渋谷区が三井不動産をパートナーに選び、 2020年のオリンピック・ パラリンピックの開催をもにらんで進めているのが「 新宮下公園等整備事業」です。公園の商業施設化、 持てる者による公園の私物化など認められません。 いうまでもなく、公園はみんなのもの。 さまざまな理由から住まいを失った野宿者の「避難場所」 でもあるのです。
渋谷区、三井不動産は「新宮下公園等整備事業」 を即刻中止しなさい! これまで私たちは、渋谷区に三井不動産にこう訴えてきました。 が、 渋谷区も三井不動産も私たちの声に真しに耳をかたむけたことはあ りません。三井不動産に至っては、 私たちの申し入れ書すら受け取らない始末です。
そんななか、先月10日、渋谷区民、 渋谷区議が原告となり渋谷区を相手取って「 新宮下公園等整備事業」に異議を唱える住民訴訟を起こしました。 この「事業」を始めるに当たり、渋谷区は三井不動産に、 宮下公園の土地をそれはそれは安く貸し出しました。 これを区民の損失額として計算すると、 実に220億円にも上るとのこと。長谷部区長は責任を取るべし、 と求める訴訟です。 公園を野宿者はもちろん誰でも利用できる場所ではなくしてしまう 「事業」である点についても、「地方自治法」 などからハッキリ違法と主張していく訴訟でもあります。
ほかにも、提訴というかたちではないにしろ、この「事業」 に反対する渋谷区内のグループが新たに活動を開始したと聞きます 。
そう、私たちの仲間が増えてきたのです!
ハチ公前で情宣をしていると、 若者からこんな声が寄せられました。「おれ、宮下(公園) 大好きだったんすよ、みんなでたまれるし」「今、 駅の近くの公園って美竹(公園)しかないじゃないすか、 でもあそこせまくて…」 この若者は「しょうがないから、 おれたちハチ公前でたまってんすよ」とも。また「 36年渋谷に住んでる」という方は「渋谷区ってヒドいのよねえ、 宮下公園の工事もダメよね、あなたたちガンバって!」 とエールを送ってくださりました。
私たちの居場所をうばうな! 宮下公園をかえせ! さらなるたたかいをともに!
(宮下公園ねる会議)
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