2019年5月14日火曜日

美竹公園に暗雲!

4月26日の仮庁舎解体説明会の時、第三仮庁舎跡地について渋谷区は更地にするとしか答えようとしなかった。地域住民が美竹公園に戻すと聞いている、と言っても、総務課長は土木部からは更地の後は具体的に決まっていないと聞いていると答えた。
当ブログで報告しているように、第一仮庁舎を解体した(約2年)後に、第一から第三までの跡地を一体的に開発する計画を都・区で進めている(渋谷区役所仮庁舎跡地共同開発事業)。
第三仮庁舎は美竹公園に建てられたものだ。解体後、美竹公園に戻すという当たり前の話に暗雲が立ちこめてきている。
また、解体工事時に、美竹公園のスロープを潰して、その幅で奥まで仮囲いを作る計画になっている。公園課長は、これまで解体工事に公園は使わないと言っていた。話がちがうし、車イスの出入りが出来ないのは大問題だ。
5月9日渋谷区交渉では中村・公園課長(公園プロジェクト担当課長)に、これらの点について問いただした。

――仮囲いで公園の面積が狭くなるのは今までの話とちがう。おかしい。そもそも、狭くする理由は?
中村 解体をしていくにあたり、公園の利用者等に安全の支障があるからです。中の工事がうまくできない。(駐車場内の)ゴミ置き場を撤去するから。
――理由がはっきりしないなら業者に聞いてください。スロープがなくなると車いすの方などの利用が制限される。美竹公園を含め公園をバリアフリーにするという方針と矛盾している。
中村 期間にもよると思います。
――しかも美竹公園は一時避難場所ですよ。地震があった時にどうするんですか。車イスの人はどこに避難すればいいのですか?
中村 それは、ちょっとすいません。
――ここに入れなくなりますよね。
中村 車いすでは入れないかもしれないですけど、下の道のところまでは来れますよ。その後どうやって上げるかというのはありますけど。
――排除になります。知っている範囲でも車いすの方が公園を利用されていますよ。
中村 おひとりですか?
――そうですよ。検討してください。
中村 検討はあるとおもいますけど。
――責任もってスロープを確保してください。
中村 公園敷地が減ることは公園課としても望まないが、安全確保を優先する。
――スロープがないことが危険なんですよ。美竹公園側のスロープをつかえなくするのは国交省省令違反では?
中村 確認する。
――3庁撤去後、公園に戻すという方針は変更したのか?
中村 変更していない。ただ、いつ美竹公園として整備してオープンさせるのかは決まっていない。
――更地の後は決まっていないとの解体説明会の石井課長発言と違うのはなぜか?
中村 公園が美竹公園として、この付近に必要だというのは間違いないです。都市計画として必要となっているので、都市計画を変えないかぎり変わらない。
――3庁跡地が公園になるのかを聞いている。
中村 ここジャストかといわれると決まってない。
――区長発言九月定例会では「第二第三庁舎解体後、第一庁舎が残る2年半程度の間も、~美竹公園については、地域の皆様にご利用いただける空間として確保いたします」とある。区長発言と矛盾するのでは?
中村 確認させてください
――第二仮庁舎跡地と一緒に考えているのか?
中村 それもあるかもしれないですよね。全体をどうするのかという中で公園を考えていくかもしれない。公園課は東京都と話していない。区長発言通りですが、全体の話しの中で場所が本当にあそこか(3庁跡地か)を含めて検討にはなる。
――空中とか。建物の上?
中村 それは分からない。分からないけど、公園としてはなくすことはないと思いますよ。

中村課長の発言は驚くべきものだ。3庁跡地が公園になるかどうかは「全体の話の中で検討する」、「ここジャストかと言われると決まっていない」。
一体、渋谷区は何を企んでいるのか!?
宮下公園の二の舞になるのか!?


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