「ねる会議」は、 宮下公園で寝ることをきっかけに、2017年初頭から、野宿者としての生活や人権を守り、たたかいとるために、渋谷・新宿などで野宿者を中心に活動しています。
「ねる」場所を守る作戦や考えを「ねる」ための会議、が団体名の由来です。
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2021年8月2日月曜日
7月29日 渋谷区1丁目開発事業について、渋谷区交渉
公園課大野氏(4月から同事業担当)、まちづくり3課中島課長、両名と交渉を行いました。
公園は事業者が整備するが公園の地上部分に定期借地権を設定せず、整備費について借地料から棒引きする形で補填する、というスキームは実施方針に記されていないが、中島課長によれば以前から決まっていたことだという。
それならば、公園は事業から外せばよかったではないか、と意見したところ、民間が事業として成り立つ条件を勘案したら、事業用地を大きくする必要があった、との答え。要は大きな建物を事業者に作らせるために公園を事業敷地に入れ込んだということだ。行政財産として賃貸など出来ない公園に対する脱法的やり方ではないだろうか。
■ 交渉の内容
○ 保健所移転について
→ 保健所が分庁舎を使うのは7月31日まで。8月以降はまちづくり3課が建物の管理を担当する。警備を含めて現場の管理体制は変わらない。現在はアートギャラリーをやっているけれど、今後の使い方は決まっていない。
○ 募集要項について
→ 8月に募集要項を公表する。8月のうちのいつかは決まっていない。
○ 公園課大野さんへの引き継ぎについて
宮下公園で人権侵害があったことは引き継がれている? → はい
私たちの要望書は共有されている? → はい
○ 定期借地権について
公園の地上部分に定期借地権を設定しないというのは、どういった経緯?
→ 制度的な理由。もともとのスキームであって、急に決まった話ではない。
○ 公園の指定管理者について
指定管理者を決めるのは区か事業者か?
→ 事業者が推薦する。最終的には区が決める。
開発事業と指定管理者の契約は別の契約か?
また指定管理者の契約は随意契約か?
→ 確認します
○ 業者への土地の引き渡し・公園の閉鎖について
「引き渡せる状態」ってなに?
→ 工事ができる状態。野宿の人がいたら、工事できないと認識している。
野宿の人がいるかぎり、急に締めたりしない、と約束してほしい。
→ 自主的に移動していただくように云々。人を強制的に動かすことは法律上はできないと認識している。ものについては行政代執行などがあるけれど。
テントなどのモノの撤去は人の排除と同じであることを認識してほしい。
公園を閉める計画はあるの?
→ まったくない。事業が始まるまで、いまのところは閉めない予定。
突然しめるようなことはしないのか?
→昨日今日の告知で閉めることはありえない
いままで渋谷区はそういうことをしてきたが、今回はしないということですね。
○ 夜間施錠について
→答えられない。現時点で決まっていないし、募集要項公表時点でも決まらない。開園前に決めることになると思う。
開園時間を昼間だけなどに変更するのは指定管理者の一存でできるのか、
行政官と指定管理者の協議のみでできるのか、議会への付議が必要なのか?
→ 確認します
○ 土地の一体性
もともとは旧児童会館のみの計画だったのに、なぜ美竹公園含む土地に広がってるの?
→ 民間が事業として成り立つ条件を勘案したところ、事業用地を大きくする必要があった(左記、中島課長の発言)
児童会館跡以東と美竹公園の地下部分まで含めて一個の建物が作られるという想定か。
→ そのとおり
→ 美竹公園部分については、建物の上に土がかぶさってその上に公園ができる想定?
→ そのとおり。
キャストなどと連結する計画はある?
→ いまのところはない
○ 私たちの要望について
事業者にも私たちの考えを伝えてくれ。
→ 事業者が決まったら最終的にはお伝えする。
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