2022年12月10日土曜日

美竹公園テント住人Sさん・Kさんの弁明書(12月8日渋谷区に提出)

Sさん

テントがない時も含めて、美竹公園周辺での暮らしが6年になります。この2年、テントを張れるようになって、やっと安心して暮らすことができるようになりました。

それをなぜ奪うのか?

他に行く場所がないし、お金もない。何のあてもない。

日払いの少ないお金で生活している者の気持ちを理解してほしい。

希望を奪うものとしか考えられないやり方だと強く感じる。

今は、あれこれ考えてしまうので、夜も安心して眠れない。何かに押しつぶされそうな感じが毎日続いている。明日がどうなるかと思うと何にも出来ない。

生活を壊して、渋谷区は何も考えないのか?

生活の土台を奪うようなものとしか考えられない。

安心できる状態を提示してほしい。

もっと誠意をみせてほしい。

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Kさん

荷物をどかせと言われても他に場所がない。行くところがない。公園を出ろというなら移転先を出せ。美竹公園に来る前は新宿駅でダンボールを敷いて寝ていたが、からだがキツかった。朝4時には出なければならない。それでも屋根があるだけマシで、渋谷は雨露をしのげる場所すら無い。渋谷区職員は一度寝てみればいい。テントは絶対に必要だ。福祉の紹介でアパートで生活したこともあるが、働いた分の収入を申告しなければならない。その分、生活保護費から天引きされて、手元に金はほとんど残らない。アパート更新するにも金がかかる。馬鹿馬鹿しくなってまた路上に出た。働けるうちは自力で働いてやっていく。テントさえあれば何とかやっていける。
渋谷区はたぶん俺たちのことを人間だと思っていない。そうじゃなければ10月25日みたいなこと出来るはずがない。人間らしく扱え。アパートで滞納しても最初に水道を止めたりしない。弁明機会付与書を何度も公園の表に貼るのをやめろ。どいてほしければ最優先で移転先をとにかく出せ。話はそれからだ。



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