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2017年3月31日金曜日

渋谷区立宮下公園の全面封鎖に対する緊急抗議声明

2017年3月27日、宮下公園は約3メートルの鋼板によって全面封鎖されました。
宮下公園では、昨年末より多いときで小屋を持たない野宿者が20名以上寝ており、封鎖の行われた27日も私たちが確認できただけでも9名の野宿者が園内に泊まっていました。
渋谷区は早朝より封鎖作業をはじめ、おびただしい数の職員・警備員・警察官によって朝9時頃から利用者の入園を認めませんでした。
野宿者・利用者に対する事前予告なしの抜き打ち・だまし討ちの封鎖でした(注1)。
園内にいた複数の野宿者は冷たいみぞれの中、追い出されました。雨がやむまで待ってほしい、と要求した一部の野宿者については、工事内容の説明もせずにフェンスで周囲を囲った上で、福祉課の職員がドヤの宿泊を打診しました(注2)。移動の自由を奪い、追い出しと一体になった福祉のこのようなあり方は人間の尊厳を踏みにじるものでしかありません。本来、追い出しに人権的観点から抗議すべき福祉行政が渋谷区では追い出しの尖兵になっています。
これらの野宿者は福祉の打診を断り、昼過ぎまで抗議の意志をもって公園に残りました。
突然の封鎖に抗議し、公園内の人たちに会うことを求めた支援者には、警察を動員し1名を逮捕するという形で排除しました。
園内にいた(供用停止の場所になっていない階段部分も含め)支援者に対して、渋谷区は職員や警備員で取り囲んで身動きをさせず、15時間以上にわたって園内の水飲み場・トイレを使用させない、という人権無視の姿勢でした。
園内にとどまった野宿者・支援者が園外と一体となって行った、区長への面会と雨がしのげる継続的な寝場所を求める交渉は深夜にも及びました。
最終的に、吉武公園課長が今後の寝場所を渋谷区の公共地にもうけるように総務部と責任をもって交渉するとの約束をマイクで公言しました。
一方、公園内にあった寝るために必要な毛布などの受け渡しは渋谷区の都合で遅滞し、深夜1時すぎになりました。朝9時に「荷物はすぐに渡すから」と公園を出された人にとっては、荷物返還を要求してから12時間以上が経過していました。

以上が私たちの経験した3月27日の宮下公園での暴力的な排除の概略です。
現在、渋谷では駅周辺をはじめとする「100年の計」と言われる再開発が進み、夜間眠れる場所が奪われています。一方で、新たに野宿に至る人が減ることはありません。そのような状況下で、三井不動産による、そしてオリンピックのために渋谷区が推進する新宮下公園等事業は、初動において野宿者の排除を行いました。それは、同事業が公園の持つ人権を擁護する公共性を無視し、利用者との合意に基づかない商業的な論理に貫かれた暴力的なものであることを象徴的に表しています。
渋谷区行政は、近年一貫して野宿者を排除してきました。
長谷部健区長は、議員時代にナイキと渋谷区を結びつけ、宮下公園の改造を実現した張本人です。2010年宮下公園で野宿者を排除した渋谷区は、国家賠償裁判において敗訴しました。当時の桑原区長の後継者として長谷部氏は2015年に区長になりました。
長谷部区長は宮下公園において2回にわたって野宿者排除をしたことになります。
区長の提唱しているダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包摂)が、実態を隠蔽する表面的な題目にすぎないことは明らかです。
28日朝、移転先の公共地で渋谷区が工事を始めようとしました。担当課長が工事内容の説明を拒否する中で、野宿者の一人が逮捕されることになりました。また、悪天時の寝泊まり先として要求してきた場所に渋谷区はプランターを設置しました。しかし、宮下公園から排除された野宿者は、なんとか寝場所を確保するために行動しています
私たちは、渋谷区、長谷部区長、三井不動産に対し満腔の怒りをもって抗議します。

寝場所を返せ!
宮下公園を返せ!
渋谷区は野宿者排除をやめろ!
三井不動産は新宮下公園事業を取り下げろ!
長谷部区長は、いますぐ私たちとの話し合いに応じろ!

