2019年6月19日水曜日

渋谷署の不当な身体捜索・家宅捜索を許さない!!

6月18日(火)朝7時半。「渋谷警察です」。聞き慣れない声が、突然、Cさんのテントに響いた。
Cさんが寝ぼけ眼で外に出ると、立ち並んだ警官が「6月2日の公務執行妨害の件で住居と身体に対する捜索差押令状が出ています」と言った。Cさんがメモをとろうとすると、「それなら見せない」と令状を隠した。
渋谷署・警部補キジオカの指揮は、不当を極めたものだった。
身体捜索令状を一瞬しか示さず、Cさんが「令状の内容を確認できていない」と主張しても、キジオカは「必要ない」の一点張り。家宅捜索令状の対象品目のページに至っては、意図的にすっ飛ばした。キジオカはCさんに指摘され、しぶしぶ該当ページを見せはしたが、それでも内容を確認できる時間は全くなかった。
そもそも被疑者名はBさんになっていたが、Cさんへの捜索とBさんの被疑事実には関連があるとは思えない。
また、Cさんは当然の権利として、家宅捜索の立会人になることを承諾した上で、隣人も含めた複数人での立ち会いを主張した。しかし、キジオカは応じることなく、「排除! 排除!」と怒声をあげ、すでに20名近くに膨れあがった警官の内の数人が、強制的にCさんをテントから引き離した。
捜索令状の当事者である家人が、立会を拒否されるという異様な事態だった。
渋谷署は楯や人壁によってテント周辺を立入禁止にして、「立会人として認めろ」とのCさんの声には全く耳を貸そうとしなかった。1時間以上が経過した頃、いままで見たこともない人物が到着。その立会人と思われる人物ともに1時間30分ほどもテント内外を捜索した。
捜索後、キジオカはCさんに押収品目録を要求されると、「関係ない、終了した」と言い放った。不当な捜索を受けた上に、Cさんは押収された物件すら知らされなかった。
渋谷警察署による今回の身体捜索・家宅捜索は違法の疑いが極めて高く、あきらかな人権侵害だ。到底、容認できるものではない。
オリンピック状況下における一連の弾圧である、不当逮捕に続く不当な捜索を私たちは絶対に許さない。
渋谷署はBさんを即時釈放しろ!
渋谷署はCさんに謝罪し押収品を即時還付しろ!

2019年6月19日
6.2渋谷区仮庁舎野宿者排除弾圧救援会

※東京地方裁判所刑事部に対して準抗告(異議)を申し立てました!

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