2022年6月28日火曜日

6月13日 ヒューリックに質問・要望書を提出

 梅雨の晴れ間の6月13日、「渋谷一丁目共同開発事業」の事業提案者「LINK PARK」の代表企業・ヒューリックへ7名で向かった。

ヒューリックは飛ぶ鳥を落とす勢いの不動産会社で、「あ!また ヒューリック」という街頭広告をよく見かけるようになった。

ヒューリック本社ビルは小天満町から徒歩3分の立地。地上階はガラス張りで、自動ドアを入ると広いロビーの奥に受付がある。

さっそく私たちが受付で「LINK PARKの責任ある方とお会いしたい」と伝えたところ、「取り次ぎ先が不明だとご案内できません」。「今日の午後行きますと電話はしました」と言うと「お約束がある方だけしかお取りつぎできません」。そのうち警備員が割り込んできて、「渋谷区に行ってください」と言い出す始末。

受付横にあるエレベーター前に、じっとこちらを見ている男があり、何者か尋ねても答えようとしない。胸にはゲストの名札。

警備員が不法侵入だから警察を呼んだと告げる。受付でやりとりしているだけで立ち去るように促されてもいないのになぜ??

エレベーター前の男が警察を呼んだのかと警備員に聞くと、存じ上げない方です、とのこと。

申し入れ書はどこで受け取っているのか? と受付に聞くと、「そういったものを対応したことがない」。外部の意見は一切聞かないのが会社の姿勢なのか? と尋ねると、「私からはお答えできません」。公共的事業なんですよ、と指摘したところ、またも横から警備員が「こちらでお受けとりすることはできません」と答える。ヒューリックとは別会社の警備員が答えるのはおかしい、と紛糾。


かれこれ30分すぎたころ、エレベーター前の男が突如しゃしゃり出て、「私はヒューリックの顧問弁護士のフカザワと言います」「警察がくるまで話しましょう」と両手を広げた。しかし、バッチもつけていないし、弁護士事務所も言わない。本物なの? と言うと、フカザワ氏は「本物じゃなくていいです」。申し入れ書を提出したいと言ったところ、自称弁護士は「渋谷区のプロジェクトで事業予定者なので答える権限がない」。質問内容も見ていないうちに何を言っているのか、一般的な企業倫理についての質問もある、と言っているところに、警察官が5、6名が登場。フカザワ氏は「申し入れ書を受け取ることはやぶさかではないが、立場上、ご回答できません」。たとえば野宿者の人権への姿勢も立場上答えられないのか? と聞くと、フカザワ氏は「答える義務がありません」。

LINK PARKが事業計画として公開している内容についての質問だ、と言っても、「そういうことについても渋谷区にお問い合わせください」「渋谷区が窓口です」。渋谷区が答えられないから来ているんだ、渋谷区が力づくで追い出しをする懸念を伝えに来ているんだ、人の生き死にがかかった大切な話なんだ、と言ったところ、フカザワ氏は「回答をお約束できない」

押し問答は続いたが、フカザワ氏は、私たちの文書を内部で共有して内容によっては検討する、ということであったので、申し入れ書を手交することにした。フカザワ氏は最後まで自らを明らかにしようとしなかったが、「この件をヒューリックから委任を受けている弁護士です」ということだった。


公園でキュウリなどを食べて休憩した後、ヒューリック前で抗議情宣を行った。



ヒューリックはわたしたちの申し入れに対し、終始、対話する姿勢がなかった。多様な立場の人が利用する公園の整備を行う資格がない。

ヒューリックは、わたしたちの質問に誠実に回答し要望を実現しろ。




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