注1 園内の毛布倉庫、ダンボールなどに公園課が撤去の警告を連日貼っていました。3月25日付けの警告は、撤去期限を4月6日としています。また、3月24日に開かれた区民環境委員会で、新宮下公園事業について聞かれた公園課長は、設計が終わり次第工事に着手する、と回答していました。現在、新宮下公園は設計どころか都市計画すら決定していません。
注2 渋谷区の福祉が利用している宿泊所などの施設の多くは、東京都が定めた「宿泊所設置運営指導指針」に反しています。また、宿泊所は、門限、人間関係、大幅な保護費の天引き、二段ベッドが並んだ狭小な居室などのため、退出する人が多いのが現実です。

2017年3月30日
宮下公園ねる会議
夜間施錠よなよな阻止行動
2016-2017渋谷越年越冬闘争実行委員会
みんなの宮下公園をナイキ化計画から守る会
渋谷・野宿者の生存と生活をかちとる自由連合



【抗議先】
◆渋谷区役所(代表):TEL 03(3463)1211
             FAX03(3548)4900
◆長谷部健渋谷区長 区長室:TEL 03(3463)1290
◆区長への手紙:〒150-8010 渋谷区渋谷1-18-21
◆渋谷区長宛て ※区施設に専用封筒(切手不要)専用 FAX03(3548)4900

 ●●毛布・現金カンパのお願い●●
宮下公園を排除された野宿者および周辺の野宿者のための毛布や食料購入費が底をついています。毛布・現金のカンパをお願いします。
「カンパ送り先 郵便振替口座 00160‐1‐33429 のじれん ※〈ねる会議カンパ〉とお書きください」
連絡先 08025205487(宮里)


2017年3月28日火曜日

3月27日、宮下公園完全封鎖、非道!

27日朝9時、宮下公園は渋谷区によって、野宿者を排除して、高さ3メートルの鋼板によって完全閉鎖されました。
圧倒的に非人道な行いです。渋谷区は利用者に対して閉鎖の周知も行いませんでした。
まさに抜き打ち、だまし討です。
また、公園内に残った野宿者や支援者に対して、公園内のトイレを15時間以上にわたって利用させないなど人権侵害も行いました。ちかぢか渋谷区に対する声明を発表します。



2017年3月25日土曜日

ナイキと渋谷区が協定を解除??

ナイキと渋谷区が締結している「渋谷区立宮下公園ネーミングライツ基本協定」が解除される公算が高いようです。同協定は、2010年4月1日から2020年4月1日までが契約期間です。
ネーミングライツにもかかわらず、ナイキジャパンは2010年10月<「宮下公園」の名称はこれまで通り「渋谷区立宮下公園>とプレスリリースし、2011年4月オープン直前に、ひらがなの「みやしたこうえん」に変更しました。公園改造や野宿者排除の不当さを問う運動や良識ある声が高まったために、公園にナイキの名前をつけることができなくなったのです。さらに、宮下公園の国家賠償請求裁判の判決では、同協定は議会の承認もなく競争入札も行っていないとして地方自治法違反であると明確に断罪されました。
そのような中で、ナイキと契約期間であるはずの渋谷区は三井不動産と新宮下公園計画を進めています。
耐震に問題があることが明らかになっているにもかかわらずナイキに公園をリニューアルさせ、完成してすぐに、耐震補強するのにお金がかかるということで三井不動産に公園を更地にさせて商業ビルの上に新宮下公園を作らせるという渋谷区の施策の先見性のなさ一貫性のなさは目に余ります。
一貫しているのは、公園の公共性に対する認識の低さ、安易な商業主義、野宿者に対する人権感覚欠如などマイナスのことだけです。すべてのゴタゴタの源泉は、このような渋谷区の態度にあると言えます。

渋谷区の言い方では、宮下公園について「和解」したということです。つまりは、ナイキとトラブルがあったということになりますが、説明会でナイキとの関係を質問されたとき、渋谷区はきちんと説明をしませんでした。協定書によれば、どちらかが各条項に違反した場合は解除することでき(14条)、解除を申し入れした方は相手側に損失がうまれてもその賠償をしない(15条)としています。
情報通の話では、ナイキは社長が変わって、命名権料(年間1700万円)を払っていることに文句を言っていたということです。
協定の解除手続きについては、3月31日、本議会に議案提出後に区民環境委員会に付託し、31日すぐに同委員会を臨時招集し採決を行う見通しです。しかし、議案の提出を区長部局がまだ検討中とのことです。
協定を結ぶ時に議会にかけなかったのに、なぜ解除する時だけ議会で採択するのだという意見もあり、もめているという話も聞きました。渋谷区は、地方自治法違反は確定していないというあり得ない見解を固持しているために、議会にかけることによって地方自治法違反を肯定することになりかねないと悩んでいるのでしょうか?
いずれにせよ、身から出た錆です。

