Translate

2022年8月1日月曜日

7/28(木) 美竹公園の都市計画の変更(素案)意見交換会 報告

7月28日(木)、渋谷一丁目共同開発事業に関連して、美竹公園の都市計画変更に関する意見交換会(渋谷区主催)が開かれました。

多目的ホールを美竹公園地下に作るため、立体都市公園制度を利用して、公園区域から地下を切り離す必要があります。LINKPARK(ヒューリックなど)の施設(多目的ホール)をつくるために、このような切り分け=都市計画変更が必要になるわけです。

この会は、広報・区HPに掲載されただけで、区から住民や公園利用者への積極的な呼びかけはなし。近所に住んでいる人で、私たちのチラシではじめて知ったという人もいました。商工会館の会場には参加者が15人くらいしかいませんでした。しかも奇妙なことは、区HPには、会場実施はインターネット配信を見られない方を対象にしているとの記載があり、ネット配信が主力なようですが、それは区による説明映像にすぎず、意見交換はできません。

会に出ていた役人は井戸田公園課長、安松まちづくり3課長など10人あまり。最初に資料説明の映像を流したあとに質疑、という流れでしたが、会場からのきびしい質問に対して役人ははぐらかしたり、資料の言葉を繰り返すばかり。本気で「意見を交換」するつもりはあるのでしょうか?

質疑の中では、近所に住む人から、「完成図では、公園が渋谷キャストと同じようなビル前広場にされている。キャストのように地元の人が使えない場所になっては困る」、「樹木は大切だから、可能な限り残してくれ」、という意見など。ビルの中にある「いどばたひろば」「陽だまりひろば」のスペースは誰でも使えるのか、という質問に対しては、入居者のみ利用可能だとの回答。

野宿者の強制的な追い出しをしないと約束できるか、という質問については、まだ工事の予定は決まっていない等としてまともに答えませんでした。工事の予定が決まっていないなら、なんのために都市計画を変更しようとしているのか意味不明です。

同事業敷地の地下にある体育館跡を多目的ホールになぜ利用しないのか?という質問にも、「寝そべられないベンチ」とインクルーシブな公園という理念は矛盾していないか、という質問にも答えようとしませんでした。

渋谷区は、業者との契約と並行して、都市計画変更の手続きを進めていくつもりのようですが、とても納得できる状態ではありません。


※※※※

8月5日まで、都市計画素案に対して意見が提出できます!

ぜひあなたの声を渋谷区にぶつけてください。

https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kankyo/toshi_keikaku/mitake-park_toshikeikaku.html

---意見の提出方法

令和4年8月5日までに、はがき・便せんなどで、住所・氏名を記入の上、〒150-8010(住所不要)渋谷区役所本庁舎11階公園課公園事業調整主査へ郵送(消印有効)、メール(sec-kouen-jigyo@shibuya.tokyo)またはファックス(03-5458-4946)で。


0 件のコメント: