2022年11月24日木曜日

11月17日 美竹公園のテント・荷物に除却のための「弁明機会付与通知」


わたしたちは、渋谷区公園課に対して話し合いを持つように強く働きかけてきた。
また、公園課の担当者(井上主査)は、私たちと井戸田課長との話し合いのため日程調整をすると言明してきた(注)。
しかし、公園課が話し合いを先延ばしにしている最中の11月17日18時30分、井上主査など公園課職員7,8名が美竹公園に来訪し、「弁明機会付与の通知書」をテントや荷物に貼った。

弁明機会の付与は、行政が不利益を与える処分する際に必要となる、法的な手続きだ。今回の場合は、テントや荷物を撤去しろという命令に対しての弁明機会となる。しかし、これは撤去に向けたステップに過ぎず、次には(都市公園法を根拠とした)除却命令が発せられ、それに従わない場合は、対象者の代わりに行政が荷物を撤去する、行政代執行のプロセスに入ることになる。つまり、弁明機会の付与から代執行(強制排除)までは、行政にとって既定の流れであり、弁明機会の付与こそが強制排除の入口となるものだ。
各地の事例によれば、弁明機会の付与から代執行までは、早ければ1ヶ月くらいしかない。渋谷区は、年末までには代執行を予定しているものと思われる。

それにしても、10月28日発表の区の公報で、10月25日の公園閉鎖について「このたびの公園の利用禁止は、公園内にいる方々を排除することを目的としたものではございません」「区では、引き続き、福祉的アプローチを行ってまいります」と白々しい物言いをした舌の根も乾かないうちに、平然と強制排除の手続きを始めるとは、渋谷区はどこまで、野宿者をコケにするつもりか?
しかも、話し合いを引き延ばしたあげくのだまし討ちである。

渋谷区は、強制排除を2度とするな。
渋谷区は、行政代執行へのプロセスを今すぐ中止しろ。

長谷部健区長ひきいる渋谷区に対し、あらゆる機会に抗議の声を届けていただきたい。

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長谷部健区長・渋谷区総務部総務課(石井道久統括課長・参事)-区長への意見、人権問題
、ダイバーシティ推進
03-3464-3395
渋谷区土木部公園課(井戸田智司課長)
03-3463-2888
まちづくり推進部まちづくり3課(安松真理子課長)-渋谷一丁目地区共同開発事業担当
03-3463-2628
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(注)近日、渋谷区公園課と以下のようなやりとりがあった。

10月31日(月) 井上主査から、11月2日13時から話し合いをしたい、と電話
11月1日(火) 井上主査から、井戸田課長が体調不良のため明日の話し合いをキャンセルしたい、と電話
11月7日(月) ねる会議から、井上主査に話し合いの日程を今週中に連絡するように電話
11月11日(金) 連絡がないので改めて井上主査に電話。井上主査から、話し合いの日程について、来週前半なら明日午前中、再来週なら来週電話する、とのこと
11月12日(土) 井上主査から、来週では都合がつかない、調整して、また週明けに連絡する、と電話
11月17日(木) 井上主査らが弁明機会の付与通知書を美竹公園に持参

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