渋谷区とナイキの間でのトラブルが何らかの合意に達したということは確かですが、それが、単なる協定の破棄なのか、ナイキ側が何かおみやげをもらうことになったのか、まだ分かりません。議会・委員会の動きを含め、強く注視していく必要があります。

法律違反でもある協定が解除されるのは当然で遅すぎますが、それが新宮下公園を推進させるものであったり、ナイキに別の形の利益をはかるものであってはなりません。
ナイキの公園も、三井不動産の公園も、「公園の軽視」「安易な商業主義」「野宿者への敵視」の上に成り立っています。破綻をきたしている渋谷区の公園行政の愚行を座視するわけにはいきません。
ナイキ撤退を新宮下公園計画破棄につなげていきましょう!

長谷部区長に「質問及び要求」を提出しました

「宮下公園ねる会議」が3月21日に長谷部区長宛に「質問及び要求」状を提出しました。
回答期限は3月28日です。




2017年3月7日火曜日

渋谷区、宮下公園の集会占用停止の怪! 抗議によって、占用許可再開!!

わたしたちは、2月半ば、渋谷・宮下公園で脱原発を訴え集会・デモをしてきた「再処理とめたい!首都圏市民のつどい」のツイッター情報によって、2月20日から宮下公園の利用(占用)停止を渋谷区が決めていることを知りました。
この間、再三、緑と水公園課とは宮下公園の件でやりとりしてきたのですが、公園課受付に、このような情報の明示はなく、口頭でも教えてくれませんでした。
たしかに、渋谷区HP上の記載は1月20日にされていました。


2月17日には渋谷区都市計画審議会があり、新宮下公園の都市計画は反対意見もあり「社会的な注目があるから慎重に審議したい」とのことで4月以降に継続審議になりました。都市計画変更は、現在の敷地に高層ホテルをつくるために必要な手続きです。
いずれにせよ、都市計画決定の後に設計案の審議などがあるわけで、(解体)工事は、渋谷区の予定よりも延びました。
このような状況をふまえて、2月22日に緑と水公園課と交渉を持ちました。
<都市計画も決まっていないし、工事の予定も未定にもかかわらず、占用停止する合理的理由は皆無です。解体工事をするにしても(私たちはもちろん、新宮下公園自体に反対していますが)、その直前まで公園利用の確保につとめることが行政の責務のはずです。>
と説得しましたが、公園課(吉武課長)は、工事のための調査があるかもしれない、期間も内容も未定だけど、という甚だしく説得的ではない返答するだけでした。
私たちは、法的に争うことも念頭において、不許可の文書をとるために、同日、2月26日の宮下公園の集会を申請しました。
ところが、この申請は許可が下りました。
渋谷区は、この件について方針を変更しました。交渉の成果と言ってもいいでしょう。
吉武課長がいうには、集会についての今後の占用停止は未定、とのことです。
わたしたちは、2月27日交渉で、この間、不利益をこうむった人たちに対して(たとえば問い合わせしてきた人など)早急に謝罪・訂正を行うこと、渋谷区HP上の目に付きやすいところに謝罪・訂正を掲示すること、などを求めました(27日にはHPは無責任なことにそのままでした)。
HP上で文言を変えたのが以下です。
謝罪も訂正のお知らせもせず、こっそり文言だけを修正しているのは姑息で、利用者本位ではありません。しかも、更新日付は2月24日になっていますが、日付を操作して変えていることが明らかです。このようなことは行政として許されるのでしょうか?
なお、フットサルに関しては、いまだに利用停止しています。これも、理由が薄弱で不当な利用制限です。

2017年2月5日日曜日

1月18日、長谷部区長からの回答


私たちの再面談要求(1月4日)に対する長谷部区長の回答は「日程調整が困難な状況であることから、ご要望には添いかねます」とのものでした。


2017年1月5日木曜日

連続企画 1月14日(土) 本当に寝る会!!

22時から、本当に寝る会、宮下公園新階段下集合


本当に寝る会が、越年越冬を経て、パワーアップして帰ってきた!

*毛布はありますが、寝袋持参可能の方はお願いします
*雨天決行!!
*15日と表記していましたが、開催日は14日です。お詫び申し上げます。

前回は16名の参加。明け方は若干寒かった。公園を24時間あけろ!!
朝は、みんなで温かいスープなどをいただきました。