いの予定。
また、初日の27日は、安心していられる場所をめざすために「やくそく事」をみんなで話し合って決めます。ぜひご参加を!

今年の冬は寒くなるという予報もありますが、暖かく安心していられるよう、年越しねる会議の取り組みに、ぜひ参加してください。

※飲酒や酒の持ち込み、セクハラ、暴言、暴力、差別、手配師はおことわり!
※許可のない撮影もお断りします。
※食べ物、飲み物、物資のカンパは、事前にねる会議にご連絡ください。お断りさせていただくこともあります。

추운 겨울을 함께 살아남자.
Vamos sobreviver juntos ao frio do inverno.
කූඩාරමක නිදාගන්නත් පුළුවන්.
Có thể ngủ ở trong lều
คุณ นอน ได้ ที่ เต็นท์.
Pwede ka matulog sa tent.
你可以睡在一個帳篷裡.
你可以睡在一个帐篷里.
If you are looking for somewhere to sleep, you can sleep in a one-person tent



2024年12月14日土曜日

ねる会議 カンパ募集

2024-2025 【安心していられる場をめざす 年越しねる会議】に向けてカンパのお願い

わたしたちねる会議は、野宿生活者たちが中心となって活動している団体です。
野宿者にとって年末年始は、仕事が休みになり図書館などの公共施設も閉まるなど、いっそう暖をとることがむずかしくなります。また、様々な事情から部屋を出る人も少なくない一方で、行政窓口が閉まり福祉にたどりつけない時期です。

2024~25年の年末年始、ねる会議では、寒空の下で野宿する仲間たちを孤立させず、できるだけ暖かく共に年を越そう!と「安心していられる場をめざす 年越しねる会議」を行います。

今回の年越しねる会議は12月27日から1月6日までの11日間。渋谷区立神宮通公園(南側、トイレあり)において、野宿生活の人たちのために一人用のテントで寝場所を作ります。お湯もふんだんに用意し、温かい飲み物などをとりながら毛布にくるまってのんびりしたり、映画を観たり、野宿生活について話し合ったりもします。
昨年度から始めた年越しねる会議は、各地の越年越冬闘争の規模に比べるととても小さいですが、野宿者自身が中心となって話し合い決定するという、まったく異なる内容の取り組みです。週一回のねる会議の話し合いや、野宿者による野宿生活のためのホームレス情報センターの実践、そして様々な追い出しに対して寝場所を守り闘ってきた経験を軸に、小さなことでも気になれば相談してみようと声をかけあって、できるだけ安心していられる場をめざしました。連日とても大変でしたが、やりきった後には仲間が増え、それぞれ独自の繋がりの中で生活を続けています。

近年、野宿生活はより厳しくなっています。夏の酷暑、台風や豪雨、街には無料でいられる場所が減り、リサイクルの仕事もやりにくくなっていて、気候変動や物価高、再開発による追い出しなどはわたしたちだけでは対処しようもなく、支援や応援が必要です。そうだとしても、野宿者は与えられるだけの存在ではなく、ひとりひとりの尊厳があります。わたしたちの生きる力を奪うような支配や管理に対して抵抗しながら、助け合って共に生きていけるような仲間作りを考えていきたいと思っています。

現在ねる会議の活動費がほとんどありません。
わたしたちは独自のカンパ先を開設いたしました。私たちの活動に心を寄せる様々な方々のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

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カンパ先

三菱UFJ銀行 町田支店 普通預金
店番 228   口座番号  2648648
ねる会議